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ガジュマルはどこまで大きくなる?ガジュマルをもっと大きくさせるコツ

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観葉植物の中で太い幹が可愛らしく、独特な形をしているガジュマル。幸福をもたらす精霊キジムナーが宿る木と言われており、ホームセンターや100円ショップで流通していて見かけたことがあるかと思います。

このガジュマルは、どこまで大きくなるのかご存知ですか。また、育ててみたいけど、どのように育てたらよいだろうと気になる方もいらっしゃると思います。

そこで、この記事では以下のことをご紹介します。

  • 自生しているガジュマルや栽培している場合のガジュマルはどこまで大きくなるのか
  • 大きく育てたい場合の方法
  • 植え替え・剪定・挿し木の手順

この記事を読んでいただくことにより、基本的なお手入れ方法がわかり、初心者でも安心して育てることができるでしょう。育てる際のポイントなどをお伝えしていきますので、是非、最後までご覧ください。

日常のお手入れがとても簡単ですので、成長していく様子を楽しみながら育てていけると幸いです。

目次
  1. ガジュマルのサイズはどこまで大きくなるのか知りたくないですか?
    1. 丈夫で育てやすく観葉植物の中でも人気の品種であるガジュマル
    2. 成長速度がはやい植物なのでぐんぐん大きくなる
    3. さまざまなパターンのガジュマルの大きさを紹介します
  2. 自生のガジュマルの場合はどこまで大きくなるの?
    1. コンクリートを貫くほどの生命力を持つガジュマル
    2. 別名しめ殺しの木と呼ばれることも
    3. 最大20mほどの巨大サイズまで大きくなると言われている
    4. 世界遺産のアンコールワットにもガジュマルが巻き付いている
  3. 栽培している場合はどこまで大きくなるの?
    1. 栽培方法や鉢の大きさ・日光の当て方によって大幅に変わる
    2. 土栽培の場合は○mまでは大きくなる
    3. ハイドロカルチャー栽培の場合は成長が緩やかなのであまり大きくなることはない
    4. 実生苗からや種植えからの場合は太く大きくなる場合が多い
  4. より大きく太く育てたい場合のやり方
    1. 適した時期に剪定を行い枝や幹にしっかりと栄養を届ける
    2. 年に一回は植え替えをして徐々にサイズをアップしていく
    3. 日光の当たる環境でしっかりと育てる
    4. ガジュマルの周りに挿し木をして増やして大きく見せる
  5. 植え替え・剪定・挿し木のやり方
    1. ガジュマルの植え替え方法
    2. ガジュマルの剪定方法
    3. ガジュマルの挿し木のやり方
  6. ガジュマルはどこまで大きくなる?ガジュマルをもっと大きくさせるコツのまとめ

ガジュマルのサイズはどこまで大きくなるのか知りたくないですか?

生命力が強いといわれているガジュマルは、一体、どこまで大きくなるのか気になりませんか。

ここから、ガジュマルについて詳しく解説していきますので、どのようなガジュマルをどのように育てていきたいか迷っている方は、参考にしてみてくださいね。

丈夫で育てやすく観葉植物の中でも人気の品種であるガジュマル

丈夫で初心者でも育てやすいガジュマル。葉が増えすぎて切ってもまたすぐに新芽が生えてくるので、見た目を自分好みに変えることができます。

良く目にするガジュマルは100円均一で売られている小さめのものではないでしょうか。幹の形が独特なのが特徴的で、ぷっくりとした幹がキュートで形をしたものが最もポピュラーで人気があります。

成長速度がはやい植物なのでぐんぐん大きくなる

ガジュマルは成長がとても早いため、育っていく過程を見る楽しさを味わうことができます。大きくさせたいか、小さいままで可愛らしく飾っておきたいかで、お手入れの方法が異なります。

お好みに合ったサイズで育てることが可能ですので大変おすすめの観葉植物です。

さまざまなパターンのガジュマルの大きさを紹介します

ガジュマルには複数の種類があり、大きく3つに分けられ、それぞれ大きさが異なります。

  • 10センチほどの卓上サイズ
  • 1~3メートル位になる、置き型タイプ
  • 高さ20メートルほどにもなる樹木

自生のガジュマルの場合はどこまで大きくなるの?

 自生のガジュマルは、なんと最大20メートルほどにもなるといわれていて、このことから、生命力がとても強いことがわかります。

コンクリートを貫くほどの生命力を持つガジュマル

ガジュマルは花が咲くことがあるので、花言葉を持っています。

幹の途中から気根という根をだし、気根がコンクリートを貫くほどの強い生命力があるため、「健康」と花言葉が付けられたといわれています。エネルギーに満ち溢れていて、見ているだけでパワーが湧いてくるような感覚にさせられる生育旺盛な観葉植物です。

別名しめ殺しの木と呼ばれることも

ガジュマルは幸運をもたらす木ともいわれていますが、実は、別の言い伝えも存在しています。

ガジュマルは幹から気根という根を出して、周りの岩や他の植物などを巻き付けてぐんぐん生長し、巻き付かれた植物はやがて枯れてしまうことから「しめ殺しの木」と呼ばれています。

気根を地面に向けてのばすのが特徴的で、しめ殺しの木は通称「カーテンフィグツリー」とも呼ばれています。直訳すると「カーテンのように根をつくったイチジク(フィグ)の木」 という意味です。ジブリ作品の「天空の城ラピュタ」に出てくるモデルとなった樹といわれています。

最大20mほどの巨大サイズまで大きくなると言われている

観葉植物の中で最も生命力が強いガジュマル。自生のものは20m以上にもなり、巨大化しながら生長している木が存在しています。周りの植物や岩、建物などに絡みつき生長し続けているのです。その姿は長い年月と神秘的な雰囲気を感じさせてくれます。

世界遺産のアンコールワットにもガジュマルが巻き付いている

ガジュマルは、カンボジアのアンコールワット遺跡は、先ほどお伝えしたジブリ作品の天空の城ラピュタのモデルとなった場所であると多くの人に知られています。

世界遺産、アンコールワット遺跡内の「タ・プローム」が、巨大なガジュマルに侵食されているという意味でもとても有名です。

「このまま放っておくと遺跡が潰されてしまうのではないか」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今のうちに見ておきたいところですね。生命の力・自然の力に圧倒されてしまうこと間違いないでしょう。

栽培している場合はどこまで大きくなるの?

ガジュマルを家庭で栽培する際は、どこまで大きくなるのか気になりますよね。あまりにも大きくなってしまうと返って大変なことになり、困ってしまうと思います。

自生のガジュマルと異なる点について解説しましょう。

栽培方法や鉢の大きさ・日光の当て方によって大幅に変わる

ガジュマルは生命力が強く、ぐんぐん生長していくため、小さめの鉢のままでは根が窮屈になり、育ちにくくなってしまいます。そのため、段階的に鉢の大きさを変えるとことをおすすめします。

そして、とても日光を好む植物ですので、日当たりがあまりにも悪いと葉が緑のまま落ちてしまい、丸坊主のような状態になってしまいます。室内ではなるべく窓やベランダの日が差し込む場所へ置くと良いでしょう。

土栽培の場合は○mまでは大きくなる

日当たりの良い場所での土栽培ではどこまで大きくなるのかというと、おおよそ2mくらいまで成長できるといわれています。室内で育てる場合はそれなりの鉢も必要になり、圧迫感もありますので、自分好みの大きさで留めて置くと良いでしょう。

成長速度は5年で1m育つものや、たった1年で1m育つものがあり様々ですが、自然にとても元気良く育つ植物であることはお解りいただけると思います。

ハイドロカルチャー栽培の場合は成長が緩やかなのであまり大きくなることはない

土で育てる場合と違って、ハイドロカルチャーで栽培する場合は、成長がゆるやかになる傾向があります。大きくなりすぎることがないため、インテリアとしてピッタリです。

ハイドロボールは無機質な用土のため、元気に育てたい場合は、肥料で栄養補給することをおすすめします。土栽培よりも根がデリケートであり、肥料の与えすぎは根腐れの原因となるため、水耕栽培専用の液体肥料を使用すると効果的です。

実生苗からや種植えからの場合は太く大きくなる場合が多い

根っこが太く、ぷっくりとした形が特徴的なガジュマルは、実生(種から育てること)で育てている場合がほとんどです。挿し木はスレンダーな形になる傾向があり、気根を肥大化させたい場合は、不可能ではないがとても時間がかかるそうです。

そして、実生苗はたいへん珍しく、ホームセンターなどではあまり売られていません。ネットショップでたまに売られているときがあるので見つけた際はチャンスです。

より大きく太く育てたい場合のやり方

インテリアとして飾っておける小さいサイズのガジュマルも魅力的ですが、大きく育てたいという方もいらっしゃると思います。

そこで、大きく育てる方法がありますのでご紹介します。是非、参考にしてみてくださいね。

適した時期に剪定を行い枝や幹にしっかりと栄養を届ける

ガジュマルは、成長速度が速いため、良く育つ時期の5月~7月に剪定を行うと良いでしょう。この時期は、ガジュマルの生育期にあたるので、剪定しても新芽が元気に生えてきます。遅くても夏までに行うようにしてくださいね。

この時期以外に剪定をおこなってしまうと、ガジュマルに負担がかかり、成長しにくくなり、最悪枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

年に一回は植え替えをして徐々にサイズをアップしていく

ガジュマルは成長の段階に応じて、鉢の植替えをしてあげることで、育ちやすくなります。一年に一度行っておくと良いですね。根が窮屈になり、最終的に枯れてしまうことがありますので注意する必要があります。

この時期にすることで、根が安定し、安心して冬越しができるのです。

日光の当たる環境でしっかりと育てる

ガジュマルは日光が大好き。陽の当たる場所でしっかり育ててあげるようにしましょう。

室内では日当たりの良い場所に、日があまり当たらないお部屋の場合は少しの時間でもベランダに出してあげるなど工夫するだけでも大分違ってきます。

ガジュマルの周りに挿し木をして増やして大きく見せる

ガジュマルは剪定したあとに、挿し木として増やすことができます。周りに挿してあげることで、よりボリューム感が出て、ぐんぐん育っていくことから更に大きく見せることができます。

とても簡単な方法ですので「大きく育てたい。大きく見せたい。」とう方は試してみてくださいね。きっと、成長過程を大いに楽しむことができるでしょう。

植え替え・剪定・挿し木のやり方

ガジュマルは成長と共にお手入れをしていく必要があるため、ここからは、植替え・剪定・挿し木のやり方について詳しくご紹介します。長く育てていくために重要なポイントをお伝えしますので、実践してみてくださいね。

ガジュマルの植え替え方法

各栽培方法に合った植替え手順を説明します。それぞれ異なっていますので、頭に入れておくようにしましょう。

土栽培の場合

  1. 土を乾燥させておいたガジュマルを鉢植えから取り出す。
  2. やさしく手でほぐしながら根に付いている土を取り除く。
  3. 不要な根があれば取り除く(基本、取り除かなくても良いが、黒い根や細長い根があれば取り落とすと良いでしょう。)
  4. 新しい鉢に、鉢底ネットを敷き、鉢底石を、鉢底が見えなくなるまで入れる。
  5. 鉢底石が隠れる程度に土を入れる。
  6. ガジュマルを新しい鉢に植え、土を入れて固定する。(※この時に、ガジュマルの根が入り組んでいるため、細い棒や割りばしなどを利用して土を詰めていくと安定感が高まります。)
  7. 最後に、鉢の底穴から水が漏れるくらい、たっぷり水やりをして終了です。

水耕栽培の場合

  1. 根っこに付いている土を水でやさしく洗い落とす。
  2. 容器に、根腐れ後防止剤を入れた後にハイドロボールを入れる。(※1/5~1/3位までが目安)
  3. 洗ったあとのガジュマルの根をやさしく広げながら、容器の中央に置く。
  4. 更にハイドロボールを入れて、ガジュマルの木を固定する。( ※この時に、隙間なくハイドロボールを入れると安定感が良くなります。)
  5. 容器の中に、水を1/5位まで入れて完了です。
  • 水やりのタイミングは、水が無くなったら容器に水を1/5位まで入れることを繰り返すようにしましょう。
  • 薄めた液体肥料を月に2回ほど入れると元気に育ちます。

苔玉栽培の場合

  1. 苔玉は乾燥しているため、バケツに水をはって水分を吸収させておく。(※苔玉は浮いてきてしまう可能性があるので、板などで抑えておくと良いでしょう。)
  2. 根に付いた土をやさしく落とし、黒く傷んだ根や細い根をカットする。
  3. 十分に水分を吸収したら、苔玉の穴に、ガジュマルの根をやさしく入れる。
  4. 根が張り過ぎて、苔玉の中に入りきらない場合は根切りをしましょう。(この時のポイントは、根を斜めに切り落とすことです。水分を吸収する表面が広くなり、効果的です。)
  5. 根と根の隙間や空いたスペースを埋めるように、観葉植物用の土を入れ固定する。

〈補足〉

苔玉栽培の場合の水やりは、あげ過ぎないように管理することが大切です。水のあげ過ぎによる根腐れを防ぐために、表面が乾いてきたら霧吹きスプレーで水をあげてくださいね。

  • 植え替え直後のガジュマルは、暑さでダメージを受けないように直射日光を避け、明るい日陰やカーテン越しの明るい場所置くようにしましょう。
  • 基本的に、ガジュマルは5度以下の寒い気温だと育たないため、室内の温度に気を付けるようにしましょう。

もともと亜熱帯木地方で自生する植物で太陽を好むため、様子を見ながら日光の良く当たる場所に移動させてくださいね。

ガジュマルの剪定方法

ガジュマルの剪定方法は「切り戻し」「丸坊主」2種類ありますのでご紹介したいと思います。葉っぱの様子やお好みに合わせて剪定をおこなってくださいね。

剪定を行う際の注意事項として、ガジュマルはゴムの木であるため、剪定した切り口から白い液体が出てきます。肌に触れるとかぶれてしまう可能性がありますので、ゴム手袋を付けてから行うことをおすすめします。

【切り戻し】

準備物:ゴム手袋・剪定用のハサミ・必要に応じてノコギリ・癒合剤

  1. 1 予め、ガジュマルの切り戻し後をイメージしておく。
  2. 真上に向かって伸びる枝の先端をカットする。この時に枯れている枝がある場合は根元から切り落とす。
  3. バランスを見ながら、外や内側に飛び出すように伸びている枝をカットする。
  4. 重なり合っている枝がある場合はどちらかを根元か途中でカットする。
  5. ガジュマルの根元から生えている枝を切り取る。
  6. 切り口に癒合剤を塗り、雑菌を防いで完了。

【丸坊主】

準備物:ゴム手袋・剪定用のハサミ

  1. 丸みのある幹を残し、全ての枝葉を切り落とす。
  2. 1週間ほど直射日光を避けて管理する。
  3. 新芽が出てきたら日当たりの良い場所に移し完了。

 

どちらの剪定方法でも、水や肥料の与えすぎに注意すれば元気に新芽が出て育っていきます。

とても簡単な方法ですので、愛情を込めてお手入れしてあげるときっとガジュマルも喜ぶことでしょう。

ガジュマルの挿し木のやり方

剪定した元気な枝を挿し木にして増やすことができます。

  1. 1鉢に観葉植物用の土を入れ、半分くらいまで挿す。
  2. 水をたっぷりあげ、1~2週間くらいは半日陰で土が乾かないように管理する。
  3. 3週間経過したら液肥をあげる。
  4. 日当たりの良い場所に移し、日光の光に慣れさせていく。

※水やりは頻繁にせず、土が完全に乾いたらするようにしましょう。

ガジュマルはどこまで大きくなる?ガジュマルをもっと大きくさせるコツのまとめ

ここまで、ガジュマルがどれくらい大きくなるか、また、育て方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。ガジュマルが観葉植物の中で最も生命力が強い植物であるということはお解りいただけたかと思います。

この記事でポイントは、以下の通りです。

  • 自生のガジュマルは最大20mほどにもなる
  • 栽培方法によってどこまで大きくなるかが異なる
  • 適切な時期に、鉢の植替え・剪定・挿し木をすることで元気に増やしたり育てることができる。
  • 日光が大好きで成長速度が速い
  • 寒い時期は育ちにくい

とても個性的な形をしたガジュマルは種類が多く、複数育てて成長していく過程を楽しむことができるため、とても人気があります。特に、丸く可愛らしい葉っぱと独特な形をした幹は神秘的な雰囲気を漂わせ、癒しを求めている人にはピッタリな観葉植物ではないでしょうか。ガジュマルは幸運をもたらすと言われているため、ワンランク上のギフトとしても大変おすすめです。

TOKYO KOTOBUKIENでは様々な観葉植物をご用意しておりますので、是非ご覧いただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。