バコパの育て方を紹介!成長後のお手入れから人気品種まで徹底解説

バコパの育て方を紹介!成長後のお手入れから人気品種まで徹底解説
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目次

可愛い小花を咲かせるバコパ。ハンギングやスタンドタイプの鉢で枝垂れるように咲く姿が可愛らしい植物です。一度見ると、「育て方を知りたい」と思うことでしょう。可愛いバコパの育て方について気になりませんか。 そこでこちらの記事では
  • バコパはどんな植物なのか
  • バコパの育て方における置き場所・水やり・肥料
  • バコパの育て方における植え替え・植え付け
  • バコパの育て方における枯れる原因
について解説しています。 この記事を読んでいただければ、バコパの育て方について知識が身に付きます。バコパを育てるときに管理方法や育て方について詳しくなるでしょう。最後にバコパの人気品種について紹介しているので、ぜひご覧ください。

そもそもバコパ(ステラ)ってどんな植物なの?

小さな花が可愛いバコパ。別名でステラとも言われますが、バコパ(ステラ)がどんな植物なのか見ていきましょう。

アフリカが原産のオオバコ科ステラ属の常緑多年草

バコパはアフリカが原産のオオバコ科ステラ属の常緑多年草です。ステラ属なのに「バコパ」と呼ばれているのは、旧属名がバコパだったためです。バコパは草丈が10~20㎝程度で横に広がる性質があります。初心者でも育てやすく、寄せ植えの材料として人気です。

冬の寒さに強く夏の高温多湿に弱い

バコパは冬の寒さに強く夏の高温多湿に弱い植物です。ただし、冬の寒さに強いと言っても、5℃以下では枯れるので、寒風や霜雪を避けて育てる必要があります。また、高温多湿の環境では、蒸れやすいので、剪定を行い風通しを良くしておくことがポイントです。

白、ピンク、紫などの小ぶりな花を咲かせる

バコパは白、ピンク、紫などの小ぶりな花を咲かせます。非常に可愛らしい花を、株にまんべんなく咲かせるため、ガーデニング愛好家の方に人気の花です。ハンギングや寄せ植えで活躍します。

八重咲きや斑入りの品種もある

バコパには八重咲きや斑入りの品種もあります。バコパは品種改良が頻繁にされており、葉や花の色、咲き方などがさまざま。そのため、バコパ同士を寄せ植えしても、可愛らしい姿になります。斑入りのバコパはカラーリーフとしても人気です。

ウォーターバコパという水草の仲間も

ウォーターバコパ」と呼ばれる水草の仲間がありますが、バコパと同じオオバコ科の植物です。ウォーターバコパはバコパと同じような小さな花が咲き、水草としてアメリカ南部の池や沼などに自生する植物。同じオオバコ科の植物の仲間ですが、オトメアゼナ属と属名は違うので、違う植物と考えてください。もちろん、同じように育てることはできないので注意しましょう。

バコパの育て方のポイント①置き場所

バコパの育て方における置き場所のポイントについて解説します。

日当たりと風通しのよい場所を好む

バコパは日当たりと風通しのよい場所を好む植物です。日光不足になると花付きが悪くなるので、注意してください。バコパは草花なので、基本的には日当たりの良い屋外で育てましょう。室内では、生育が悪くなるので、注意してください。

地植えの場合

バコパを地植えする場合の育て方における置き場所を解説します。

花壇など地面から高さのある場所がよい

花壇など地面から高さのある場所がよいです。バコパは多くの枝葉が地面を這うように横に広がる植物。地面との高さがないと、土と葉の間に隙間ができずに、風通しが悪くなりやすいです。結果的に、蒸れて枯れる恐れがあるので注意しましょう。

西日が当たる場所は避ける

西日が当たる場所は避けてください。日当たりを好む植物ですが、真夏の直射日光や強すぎる西日は葉焼けの原因に。特に西日は、土が乾燥してくる夕方に強い日差しが横から当たるので、葉焼けしやすいです。地植えするときは、西日が当たるかどうか確認して植えてください。

鉢植えの場合

バコパを鉢植えで育てる場合はの置き場所を見ていきましょう。

ハンギングやスタンドタイプの鉢がおすすめ

バコパはハンギングやスタンドタイプの鉢に植えるのがおすすめです。横に広がる植物なので、ハンギングやスタンドタイプの鉢で、高さを出して枝垂れさせるとおしゃれ。可愛らしい花が上から下へ流れるように咲く姿を楽しんでください。

雨には当たらないようにする

鉢植えは雨には当たらないようにしましょう。バコパは、枝葉が茂りやすく葉も細かいので、雨でぬれると蒸れやすいです。植物にとって蒸れはカビや病気の原因になるので注意してください。また、暑い夏では、蒸れそのものが枯れる原因となります。雨が降る日は、軒下や室内などの雨が当たらない場所に移動させて育ててください。

秋~春:日当たりの良い場所に

秋~春は、日当たりの良い場所で育てます。秋と春は開花期なので、日当たりの良い場所に置くことでより花を楽しめるでしょう。冬は生育が緩慢になる時期です。寒さに当たらない明るい場所に移動させてください。

夏:半日陰の風通しのよい場所で管理する

夏は半日陰の風通しがよい場所で管理してください。夏の日差しは強すぎるので、直射日光に当てすぎないように気を付けます。

冬:明るい室内や南向きの軒下など

冬は、明るい室内や南向きの軒下などにバコパの鉢植えを置きます。冬は生育が緩慢な時期であり、寒風や霜雪に当たると枯れる恐れがあるためです。成るべく寒さをよけられる場所で育ててあげましょう。

バコパの育て方のポイント②水やり

バコパの育て方における水やりポイントを解説します。

地植えの場合:乾燥期以外の水やりは不要

バコパを地植えした場合、乾燥期以外の水やりは不要です。基本的に、自然の雨だけでよく育つでしょう。植え付け直後や夏の雨が降らない時期に土の乾燥やバコパの状態を確認して水やりしてください。

鉢植えの場合

鉢植えの場合の水やりは、以下の点に気を付けましょう。

土の表面が乾いたら与える

鉢植えは、土の表面が乾いたら与えてください。地植えと違って、土の量が限られているため、乾燥が比較的早しです。土の表面が乾いたら、鉢底から水がしっかり流れるくらいに与えることがポイントです。

冬場の水やりは午前中に

冬場の水やりは午前中に行います。ただし、早朝ではなく、午後に近い午前中です。最も暖かくなる時間帯の少し前に、水やりするとよいでしょう。気温が下がるタイミングや、低温度状態で水やりすると、寒さで根が傷む可能性があるためです。室内であれば、暖房で温度が十分に上がったタイミングで水やりしてください。

バコパの育て方のポイント③土

バコパの育て方における用土のポイントについて解説します。

水はけのよい弱酸性の土を好む

バコパは水はけのよい弱酸性の用土を好みます。水はけが悪い土では、根腐れする危険があるので注意しましょう。また、弱酸性の土を好むので、土には石灰を混ぜないようにしておくとよいです。石灰はアルカリ性であり、土に混ぜすぎるほど、アルカリ性に偏った土になります。

地植えの場合

バコパを地植えする時の土について見ていきましょう。

植え付け前に腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込む

バコパを地面に植え付ける前に、腐葉土やたい肥、緩効性肥料を混ぜ込みます。しっかりと土壌改良して、水はけや栄養素、保水性などを改善することが重要です。

しばらく時間をおいて熟成させる

混ぜ込んだら、すぐにバコパを植えこむのではなく、しばらく時間をおいて熟成させると安心です。完熟した腐葉土やたい肥を使っていない場合は、特に熟成をしてください。完熟腐葉土・完熟たい肥を使用している場合は、すぐに植え付けが可能です。ホームセンターなどの、価格の安い腐葉土やたい肥の場合、「完熟」していないことがほとんど。 完熟していないたい肥や腐葉土は、土に撒いて空気に触れることで2次発酵をして熱を持ちます。発酵熱によってバコパが枯れることがあるため、注意してください。購入して使用する腐葉土やたい肥に「完熟」の文字が掛かれていないのであれば、土に撒いて最低でも1週間は混ぜ込んでそのままにしてから、バコパを植えてください。

鉢植えの場合

鉢植えの場合の土について見ていきましょう。

草花用培養土で育てられる

バコパは草花なので、草花用園芸培養土で育てることできます。市販の草花用園芸培養土を鉢に入れて植えて育ててください。

赤玉土5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の配合土など

もしオリジナルで土を作る場合は、赤玉土5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2の配合土がおすすめです。ピートモスは酸度調整済みであっても、弱酸性に偏っているので、バコパにとってちょうどよい酸性度の土になるでしょう。ピートモスには、酸度調整していないものもあるので注意してください。酸度調整されていないピートモスは酸度が非常に高いので、草花には扱いにくいです。初心者は特に気を付けましょう。

バコパの育て方のポイント④肥料

バコパの育て方における肥料のポイントを解説します。

元肥:リン酸の多い緩効性化成肥料を施す

バコパの元肥には、リン酸の多い緩効性肥料を施します。リン酸は、花を咲かせる栄養素なので、小花がたくさん咲き続けるバコパにとって重要な栄養素です。元肥として長期間ゆっくりと効かせましょう。持続的な効果があることによって、バコパの花も長く咲き続けます。

地植えの場合:追加の肥料はあまり必要ない

地植えの場合は、追加の肥料はあまり必要ありません。なぜなら、植え付けの時に、腐葉土やたい肥、緩効性肥料を土にしっかり混ぜ込んであるためです。また、自然の微生物が土の有機物を分解して栄養素を補ってくれるでしょう。

鉢植えの場合

鉢植えの場合は、以下の2点に気を付けます。
  1. 3月~11月に緩効性化成肥料を施す
  2. 開花期には緩効性肥料の代わりに液肥を与えてもよい

3月~11月に緩効性化成肥料を施す

バコパは生育期の3月~11月に緩効性化成肥料を施します。生育期の長い植物なので、長くゆっくり効く肥料がおすすめです。置き肥タイプであれば、土の上に置きましょう。土に混ぜ込むタイプであれば、土の表面を少し掘って土と一緒に混ぜ込むとよいです。地域によっては、3月でも気温が低い場合があります。その場合は4月に肥料やりを開始しましょう。

開花期には緩効性肥料の代わりに液肥を与えてもよい

開花期には緩効性肥料の代わりに液肥を与えてもよいです。開花期は、多くの花を咲かせるため、より多くの栄養が早くに吸収する必要があります。液肥は水に溶かして与えるので、速効性のある肥料です。花をたくさん咲かせたい方は、開花期の春と秋は液肥を与えると、より多くの花を楽しめるかもしれません。

肥料の与えすぎに注意

鉢植え・地植えともに肥料の与えすぎに注意してください。肥料を与えすぎると、土の中に余分な栄養素が溜まり、根焼けして枯れる恐れがあるためです。置き肥や液肥はパッケージに記載のある規定量を守って与えましょう。

バコパの植え替え・植え付け

バコパの育て方における植え替え・植え付けについて見ていきましょう。

植え付け

バコパの植え付け時期と手順を解説します。

植え付けの時期:3月~5月、9月~10月

バコパの植え付け時期は3月~5月、9月~10月です。バコパの生育時期は春~秋なので、暑い夏を除いた時期に植え付けするのがおすすめ。気温が高い夏では植えつけても根付かなかったり蒸れて枯れてしまったりするので、気温が落ち着く3月~5月、9月~10月に植え付けてください。

植え付けの手順

植え付けの手順は以下の通りです。
  1. バコパの根鉢を鉢から取り出す
  2. 土が固まっていたり、根詰まりしていたりしたら土をほぐす
  3. 状態の悪い根を取り外す
  4. 新しい土に植え付ける
  5. たっぷりと水を与える

植え替え

バコパの植え替えについて見ていきましょう。

土を乾燥させてから行うとやりやすい

バコパの植え替えは土を乾燥させてから行うとやりやすいです。ただし、土をカラカラにしすぎると、植え傷みするので、植え替え直前に水やりしないくらいで十分です。

大きく育てたい場合は元の鉢より大きな鉢に植え替える

バコパを大きく育てたい場合は、元の鉢より大きな鉢に植え替えることがポイントです。基本的には、元の鉢より一回り大きな鉢に植え替えるとよいでしょう。急に3~4回りも大きな鉢に植え替えると、土がたくさん入ってしまい、水やり後に乾燥しない問題が発生します。土が乾燥しないということは根腐れが起こりやすいので、注意しましょう。一回り大きな鉢に植え替えることで、土の乾湿のバランスがよく、根がよく伸びて株姿も大きくなっていきます。

あまり大きくしたくない場合は株分けをする

バコパを、あまり大きくしたくない場合は株分けしてください。市販されているバコパの鉢植えや苗は、複数の苗を寄せ植えしていることがあります。もし寄せ植えタイプのバコパであれば簡単に割って株分けが可能です。1株だけのバコパであれば、横に広がる茎から根が出ていないかチェックします。バコパは土を這うように広がるので、茎から根が出やすいです。もし根が出ているならば、根を残すように株分けして、小さな鉢に植え替えるとよいでしょう。

植え替えのしかた

植え替えの仕方は以下の通りです。
  1. バコパの根鉢を鉢から取り出す
  2. 土が固まっていたり、根詰まりしていたりしたら土をほぐす
  3. 状態の悪い根を取り外す
  4. 新しい鉢に土を入れて植え付ける
  5. たっぷりと水を与える

バコパの増やし方

バコパの育て方における増やし方について紹介します。

挿し木

バコパは挿し木で増やすことができます。挿し木の増やし方について見ていきましょう。

挿し木の適期:3月~6月、9月~10月

バコパの挿し木の適期は3月~6月、9月~10月です。安定した気温の春と秋に行いましょう。気温の高い夏や生育緩慢な冬は挿し木にするのには向いていません。挿し木は春の3月~6月に行うのが、最も成功率が高いです。

挿し木のしかた

挿し木の仕方は以下の通りです。
  1. 枝の先端から10~15㎝の長さで切り取る
  2. 切り取った枝を挿し穂として、1時間吸水させる
  3. 挿し芽・挿し木用の土にやさしく植える
  4. 明るい日陰で、水切れがないように水やりして管理する

株分け

バコパは株分けでも増やすことができます。株分けの仕方を見ていきましょう。

株分けの適期:3月~5月

バコパの株分けの適期は3月~5月です。気温の落ち着いている春に行いましょう。夏や冬はバコパにとって過ごしにくい時期なので、株分けはしません。また、秋に株分けすると、傷んだ株が回復する間もなく、冬に入るので株分けはしないようにしてください。

株分けのしかた

株分けの仕方は以下の通りです。
  1. 鉢から根鉢を優しく取り出す
  2. 株元をチェックして複数本植えているかどうかチェック
  3. 複数本植えてあれば、根が切れないように丁寧に土をほぐして株分けする
  4. 複数本植わっていない場合は、茎から根が出ていないかチェック
  5. 茎から根が出ていれば、根が残るように剪定する
  6. 新しい鉢に植えなおす
  7. 鉢底から水が流れるくらいに水やりする
  8. 明るい日陰で管理する

種まき

バコパは種でも増やせる植物です。種まきについても解説します。

種はあまり流通していない

バコパは種でも増やせますが、種そのものはあまり流通していません。市販では手に入りにくいです。もし、種を手に入れたい方は、ネット通販の専門店で手に入れるとよいでしょう。基本的には、バコパは挿し木や株分けで増やすのが一般的です。種まきから育てるのは難易度が高いので、初心者は注意しましょう。

種まきの適期:3月~5月

バコパの種まき適期は3月~5月です。株分けと同時期に行います。気温が暖かい季節にどれだけ大きくできるかがポイントです。暑い夏になると水管理が難しいので、春先に撒いて、夏になるまでにしっかりした株に育てましょう。

種まきのしかた

種まきの仕方は以下の通りです。
  1. 種まきの土にバコパの種を撒く
  2. 土を少しかぶせる
  3. ハス口ジョウロで優しく水やりをする
  4. 明るい日陰で管理する

バコパのお手入れ

バコパの育て方におけるお手入れについて見ていきましょう。

剪定

バコパの剪定について紹介します。

切り戻し・切り返し

バコパは、6月~9月に枝葉を切り戻して風通しを良くしてください。特に梅雨の時期は蒸れや害虫被害が出やすいので、剪定で切り戻して通気性を良くしましょう。通気性が良くなると、蒸れる心配が少なく枯れる可能性が少なくなります。9月に切り戻すと、仇数が増えて秋により多くの花を咲かせやすくなるでしょう。

摘心

バコパは花が咲く前の3月~4月や9月に摘心を行うとより枝数が増えて花が多く咲きます。摘心とは、枝の先端を摘み取ること。先端を摘み取ることで、枝の節からさらに新しい枝が出てきやすくなります。1本を摘心すると2本枝が出るようなイメージです。1~2回摘心を繰り返すことで、より多くのバコパの花を楽しめるでしょう。

花がら摘み

バコパは開花期の春と秋は、次から次へ花が咲きます。花後をそのままにしておくと、見栄えが悪くなるので注意してください。さらに、病害虫発生や種への栄養の偏りなどが発生します。終わった花は、花がら摘みをこまめにして取り除いてください。

病害虫

バコパに発生しやすい病害虫を紹介sます。
  1. 炭疽病
  2. アブラムシ
  3. オンシツコナジラミ
それぞれ見ていきましょう。

炭疽病

バコパは炭疽病(たんそびょう)と呼ばれる病気になることがあります。枝葉に黒~茶色の斑点が発生して、徐々に株全体に広がって枯れてしまう病気です。主に高温多湿環境で発生しやすいカビが原因。そのため、梅雨の時期に、枝葉を剪定・切り戻しておくとよいでしょう。また、株全体を濡らすような水やりでも発生する可能性があるので、注意してください。

アブラムシ

バコパはアブラムシの被害もあります。アブラムシは、樹木や草花、多くの植物に発生する吸汁性害虫です。樹液を吸収されて、バコパは徐々に弱っていきます。繁殖サイクルも速く、短時間で増える可能性があるので、気を付けてください。ウィルスを媒介しやすいので、見つけ次第、捕殺したり殺虫剤で対処したりしてください。多くの殺虫剤がアブラムシに有効なので、繁殖する前に早めに最低でも1回は対処することが必要です。

オンシツコナジラミ

バコパにはオンシツコナジラミが発生することも。オンシツコナジラミは体調1~2㎜程度の小さな白い虫です。成虫には羽が生えており、バコパの周りを飛び回ります。葉の裏に卵を付け、小さな幼虫がいることも多いです。オンシツコナジラミが付くと、葉の色が黒ずんでいき、元気がなくなります。アブラムシ同様に見つけ次第、殺虫剤で対処するとよいでしょう。

バコパが枯れる原因と対処法

可愛い花を咲かせるバコパが枯れると残念ですよね。バコパが枯れる原因と対処方法について紹介します。

枯れる原因

バコパが枯れる原因は以下の育て方にあります。
  1. 高温多湿・冬の寒さ
  2. 風通しの悪さ

高温多湿・冬の寒さ

バコパは高温多湿と寒さに弱い植物です。日本には四季による温度変化や梅雨があります。高温多湿になりやすい梅雨~夏にかけては、剪定をして風通しを気にかけて育てましょう。また、気温の下がり始める秋からは、バコパを暖かい場所に移動させておくと安心です。

風通しの悪さ

バコパは風通しが悪いと枯れやすい植物。なぜなら、茂った枝葉に湿気が溜まりやすいためです。湿気が溜まると、カビが生えたり病害虫が発生したりするため、風通しの良い場所で育ててください。基本的には、屋外で育てている場合は、風通しについてはあまり問題にはならないでしょう。

対処法

バコパが枯れる場合の対処方法について見ていきましょう。

屋外栽培が難しい場合は鉢上げする

バコパの屋外栽培が難しい場合は、鉢上げをするとよいです。冬の気温が厳しく、そのまま冬越しが難しいようであれば、掘り出して鉢上げしてください。鉢上げしたバコパは、軒下や暖かい室内で管理すると枯れにくいです。

切り戻しを行う

バコパが茂りすぎて、病害虫が発生して枯れるのであれば、切り戻しを行いましょう。枝葉を切り戻すことで、風通しが確保されます。湿気が溜まりにくくなるので、元気に育つ可能性が高くなります。

水やりの回数・量を調整する

バコパが枯れる場合は、水やりの回数・量を調整してください。土が常に湿っているような状態であれば、水のやりすぎです。また、常に乾きすぎている状態もよくないので、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいに水やりすることが肝心です。

バコパの人気の品種を紹介

最後に、バコパの人気品種を5種類紹介します。ぜひ、気になるバコパを育ててみてはいかがでしょうか。

スコーピア

スコーピアは八重咲きタイプのバコパです。一重の可愛らしいバコパの花と違って、スコーピアには豪華な印象があります。花は小さいですが、花弁が多い分、立体的な花で目立つのがポイントです。一鉢だけを大きくしてもきれいでしょう。

コピア

コピアは、さらに小さな花が特徴のバコパです。コピアの花は星形で、より可愛らしい印象。バコパに比べて寒さに強いですが、暑さにやや弱めです。高温多湿環境に気を付けて育てるとよいでしょう。

バリエガータ

バリエガータは、バコパの葉が斑入りになっている品種のことです。バリエガータの葉だけでも非常に明るい印象で、カラーリーフとしても活躍します。花がなくても可愛らしい印象なので、寄せ植えにおすすめです。

ライムバリエガータ

ライムバリエガータは、ライム色の斑入り葉が特徴のバコパです。緑と黄色のコントラストが美しく、ばりえがーと同様にカラーリーフとしても人気です。明るい葉が好みの方は、ぜひライムバリエガータを育ててみてください。

エンジェルリング

エンジェルリングは、ライムバリエガータバコパの1つです。ライムバリエガータには、多くの商品名が付いており、「エンジェルリング」「エンジェルフロー」の名前で販売されていることも、どちらも見た目はほとんど一緒で緑と黄色の斑入り葉です。

【まとめ】バコパの育て方を紹介!成長後のお手入れから人気品種まで徹底解説

ここまでバコパの育て方について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは
  • バコパはオオバコ科ステラ属の多年草で、アフリカをを原産とする植物
  • バコパの育て方は、「置き場所:日当たりと風通しの良い場所」「水やり:鉢植えは土が乾いたら水やりで、地植えは乾燥期以外水やり不要」「肥料:春~秋に与える」が重要
  • バコパの育て方における植え付け・植え替えは「植え付け:3月~5月、9月~10月」「植え替え:3月~5月」
  • バコパの育て方における枯れる原因は、「高温多湿」「冬の寒さ」「風通しの悪さ」
です。 バコパの育て方について詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、バコパを育ててみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。