ミルクブッシュが大きくなりすぎたときの原因と対処法を徹底解説!

ミルクブッシュが大きくなりすぎたときの原因と対処法を徹底解説!
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目次

お部屋に飾るサンゴのような植物のミルクブッシュは、形がユニークで観葉植物としても人気です。自分のお部屋にも欲しい、育ててみたい、そんな方も多いことでしょう。しかしミルクブッシュが大きくなりすぎたと困っている方の声を聞くこともありますよね。 そこでこの記事では、
  • ミルクブッシュの基本情報
  • ミルクブッシュが大きくなりすぎた際の対処法
  • ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方
  • ミルクブッシュの人気な品種
上記についてご紹介します。 この記事を最後までお読みいただければ、ミルクブッシュが大きくなりすぎないように育てる方法を知り、大きくなりすぎた際の剪定の方法もマスターできます。ぜひ最後までご覧ください。

そもそもミルクブッシュ(ミドリサンゴ)ってどんな植物?

ミルクブッシュが大きくなりすぎた際の対処法を確認する前に、ミルクブッシュがどのような植物なのか確認しておきましょう。

熱帯アフリカや南アフリカ原産の多肉植物で乾燥や暑さに強い

ミルクブッシュは別名ミドリサンゴという、熱帯アフリカや南アフリカが原産の多肉植物です。多肉質な茎に水分を溜めることができ、乾燥や暑さに強いという特徴があります

ミルクブッシュは成長すると約2mほどの大きさになる

ミルクブッシュの草丈は、成長すると約2mほどまで大きくなります。生育を始めたてのころは、10cmほどの草丈のことが多いため、その生育旺盛さに驚く方も多いでしょう。さらに病気や害虫の発生にも強く、育てやすい植物でもあります。

茎の切り口から白い樹液が出ること、根元から茎をたくさん生やすことが名前の由来

ミルクブッシュの名前は、茎の切り口から白い樹液がたくさん出ることが由来とされています。この樹液は毒性があり、かぶれたり口や目に入ると強い痛みに苦しむことになります。また、ミルクブッシュの別名である「ミドリサンゴ」は、葉がほとんどなく、根元から茎をたくさん生やすことが名前の由来です。

サンゴのような形をしており、別名「アオサンゴ」や「ミドリサンゴ」とも呼ばれている

ミルクブッシュはサンゴのような形をしていることから、「アオサンゴ」や「ミドリサンゴ」といった別名を持っています。海の雰囲気を醸し出すインテリアとしても人気です。特に男性人気が高く、とても丈夫な観葉植物でもあります。

大きくなりすぎたミルクブッシュの対処法:剪定

丈夫さから忙しい方が育てるインテリアグリーンとしても人気が高いミルクブッシュ。水やりが少なく、手間がかからないものの、気がついたら大きくなりすぎている場合もありますよね。ミルクブッシュが大きくなりすぎた際の対処法を解説していきます。

ミルクブッシュは剪定することで大きさを抑えることが出来る

ミルクブッシュが大きくなりすぎてしまった際、剪定を行うことで大きさを抑えることが可能です。ミルクブッシュは地植えにすると特に大きくなりやすいため、注意してみる必要があります。

ミルクブッシュは枝分かれをしやすく剪定が簡単

ミルクブッシュは剪定が難しいのではないか、と不安な方もいるかと思います。しかし枝分かれしやすいミルクブッシュは、剪定が簡単な植物に分類されます。

ミルクブッシュから出る樹液には毒性があるので注意する

ミルクブッシュの剪定の際に気をつけなくてはならないのが、その樹液です。ミルクブッシュから出る樹液には毒性があり、かぶれや痛みを引き起こすため注意が必要です

剪定に必要な道具

ミルクブッシュの剪定に必要な道具についてご紹介します。

清潔な剪定ばさみ

植物の剪定には、剪定ばさみが欠かせません。切れ味がよく、植物が病気にならないよう清潔なはさみを用意しましょう。

作業時に手を保護する軍手

ミルクブッシュから出る樹液は毒性があるため、作業時には手を保護するため軍手を着用するようにしましょう。ゴム手袋でも構いません。

剪定の手順

ミルクブッシュの剪定の手順をご紹介します。

①:剪定後の姿をイメージする

まずは剪定後の全体の姿をイメージしましょう。完成図がまったくわからないまま、むやみにはさみを入れてしまうと、切りすぎてしまったり、全体が歪な形になってしまいます。

②:枯れたり傷んだ枝を剪定する

はじめに剪定する部位は、枯れたり傷んだ枝です。傷みかけている枝も同時に剪定することで、より美しい緑を楽しめるようになります。この時剪定した枝を土の上に落とすと、カビの原因になるため注意しましょう

③:枝分かれした枝は短くなるよう剪定する

ミルクブッシュは剪定した後に枝分かれしていきます。そのため次の剪定までの茎の長さは、短い方が密集した枝分かれを作ることができます。枝分かれした枝は短くなるように剪定しましょう

④:間延びした枝は深い部分で剪定する

間延びした枝は深い部分で剪定します。剪定時はなるべく枝を短くしてあげるように意識しましょう。

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方①:置き場所

ミルクブッシュが大きくなりすぎることを防ぐ育て方についてご紹介します。まずは置き場所から確認しましょう。

日当たりの良い場所に置く

ミルクブッシュの置き場所は、日当たりの良い場所が好ましいです。ミルクブッシュは日陰では十分に育つことができません。日当たりの良い場所に置くことで、色も鮮やかに育ちます。

夏場は直射日光が当たらない場所に移動させる

ミルクブッシュは日当たりの良い環境を好みますが、真夏の直射日光は強すぎます。夏場は直射日光の当たらない場所に移動させるか、遮光カーテンで日光を避けてあげましょう

加湿が苦手なため風通しの良い場所に置く

ミルクブッシュは乾燥に強い植物なものの、加湿には弱い植物です。湿度の高い環境では元気に育つことが難しいため、できるだけ風通しの良い場所に置くようにしましょう

気温が10℃以下になったら室内に入れる

ミルクブッシュは暑さには強い植物ですが、寒さには強くありません。温度が10℃以下になったら、外で育てているミルクブッシュは室内に移動するようにしましょう。室内でも窓際は温度が低くなりやすいため、室温の高い場所に置きます。

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方②:水やり

ミルクブッシュが大きくなりすぎることを防ぐ育て方で、次に大切なのは水やりです。

5~9月(春~秋)の時期は土の表面が乾いたら水やりを行う

ミルクブッシュの水やりの基本は、乾燥してから水やりをすることです。5〜9月は土の表面がしっかりと乾いたところで、鉢の底から水が出るまで水やりをします。害虫の発生を防止するために、葉水もしてあげると良いでしょう。

10~12月(秋の終わり~冬)の時期は土の表面が乾いて5日ほど経ったら水やりを行う

気温が下がってくる秋の終わりから冬にかけては、土の表面が乾いてから5日ほど置いて水やりをします。冬のミルクブッシュは成長スピードが下がるため、水をあまり必要としません。水をやりすぎないように注意しましょう。

頻繁に水やりをしてしまうと根腐れの原因となる

ミルクブッシュに頻繁に水やりをしてしまうと、根腐れの原因になります。根腐れを起こすと、根が土から栄養分や水分を吸い上げられなくなり、枯れてしまう可能性があります。

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方③:植え替え

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ植え替えについて解説します。

ミルクブッシュの植え替え時期は5~6月の時期が適している

ミルクブッシュの植え替えの適期は5〜6月です。ミルクブッシュは根詰まりを起こす可能性があるため、植え替えが必要です。しかし成長スピードが早いわけではないため、頻繁に植え替える必要はありません。

7月以降に行う場合は猛暑日を避けて行う

「5〜6月に植え替えをできなかったけど、今年中にどうしても植え替えをしたい」そんな方もいるかもしれません。適期を逃したからといって、もう植え替えができないというわけではありません。しかし7月以降にミルクブッシュの植え替えを行う場合は、猛暑日を避けて行いましょう

植え替えの目安は1~2年に1度、土が完全に乾いたタイミングで行う

根詰まりを避けるため、ミルクブッシュは1〜2年に1度を目安に植え替えをします。土が完全に乾いたタイミングで植え替えを行いましょう。

植え替えの手順

  1. 土が乾燥していることを確認する
  2. 鉢からミルクブッシュを引き抜く
  3. 根についた古土を手で優しく落とす
  4. 新しい水はけの良い土を入れた鉢に植え付ける
ミルクブッシュを引き抜いた際に、傷んでいる根があれば剪定しましょう

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方④:用土

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方の、重要な要素の1つである用土について解説します。

ミルクブッシュは水はけの良い土を好む

ミルクブッシュは他の多肉植物と同じように、水はけの良い土を好みます。水はけが悪い土を使用すると、根腐れを起こしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

市販の「多肉植物用土」を使用するのがおすすめ

水はけの良い土は、市販の「多肉植物用土」を使用するのがおすすめです。「多肉植物用土」はその名の通り、多くの多肉植物にとって適した土になっているため、ミルクブッシュの生育にも適しています。

自分で用土を作りたい場合は「多肉植物用土:赤玉土:鹿沼土=2:2:1」の割合で配合する

ミルクブッシュに適した土を自分で用意したい場合は、「多肉植物用土:赤玉土:鹿沼土=2:2:1」の割合で配合します。水はけの良い配合土を作ることができますよ。

ミルクブッシュが大きくなりすぎるのを防ぐ育て方⑤:肥料

ミルクブッシュを育てる際、肥料は必要なのでしょうか?ミルクブッシュと肥料について解説します。

5~9月(春~秋)の生育期間に緩効性肥料を2ヶ月に1回の頻度で施す

ミルクブッシュは5〜9月の生育期間に緩効性肥料を2ヶ月に1回の頻度で施します。頻度が少なく感じる方もいるでしょうが、丈夫な植物のため2ヶ月〜3ヶ月に1回で十分です。

冬の寒い時期に肥料を与える必要はない

春〜秋の期間は2ヶ月に1回肥料を与えますが、冬の寒い時期には肥料を与える必要はありません。寒い時期にミルクブッシュに肥料を与えると、枯れる原因にもなりますので気をつけましょう。

肥料を与えすぎると枯れる原因になるので注意する

ミルクブッシュに肥料を与えすぎると、枯れる原因になります。冬は特に成長が遅いため、肥料を与えすぎると枯れる原因になりやすいです。注意しましょう。

ミルクブッシュの増やし方:挿し木

ミルクブッシュの増やし方について解説します。

ミルクブッシュは挿し木で増やすことが出来る

ミルクブッシュは挿し木で増やすことができます。しかし茎の切り口から出る樹液は毒性があるため、軍手やゴム手袋をして直接触らないように作業しましょう。

挿し木する時期は5~9月(春~秋)の生育期間が適している

ミルクブッシュを挿し木で増やす時期は、5〜9月の生育期間が適しています。春から秋はミルクブッシュがよく成長する時期のため、根の付きもスムーズで失敗しづらい時期と言えます。

挿し木に必要な道具

ミルクブッシュを挿し木で増やす際に必要な道具についてご紹介します。

挿し木をするミルクブッシュ

挿し木をするミルクブッシュは、大きく伸びすぎた枝を選びます。10cm〜15cmの長さにカットしたミルクブッシュを挿し木に使用しましょう

用土

水はけが良い用土を用意します。多肉植物用土でも配合土でも構いません。清潔な用土を準備しましょう。

鉢植え

ミルクブッシュを飾り育てる鉢植えを用意します。植え替えの手間がかからないように、お気に入りの鉢植えを選びましょう。

挿し木の手順

ミルクブッシュの挿し木の手順をご紹介します。

①:挿し木を行うミルクブッシュの切り口を2,3日ほど時間をかけて乾燥させる

挿し木を行うミルクブッシュは、切り口を2、3日ほどかけて乾燥させます。茎をカットした際に出る樹液は水で洗い流しておきましょう。

②:鉢植えに乾いた用土を入れ、切り口が乾燥したミルクブッシュを挿し木する

鉢植えに乾いた用土を入れ、切り口が乾燥したミルクブッシュを挿し木します。枝がぐらつかないように、支柱で固定するとさらに良いです。

③:挿し木を行った2~3週間後に水やりを行う

挿し木を行なった2〜3週間後に水やりを行います。このころにはミルクブッシュも土の中で発根しています。

ミルクブッシュの人気品種を紹介

ここまでミルクブッシュの育て方について確認してきました。ミルクブッシュを育てたい気持ちが大きくなった方も多いのではないでしょうか。そこでミルクブッシュの人気品種をご紹介します。

イエローマジック

イエローマジックは、枝が黄橙色や淡い黄色に紅葉します。ミルクブッシュの幻想的でユニークな樹形に加え、色の変化を楽しめるのがイエローマジックの魅力です。

ファイヤースティック

ファイヤースティックは、秋から冬にかけて寒さに当てると赤く紅葉する品種のミルクブッシュです。ファイヤースティックの美しく紅葉した様子は、まるでサンゴのようだと人気です。

バリエガタ

バリエガタは、枝に白色や黄色の斑点が入る品種です。美しい紅葉が見たいのか、可愛らしい斑点が見たいのか、お部屋の雰囲気に合わせて飾るミルクブッシュの種類を選びましょう。

【まとめ】ミルクブッシュが大きくなりすぎたときの原因と対処法を徹底解説!

ミルクブッシュが大きくなりすぎた時の対処法や育て方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事のポイントは、
  • ミルクブッシュは気温、病気、害虫に強く育てやすい植物
  • ミルクブッシュが大きくなりすぎた場合は剪定で調整する
  • 日当たり、風通しの良い場所で育てる
  • ミルクブッシュの植え替えは5〜6月に行う  
  • ミルクブッシュの用土は多肉植物用土か水はけの良い用土を用意する
  • 水やりは乾燥と季節ごとに頻度を調整する
です。ミルクブッシュはサンゴのようなユニークな樹形の観葉植物です。生育旺盛で丈夫な植物なため、観葉植物初心者の方でも育てることができます。ぜひこの記事を参考にお部屋を彩るミルクブッシュを元気に育ててください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。