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サザンカにつく毛虫に注意!気をつけるべき理由から駆除方法まで解説

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冬を彩る美しいサザンカ。ツバキに似た花木ですが、可憐な姿に人気があります。サザンカをお庭で育てている方も多いと思いますが、毛虫による被害に悩んでいませんか。サザンカは育てやすい一方で、毛虫による被害が起こりやすい植物です。

そこでこちらの記事では

  • サザンカはどんな植物なのか
  • サザンカに発生する毛虫「チャドクガ」とは
  • 毛虫「チャドクガ」に気を付けるべき理由
  • チャドクガの駆除・予防方法

について解説しています。

この記事を読んでいただければ、サザンカに付く毛虫「チャドクガ」の対処法が見に付きます。サザンカを育てるときの毛虫対策について詳しくなるでしょう。最後にサザンカの消毒方法について紹介しているので、ぜひご覧ください。

サザンカはどのような植物?

サザンカと聞くと、「ツバキに似た花」をイメージするかもしれません。サザンカはツバキに似ていますが少し違います。ここではサザンカがどのような植物なのか詳しく解説します。

サザンカ(山茶花)はツバキ科の常緑低木

サザンカ(山茶花)はツバキ科の常緑樹です。サザンカの特徴は以下の2点。

  1. ツバキによく似た植物
  2. サザンカの葉っぱはツバキに比べ小さい

ツバキによく似た植物

サザンカは漢字で「山茶花」と書きます。ツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。ツバキ科ツバキ属ということもあり、ツバキによく似た植物になります。姿だけでなく、育て方は性質も非常に似ていますが、花や葉にわずかな違いがある点が特徴的です。

サザンカの葉っぱはツバキに比べ小さい

サザンカの葉っぱはツバキに比べ小さいです。そのほかにも、新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部でくっついていないので、花後は1枚ずつパラパラと散る特徴もあります。ツバキは、花後はボトッと花後と落ちるので、これらの点は大きな違いと言えるでしょう。

基本情報

サザンカはツバキより耐寒性が弱く、四国・九州・沖縄に分布している植物です。原種のサザンカは白色ですが、園芸品種やツバキとの掛け合わせによって、ピンクや赤色、複色のサザンカも生まれています。

科・属名ツバキ科・ツバキ属
原産地日本
開花時期10~12月
花の色白・ピンク・赤・複色
別名山ツバキ・小ツバキなど

花言葉は「ひたむきな愛」

サザンカの花言葉は「ひたむきな愛」です。「ひたむきな愛」以外の花言葉では、「ひたむきさ」「理想の恋」「困難に打ち勝つ」などもあります。冬の寒い時期に花が咲くことから、これらの花言葉が名付けられました。サザンカは非常に可愛らしい花姿をしています。花木なので、花束に使用されることは少ないですが、庭木として育てれば、花が咲いた時に気軽にお部屋の花瓶に可愛い花を飾ることができます。和風の雰囲気が強いですが、洋風のお部屋にも合うので、ぜひ素敵な花言葉と一緒に飾ってみてはいかがでしょうか。

サザンカの害虫「チャドクガ」

美しい花を咲かせるサザンカですが、害虫による被害があります。主にサザンカの害虫として有名なのが「チャドクガ」。ここでは、チャドクガについて見ていきましょう。

毛虫に似た害虫、淡黄褐色で大きさは成虫で25ミリ程度

チャドクガとは、チョウ目ドクガ科の昆虫であり、ツバキ科の葉を好む毒のある蛾です。チャドクガの幼虫は毛虫に似た害虫で淡黄褐色で大きさは成虫で25ミリ程度。ツバキをはじめサザンカは、チャドクガによる被害が大きいので、注意しましょう。ツバキやサザンカは公園にも植えられていることの多い植物です。つまり、公園でもよく見かける害虫なので、注意しましょう。

チャドクガが発生する時期・場所

チャドクガが発生する時期や場所を以下の3点に分けて解説します。チャドクガは幼虫だけでなく、蛹や成虫の状態でも、毒をもつ危険な害虫です。それぞれの発生時期や発生場所に注意してください。

  1. 幼虫
  2. 成虫

それぞれ見ていきましょう。

チャドクガの成虫は7~8月もしくは、10月に産卵を行います。1度の産卵で100個ほどの卵を、サザンカの葉の裏に産み付けます。そのため、卵自体は、7~8月と10月によく見つけることができるでしょう。もし、サザンカの葉に多くの連なった卵を見つけた時は、枝葉ごと剪定して処分してください。

幼虫

チャドクガの幼虫は4~5月または8~9月に発生します。卵から孵化した毛虫のような幼虫は、一斉にサザンカの葉を食害するので、注意してください。幼虫は毒毛におおわれているので、間違っても触れないようにしましょう。触れると、最初はかゆみを感じ、そのあとに激しい痛みと皮膚炎の症状を起こす可能性が高いです。もし触れた場合は、すぐに病院の皮膚科を受診してください。チャドクガの毒毛に触れた部分は綺麗にして衛生にしておいてください。汚れで菌が侵入すると悪化するかもしれません。

成虫

チャドクガの成虫の発生時期は7~8月と9~11月です。成虫は、ツバキ科の植物の近くを飛び回ります。幼虫に比べ、毒は弱いですが触らないように注意してください。弱い毒でも、肌荒れや発疹の症状につながります。もし触れた場合は、すぐに病院の皮膚科を受診してください。成虫の場合も、チャドクガの毒毛に触れた部分は綺麗にして衛生にしておいてください。汚れで菌が侵入すると悪化するかもしれません。

チャドクガに気を付けるべき理由

チャドクガを気を付けるべき理由は以下の2点です。

  1. サザンカに発生すると、葉を全て食べてしまう
  2. 人を刺すこともあり、刺されるとかぶれる

サザンカに発生すると、葉を全て食べてしまう!

サザンカにチャドクガの毛虫が発生すると、葉を全て食べてしまうほどの被害が出ます。チャドクガは1回に100個ほどの卵を産み付けるので、すべてが孵化すると100匹の毛虫が一斉に生まれるためです。非常に速いスピードで葉を食べつくすので、注意してください。

人を刺すこともあり、刺されるとかぶれる!

チャドクガは人を刺すこともあり、刺されるとかぶれます。チャドクガは、幼虫・蛹・成虫のすべてで毒の毛をもっている危険な害虫です。チャドクガ自体が、人間を認識して刺しに来ることはありませんが、チャドクガに気づかずに触れてしまうと、最初はかゆみを感じて、その後に激しい痛みとかぶれを生じさせます。また、大きなサザンカの葉にチャドクガがいて、その下にいた人間に、チャドクガの毛が降りかかるだけでも危険です。

毛虫の駆除方法

チャドクガの危険がわかったと思います。そこで、チャドクガの毛虫の駆除方法を解説します。

刺されないように対策しよう

まず、チャドクガには刺されないように対策を取ることが重要です。そのための対策は以下の3点。

  1. 肌の露出を防ぐ
  2. 風の強い日は作業しない
  3. 花が終わった後に剪定する

肌の露出をふせぐ

チャドクガの毛が皮膚に触れると危険であるため、なるべく肌の露出をふいでください。長袖長ズボンや手袋、帽子をしておくと安心です。春~秋に半袖半ズボンのような格好で、サザンカの剪定や消毒などをしないように気を付けましょう。

風の強い日は作業しない

サザンカの剪定や消毒などお手入れは、風の強い日には行わないでください。なぜなら、チャドクガの毛虫の毒毛が飛んで皮膚に当たって炎症を起こすためです。毛虫の毛は、身体から外れるので、強風で飛ぶこともあります。飛んできた毛に触れるだけでも、激痛やかぶれにつながるので、サザンカやツバキの周囲を移動する場合は、注意が必要です。

花が終わった後に剪定する

サザンカの花が終わった後に剪定しましょう。サザンカは、主に10~12月に花が咲きます。寒い時期なので、幼虫はいないので安心して剪定してください。来年に再び花を咲かせるための剪定でもありますが、卵を産み付けられた葉を切り落とす役割も。冬の間に、卵が付いた葉を剪定して処分しておくことで、来春にチャドクガの被害を少なくすることが可能です。

チャドクガを見つけたら枝ごと切断する

サザンカにチャドクガの毛虫を見つけたら、枝ごと切断してください。

ポイントは根元から切ること

ポイントは枝の根元から切ることです。チャドクガの毛虫は集まって葉を食害するので、見つけた枝葉に集まっているはずです。その枝葉の根元から切り落として、チャドクガをサザンカから引き離してください。

切った枝はチャドクガごとビニール袋などに入れる

切った枝はチャドクガごとビニール袋などに入れてください。間違っても、そのままにしてチャドクガがほかの樹木に移動したり、人間に触れたりしないようにします。ビニール袋に入れておくと、直接触れることなく移動させることができて、安心して処分ができるでしょう。

死んだチャドクガの毛にも毒があるため注意

死んだチャドクガの毛にも毒があるため注意が必要です。チャドクガを殺虫剤で殺したからと言っても、触れないようにしましょう。風で飛ばされた毛で激痛やかぶれになるので、チャドクガ自体が死んでも毛には毒があります。それほど、危険な毛虫なので注意して対処してください。

毛虫予防:剪定はどのように行う?

サザンカの毛虫予防の剪定について解説します。

風通しや日当たりを改善しよう

まず風通しや日当たりを改善しましょう。サザンカの害虫であるチャドクガの毛虫は、風通しや日当たりが悪い環境を好みます。そのため、サザンカは風通しがよく日当たりが良い場所に地植えしたり、鉢植えを置いたりすることがポイントです。

剪定時期は花後の2-4月上旬

サザンカの剪定時期は花後の2~4月上旬です。2~4月上旬は、サザンカにとって成長期なので、刈り込みを含んだ剪定をすることができます。成長期でない時期に、刈り込むと、枝がそのまま枯れ込むので、注意してください。

剪定方法

サザンカの剪定方法は以下の通りです。

  1. 3本枝があるところの真ん中だけを切り落とす
  2. 込み合った枝葉や傷んだ枝、枯れた枝があれば根元から切り落とす
  3. サザンカの木の下に入り、風通しをチェックする

それぞれの手順を解説します。

手順①:3本枝があるところの真ん中だけを切り落とす

一つ目の手順として、3本枝があるところの真ん中だけを切り落としてください。サザンカの枝は、よく枝分かれするので、途中で2本に枝分かれではなく3本になっていることもよくあります。その真ん中の枝を切り落とすだけで、すっきりした姿になるでしょう。

手順②:混み合った枝葉や傷んだ枝、枯れた枝があれば根元から切りおとす

サザンカに限らず、どの植物の剪定もですが、込み合った枝葉や傷んだ枝、枯れた枝があれば、根元から切り落としましょう。無駄な枝を取り除くと風通しがよくなり、株元まで光が入るようになります。風通しが大きく改善されると、病害虫の被害が減るので、特に剪定で力を入れたい点です。

手順③:サザンカの木の下に入り、風通しをチェック

最後の手順として、サザンカの木の下に入り、風通しをチェックしてください。剪定後にサザンカの木の下から、枝ぶりを確認して、込み合った部分がないか、適度に光が通っているか確認しましょう。剪定前と剪定後を比べて、株元まで光が入り、すっきりしているのであれば問題ありません。

毛虫予防:庭木の消毒はどのように行う?

サザンカの毛虫予防として庭木の消毒について解説します。

薬剤を散布して殺虫

毛虫予防として効果的な方法は、薬剤を散布して殺虫することです。

  1. 専用の薬剤を使用して幼虫駆除
  2. 農薬+噴霧器を使う方法
  3. 土に粒をまく方法

それぞれ見ていきましょう。

専用の薬剤を使用して幼虫駆除

サザンカのチャドクガ毛虫は、専用の薬剤を使用して幼虫駆除するのがおすすめです。消毒に使用する薬剤にはさまざまな種類があります。種類によっては、サザンカに使用できないものや、使用しても効果がないものもあるので、注意して使いましょう。薬剤のパッケージには、「ツバキやサザンカのチャドクガに効果がある」ことを表にして記載されていることがほとんどです。記載をよく確認して、薬剤を使用しましょう。

薬剤散布方法①農薬+噴霧器を使う方法

薬剤を手に入れたら、サザンカに使いましょう。ただし、薬剤には、「水に溶かすタイプ」「土に撒くタイプ」「直性スプレーするタイプ」の3種類があります。水に溶かすタイプは、液剤や乳剤と呼ばれるもので、殺虫剤の原液です。水に規定量を薄めて、噴霧器でサザンカ全体に噴霧してください。この時に、葉の裏にも薄めた農薬が掛かるように噴霧することがポイントです。チャドクガをはじめとする毛虫は、葉の裏に隠れていることが多く、直接薬剤がかかることで、より効果的に殺虫することができます。

薬剤散布方法②土に粒をまく方法

薬剤には土にまくタイプがあります。粒や粉状の農薬であり、土にまいてサザンカに農薬成分を吸収させることで効果を発揮します。浸透移行性と呼ばれる性質で、吸収した農薬効果は、サザンカ全体に浸透。農薬が浸透した葉を食害した毛虫は死んでしまいます。ただし、土に粒をまく農薬は、サザンカ全体に浸透するまで時間が掛かるので、あらかじめ害虫が付く前から、土にまいておくことが重要です。一定期間は持続的な効果があるので、幼虫の発生しやすい春と秋に効果を発揮するように土にまいておくとよいでしょう。

自分で行うことが難しい場合は、植木屋に依頼しよう

サザンカに付く毛虫駆除を自分で行うことが難しい場合は、植木屋に依頼すると安心です。小さなサザンカであれば管理は簡単ですが、大きなサザンカや多くのツバキの仲間を栽培している場合は、大変な作業になります。無理せず、植木屋に頼むとよいでしょう。

薬剤の量や平米で単価を出しているところが多い

毛虫や害虫駆除、剪定などは、薬剤の量や平米で金額単価を出しているところが多いです。とはいえ、どのくらいの薬剤を使用するか、また平米がわからない方も多いので、まずは無料見積もりに来てもらうのが安心。電話やインターネットを利用して、一度見に来てもらって相談するとよいでしょう。

一般的な庭では数千円からが相場

特別な豪邸でない限り、一般的な庭では数千円からが相場です。サザンカに限らず、ツバキ科の植物にはチャドクガが発生しやすいので、消毒や駆除に不安を覚える場合は、ぜひ植木屋さんに頼んで対応してもらいましょう。

【まとめ】サザンカにつく毛虫に注意!気をつけるべき理由から駆除方法まで解説

ここまでサザンカに付く毛虫「チャドクガ」について解説してきましたがいかがですか。

この記事のポイントは

  • サザンカは、ツバキ科ツバキ属の日本原産の花木で、ツバキとは違い葉が小さく、花も一枚一枚落ちる特徴を持っている
  • サザンカに付く毛虫「チャドクガ」とは、チョウ目ドクガ科の蛾であり、幼虫・蛹・成虫いずれも毒の毛を持っており、触ると激痛やかぶれを引き起こす非常に危険な昆虫
  • 毛虫「チャドクガ」を気を付ける理由には、毒をもっていることだけでなく、年に2度大発生してツバキ科植物の葉を食べつくすほどの被害をもたらす点もある
  • サザンカに付く毛虫の駆除方法は「薬剤での消毒や剪定でチャドクガが発生している枝葉を切り落とすこと」であり、予防方法は「風通しと日当たりの良い場所に植えて、剪定をこまめにして管理すること」

です。

サザンカの毛虫「チャドクガ」の対処方法について詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、サザンカに毛虫が発生した時に対処してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。