大きいガジュマルはどのぐらいのサイズなの?育てる方法も解説

大きいガジュマルはどのぐらいのサイズなの?育てる方法も解説
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目次

皆さんはガジュマルをという植物をご存じでしょうか。 ガジュマルとは、日本やインド、オーストラリアに生息する常緑樹で、部屋に飾るインテリアブランドとしても有名な植物です。 人気の理由の1つとしてガジュマルは「神の宿る木」や「多幸の木」とも呼ばれており、縁起の良い木とされている為、ギフトやグリーンインテリアにピッタリですよね。 しかし『時間をかけたが大きいガジュマルが育たなかった・・・』なんてことになりたくないですよね。あなただけのお気に入りのガジュマルを育てるには最低限の知識は必要です。 そこで本記事では
  • ガジュマルを観葉植物として人気の理由
  • ガジュマルの大きさはどのくらいのものがあるのか
  • 大きいガジュマルを育てる方法
  • ガジュマルを実生苗や種から育てる時の注意事項
  • 大きいガジュマルにする為に与える肥料
これらについて紹介します。 ガジュマルは観葉植物ブランド店でも必ずと言っていいほど扱われており非常に人気が高いです。 これからガジュマルを育てたいと悩んでいる方や、既に育てているがもっと大きいガジュマルにしたい方、ギフトにプレゼントしたい方も必見の内容となっておりガジュマルの良さから育て方まで紹介しているので是非最後までご覧になってください!

大きいサイズのガジュマルを見たことはありますか?

ガジュマルの大きさの話になりますが、最高どこまで大きくなるのか気になりますよね。まずは自生している天然のガジュマル。その高さはなんと20mほどの大きさになるそうです。 しかしガジュマルにも種類があり、グリーンインテリアとして一般的に販売されているものは約10~20cmほどの物から最大で1~3m程の大型のガジュマルもあります。

沖縄などには自生の高さも十分にある大きいガジュマルが存在します

沖縄に自生しているガジュマルの高さは10~20mとなっており、非常に大きいガジュマルとなっています。観光スポットやパワースポットにもなっており、ガジュマルの人気が高いのが分かりますね。

世界遺産アンコールワットにも絡みつくように大きいガジュマルが自生している

カンボジアの世界遺産、アンコールワット遺跡にも大きいガジュマルが自生しています。アンコールワットにあるガジュマルは樹齢300~400年と言われ、大型のガジュマルがアンコールワットと一体化して迫力満点だそうです。 ちなみにガジュマルと一体化しているアンコールワット遺跡はあの有名な映画『天空の城ラピュタ』のモデルにもなっているそうです。そう考えると、ガジュマルにも親近感が湧いてきますね。

沖縄や海外ではガジュマルは精霊が宿る神聖な木とされている

ガジュマルは幸福を呼ぶ縁起の良い木で有名で、別名で『神の宿る木』や『多幸の木』と呼ばれており、世界では幸せを呼ぶ木として人気が高いです。 日本の沖縄では子供の精霊『キジムナー』が宿ると言われておりこれも縁起の良いものとして風水効果があると言われています。この『キジムナー』に関してはこの次の記事で説明させていただきます。 このようにガジュマルは世界でも日本でも縁起物として人気が高く、リラックス効果があるとされています。

ガジュマルに宿る精霊キジムナーの伝説

ガジュマルに宿る『ギジムナー』とは見た目は赤い髪の毛の男の子の妖怪と言われ、精霊とも言われています。沖縄ではガジュマルを大切に育てる人にはその家に幸福をもたらし、人には無害とも言われています。 一方でガジュマルを傷つけたりひどく扱ったりすると祟りがあるとも言われています。そのことから沖縄では『キジムナー』が宿ると言われるガジュマルを大切に扱ってきたという歴史があるそうです。わかりやすく例えるなら座敷童をイメージしてください。

大きいサイズに育て上げるにはどんな工夫が必要なの?

大きいガジュマルを育てるには適切な種植えや剪定、管理が必要になってきます。『なんだか難しそう』なんて思われる方も多いと思います。どれも知っていれば誰でも出来るような簡単なことで、むしろ知っていることが大切なものばかりです。 例えば種植えで言えば『植える前に種を良く洗う』、剪定で言えば『切り落とすのは茎以外』など簡単なことばかりです。そういったものの、細かい方法や理由について紹介しますので是非ご覧になってください。

大きい逞しい見た目のガジュマルにするためにはいくつかのコツが必要

人気が高いガジュマル。皆さんが思い描くような理想の大きいガジュマルに育て上げるにはいくつかコツがあります。水をあげて環境を整えればある程度育ってくれますが、大きいガジュマルに育てるには知識やテクニックが必要です。 そういった苦労の面もあって大きいガジュマルになるかはあなた次第です。とてもやりがいがありますね。ここからは大きいガジュマルに育てるコツをご紹介しようと思います。

大きいガジュマルにするコツ1:実生苗や種植えの状態から育てる

ここからは大きいガジュマルにする管理や育成ポイントを解説していきます。 ガジュマルの種子は好光性種子と呼ばれ発芽に光を必要とするのが特徴です。そのため日光が良く当たる場所に置くようにしましょう。日照不足に陥ると黄色い葉が出てきて落葉しますのでそれを不健康の目印にして確認しましょう。 適温温度は25~30℃で寒い日には温かい場所に置けるように環境に配慮してください。 実生苗から購入を考えている場合は、幹が切られていないものを選びましょう。幹が切られているものはそこから上には伸びず左右に伸びてしまう為です。

大きいガジュマルにするコツ2:剪定・挿し木を適切に行い大きくする

大きいガジュマルにする為の剪定方法になりますが、ガジュマルは生命力がとても強く、どの枝を剪定してもそこから枝が生えてきます。大げさな表現ではなく文字通り一番太い茎を切ってもそこから生えてくるほどです。 そのため剪定に関してはそこまで繊細になる必要はなく、伸びすぎた枝や細く弱い枝など、日光が当たるのに邪魔だと思った枝を切るだけで元気に育っていきます。カットするときには枝の根っこから切るようにしましょう。 大きいガジュマルに育てるために1つだけ注意しなければならないことがあります。それは『幹を切らないこと』です。幹を切ってしまうと上に伸びなくなってしまい、左右に広がって成長してしまうためです。 幹を切るケースはガジュマルに通常の根っこ以外に茎から生えてくる『気根』と呼ばれる根っこを生やしたい場合などが多いです。『気根』とは幹や茎から生えてくる根のことで、栄養吸収の促進や苗を支える太い根になってくれます。園芸好きの方々は気根を立派に育てることも少なくないです。 次は『挿し木』について。『挿し木』とは剪定で切った枝を土にや水に挿して新たにガジュマルを育てる方法です。ガジュマルを増やしたいときに行うものです。挿し木に剪定する枝は生えたばかりの若い枝が良いです。若い枝のほうが根っこが生えやすい、つまり発根率が良いとされているからです。 切った枝の根っこを水洗いし、1.2時間ほど水の入ったコップに入れてからよく湿った土に挿して発根を待ちましょう。2週間ほどで発根しますが、発根してから成長が早いので鉢の大きさに注意してください。

大きいガジュマルにするコツ3:元々大きいサイズのものを購入してそこから大きくする

もともと大きいサイズのガジュマルを購入してそこから成長させる方法を紹介します。 ガジュマルを購入するとき見なければならないのは主に健康面です。病気の原因になりそうな虫はいないか、葉っぱに艶があるかこういった部分に注目して確認していきましょう。 ガジュマルを購入後も大きくさせたい場合は茎が切られていないガジュマルを購入するようにしましょう。茎が切断されたガジュマルは上には伸びず左右、そして下の根を太く成長させていってしまう為です。

大きいガジュマルにするコツ4:生長期に水やりを欠かさず日光に当て冬のシーズンは室内で管理する

ガジュマルの成長期は春から夏にかけて5~7月となっています。 成長期には毎日水をあげてください。室内栽培の場合は2日以上あけて土の表面見て乾いていたら水あげるようにしてください。置き場所は日光が良く当たるところに置いてあげましょう。葉が黄色くなったら日光が足りていないサインです。注意してみるようにしてください。 それ以外の10℃を下回るような秋から冬は休眠期となっていて成長が止まる時期です。適正温度も25~30℃となっているので室内に置いてあげてください。 休眠期の水あげは月に1.2回ぐらいにしてあげすぎないように注意してください。根腐れの原因になっていまいます。

実生苗の植え方と種植えのやり方

ガジュマルの育成を最初から始めるにあたって方法は2種類あります。
  1. 実生苗から購入して育てていく方法。
  2. 種から植えて育てていく方法。
どちらもとても大変であり、『1から育てたい』という人にはとてもやりがいがある育成となると思います。最初から育てるにあたって必要な手順や知識、注意事項をまとめましたので紹介するのでご覧になってください。

どちらの方法も珍しく難しいので値段(コスト)がかかってしまう

どちらの方法も合計値段の面で見れば同じくらいかかってしまいます。 種から購入しても実生苗から購入しても値段も難易度もほぼ変わりません。インテリアとしていますぐ飾りたいのであれば実生苗から購入するのも良いかと思います。 迷っているのであれば、育てる過程そのものを楽しみたいのか、今すぐインテリアとしてほしいのか、そういった目線で考えればどちらが自分に向いているか見えてくると思います。

実生苗の植え方

実生苗の選定はホームセンターや園芸店で購入をする場合、病気になる虫がついていないかチェックしましょう。 あとはガジュマルの葉に艶があり、大きな葉っぱを付けているものを選ぶといいです。植え付けをするときは5~7月が最適です。根っこがまだ出ていない場合は土は常に湿った状態を維持してください。 準備するもの
  • 鉢に植えられたガジュマル
  • 園芸用のハサミ
  • 新品の土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石(軽石)
  • 細い棒(割りばし程度)
  • 新聞紙など捨てられる敷物
 
  1. 新聞紙を敷いてその上で作業する。
  2. 新しい鉢の底に鉢底ネットを敷く
  3. 新しい鉢の底に鉢底石を敷き詰めて、少し土を入れる(鉢の3割ほど)
  4. 鉢からガジュマルを引き抜く。抜きづらければ無理せず鉢の底を軽く叩いて振動を与えながら引き抜きましょう。
  5. 腐ったり、黒くなっている根っこがあればハサミで切る。
  6. 新しい鉢にガジュマルを設置する
  7. ガジュマルの根っこの隙間に土が行き渡るように割りばし等で馴染ませながら土を鉢の縁から下2~3cmのところまで入れる。
  8. 鉢の底から水が流れるくらい沢山水をあげる。
  9. 植え付け完了。
適温は25~30℃で日向に置くこと。ガジュマルは暑さには強く、寒さには弱いです。25℃以上を保てそうになければ袋や容器で囲ってください。ただし蒸れないように注意してください。陶器鉢は多孔質で水分が抜けやすいので蒸れていると思ったら陶器鉢にするのもおすすめです。

種植えのやり方

用意するガジュマルの種は、種単体では保存が効かないので実の状態で売っています。種植えの時期としては5~6月が最適です。 実の中にある種の回りには発芽抑制物質が付着しているのでよく水で洗わなければ種から発芽させることができませんので注意して洗いましょう。 準備するもの
  • ガジュマルの実(種)
  • 水がたくさんはいったバケツ
  • 新品の土
  • 新しい鉢
  • 霧吹き(水)
  1. バケツ一杯に水を汲んでガジュマルの実を水中で指で潰しほぐす。
  2. 沈殿している1mmほどの物質が種。浮いてくる物質は全て必要ないため捨てましょう。
  3. ①~②の手順を水が濁らなくなるまで繰り返します。種には発芽抑制物質が付着しているので種はよく揉んで洗いましょう
  4. 鉢に土を縁から2~3cm下まで入れてその上に種を植えから撒きます。ガジュマルは日光を好むため撒く際は土の上に乗せて覆土しないように注意しましょう。
  5. 発芽するまで水は常にひたひたにしてください。水を挙げる際、霧吹きなどにして種が土の中に流されないように工夫してください。
  6. 2週間ほどで発芽するので注意深く確認しましょう。
水は常に土がヒタヒタになる程度、田んぼをイメージしてこまめにあげてください。適温の25~30℃を守って日光が良く当たる場所に置くようにしましょう。

失敗する可能性があるのでじっくり時間をかけて行うこと

ガジュマルを一から育てるのは非常に難しいとされています。ネットで探しても失敗してる人は珍しくありません。入念に必要な道具を準備してからゆっくりと挑戦することをオススメします。 失敗してもめげずに何度も挑戦するくらいの気持ちで挑むのがいいと思います。

大きいガジュマルにするには肥料の管理も大切

ガジュマルに限った話ではありませんが、大きい植物を育てるのに肥料は必要不可欠です。光合成ですら行うにも窒素(N)やリン(P)が必要になってきます。これらは植物自身では作り出すことができない為肥料で補い促進させる必要がでてきます。 肥料の与え方には、植え替えなどの土が新しくなった時に与える元肥と、生育時に不足分を補う為の追肥の2種類があります。

植物の生長に欠かせない栄養素N・P・K

大きい植物を作る為に必要な三要素と呼ばれる、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)。この3つは植物が生長するうえで必要とする要求量が多く、土の中では不足しがちな為必ず必要になってきます。

窒素

アミノ酸の元で植物内で様々な反応を行うのに必要です。植物が大きく育つための細胞分裂にも窒素が使われています。

リン酸

リン酸が不足すると、新しい葉だけにしか栄養が行き渡らず、古い葉が黄化し、すぐに枯れてしまい、開花にも使われるエネルギーにもなるため花付きや実付きが悪くなってしまいます。

カリウム

カリウムは植物の体内の物質の移動に関わってきます。

カリウムは植物の新陳代謝、体内の物質の移動をよくし、根の発達を促します。更に病害虫への被害耐性をあげるほか、植物自体の大きさに影響をしてきます。カリウムが不足した場合、葉が黄色くなったり、枯れてしまったりしてしまいます。

ガジュマルに与える肥料の種類

大きいガジュマルに成長させる為の肥料はNPKの割合比が同じくらいの物がおすすめです。観葉植物用の肥料はどれも割合比がNPK=10:8:8ほどですので観葉植物用であれば何を使ってもいいでしょう。 肥料の種類にも色々あるので特徴を紹介していきます。

固形肥料

ゆっくりと栄養を与え続ける「緩効性肥料」や「遅効性肥料」が多いです。 長い間効果が続くのが特徴で、初心者にでも使いやすい為おすすめです。

液体肥料

水で薄めて使用するタイプやそのままストレートで使用するタイプ、肥料の容器をそのまま土に挿して使用するタイプがあります。固形肥料よりも即効性はありますが効果は長く続きません。

粉末肥料

粉末肥料は固形肥料に分類され、土の上にかけるタイプや土に混ぜて使用するものがあります。

肥料の過剰投与は根腐れの原因になるので注意が必要

肥料を過剰投与してしまうと、土壌濃度が上がってしまい結果的に栄養分を吸収できなくなり、さらには中和の為に水分が失われてしまい枯れてしまいます。根にもダメージが行ってしまいこれが根腐れと呼ばれています。 ガジュマルはとても強い植物なため、肥料なしでも十分育つと言われています。不安な方は肥料なしで育てるのも選択肢にいれてもいいです。

Q&A

よくある質問にお答えします。

Q,ガジュマルの植え替えをする際の鉢植えのサイズはどのくらいを目安に購入すればいいですか?

A,植え替えの際は使用中の鉢植えのサイズよりも一段大きい鉢植えを選びましょう。4号鉢であれば5号鉢といった感じです。

Q,ガジュマルを大きくする過程で葉っぱが虫に食べられてしまったんですけど何か対策方法はありますか?

A,ガジュマルが乾燥してしまうとダニやカイガラムシと呼ばれる殺虫剤が効かない虫が付きます。乾燥を防ぐために葉っぱや茎にも水を与えること、これを葉水といいますが、霧吹きによる葉水を与えることで虫がつかなくなります。

Q,しっかりとお手入れやお世話をしていればガジュマルはどこまでも大きくなりますか?

A,ガジュマルはしっかりとした環境で育てれば4~5m程になります。ガジュマルは生命力が強く伸びすぎるので部屋に飾れなくなってしまうため剪定して部屋に飾れるサイズに調整している方も少なくありません。

大きいガジュマルは存在するの?大きいガジュマルを育てる方法とはのまとめ

以上ガジュマルを大きくするコツについて必要な知識をまとめましたがいかがでしたでしょうか。 大きくまとめると
  • ガジュマルは幸運を呼ぶ縁起物。
  • ガジュマルの適正環境は25~30℃
  • 大きいガジュマルにするにはで5~7月が成長期。
  • 大きいガジュマルに育てたい場合、剪定で茎を切らないこと
  • 大きいガジュマルをするには観葉植物用の肥料を使うこ
  • 買ったガジュマルを大きく育てる場合は茎が切られていないガジュマルを購入すること。
ガジュマル自身、生命力がとても強く適正環境を守って水の上げ方を間違わなければそう簡単に枯れたりしません。一度特徴を抑えてしまえば非常に育てやすい観葉植物な為おすすめで、気づけばお気に入りの観葉植物になっています。 大切にしていたらあなたの家にガジュマルの精霊が幸せを運んできてくれるかもしれません。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。