ココヤシが枯れるときはどうすればいい?原因と対処法を徹底解説!

ココヤシが枯れるときはどうすればいい?原因と対処法を徹底解説!
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いかにも「南国風!」という雰囲気をもたらしてくれるココヤシ。日本でも観葉植物として大変人気ですね。しかし、ココヤシは元々南国のものであるということもあり、日本の環境下ではしばしば枯れることもあります。大好きなココヤシ、枯らせることなく大切に育てていきたいものですよね。そこで今回は、ココヤシが枯れてしまった時にはどうすれば良いのか、また枯らさないために何に気を付ければ良いのかといったことについて解説していきます。 本記事を読むと
  • ココヤシの育て方
  • ココヤシが枯れてしまう原因
  • ココヤシが枯れてしまった時の対処法
  • ココヤシを枯らせないための予防法
といったことがよく分かるようになります。今現在、ココヤシの育成にお悩みをお持ちの方、ココヤシを購入するか迷われている方、ぜひ本記事を最後まで読み、参考にしてみて下さい。

ココヤシってどんな植物なの?

ココヤシの枯れる原因や復活方法などについて解説していく前に、まずはココヤシがどんな植物なのかについてみておきましょう。

ココヤシは熱帯地方で育つヤシの木

ココヤシはヤシ科ココヤシ属に属する植物で、オセアニア、メラネシア、西アジア、東南アジアなど南国の熱帯地方に自生しています。日本では沖縄、奄美大島、小笠原諸島の一部で自生しているものもありますが、本土の気候はココヤシには寒すぎるため自生しているものはありません。その代わり、観葉植物として栽培されている方は意外と多いです。ココヤシの実(ココナッツ)からニョキっと生えていく葉というユニークな形は、30mを超える自生のココヤシとは違った愛らしさがあると人気です。

ココヤシの花言葉は「思いがけない贈り物」「固い決意」

ココヤシは黄色い花を付け、それがココナッツの実へと変化していきます。ココナッツの実は硬い殻に守られ、中には栄養満点で甘さ抜群のココナッツミルクが含まれていますね。そんな実を生む意外性が、花言葉の「思いがけない贈り物」の由来になっているようです。また、ココナッツの硬い殻は「固い決意」の由来になっているとも言われています。

ココヤシが枯れる原因を解説

それでは、いよいよここから本題です。ここではココヤシが枯れる原因について解説していきます。

そもそも、日本は気候が暖かくないので栽培限界がある

ココヤシは南国のリゾート地に多く生えているイメージがありますが、そのイメージ通り、暖かい場所でぐんぐん生育します。日本は南国のリゾート地のような気候を持つ場所はせいぜい沖縄ぐらいなので、本土の気候ではココヤシ育成が上手くいかないことも少なくないのです。そのため、一生懸命お世話して栽培していても、急に枯れることもあるのです。

冬に水をやりすぎて根腐れを起こしてしまい枯れる

観葉植物のココヤシは実の部分に水分をある程度蓄えているため、そこまで水を与える必要はありません。春から秋にかけても、鉢の土の表面が乾ききったら水を与える程度でよく、秋を過ぎたら水は控えなくてはいけません。冬場はほとんど水やりをしなくても良いので、過度に水を与えてしまうと逆に根腐れを起こし、そこから一気に枯れてしまうことはあります。

葉っぱにハダニが発生してしまい枯れる

ココヤシは、ハダニカイガラムシに気を付けないといけない観葉植物です。土からひょっこり顔を出している実部分にムシが付きやすく、そこから葉っぱにハダニやカイガラムシが移動してしまうと、養分を吸われて一気にココヤシが枯れてしまう原因となってしまうのです。 特にハダニは葉っぱにくっつくと全ての葉を枯らしてしまうので、見つけ次第すぐに駆除するようにしましょう。

ココヤシが枯れた場合の復活方法は?

ココヤシが枯れる原因について見てきましたが、実際にココヤシが枯れる、もしくは枯れてしまった場合どう対処すれば良いのか気になるところでしょう。ここでは、枯れた時の対処方法、復活方法について解説していきます。

根腐れになってしまうと、ココヤシはほぼ確実に枯れる

根が黒く変色している場合、異臭を発している場合、確実に根腐れを起こしていると言えます。根っこがダメになってしまったココヤシを救う方法は残念ながらありません。そのまますべてが枯れるのを見守る以外ありません。だからこそ、水やりの頻度や量はきっちり守り、根腐れが起きないよう管理していかなくてはいけないのです

根腐れでないなら、なるべく日当たりの良い場所に移動する

根っこが黒くはなく、まだ白い状態である場合、根腐れは起きていないと判断できます。根腐れが起きていないにも関わらず生育が緩慢だったり、枯れる現象が見られるのであれば、それは根詰まりが原因かもしれません。根詰まりが原因の場合は、早急に2回りほど大きな鉢に植え替えてあげて下さい。 それでも状態がよくならないようであれば、日光不足を疑いましょう。南国の空の下、葉を目いっぱい広げて自由に大きくなるココヤシです。観葉植物の姿になっても日光大好きには変わりありません。日照時間が不足すればそれだけ元気もなくなるので、根腐れが原因ではないのであれば、ココヤシを日光が良く当たる暖かい場所に移して様子を見てみましょう。

ハダニを落とすために全体を長時間水につける

ハダニは水に弱い生き物です。ハダニ対策には葉水ハダニ駆除には株を水に浸ける方法、これが最も効果を期待できます。 ハダニはもともと高温で乾燥している場所を好んでくっつきます。もし、ココヤシの葉にハダニがいるのであれば、ココヤシの葉の水分量が少ないという目安にもなります。しかし、いったんハダニが葉にくっついしまうとなかなか全てを追い払うのは難しいので、株ごとどっぷり水に浸けることで葉からハダニを取り除くのが一番効果的なのです。時間としては20分ぐらいを目安に行います。それ以上長く行うと根腐れの原因にもなりかねません。注意しましょう。

ココヤシを枯らさないための育て方を徹底解説!

ここまでココヤシが枯れる原因、そしてココヤシが枯れた時の復活方法について解説してきました。ここからは、ココヤシが枯れる原因を作らない、上手なココヤシの育て方、育て方のコツについて紹介していきます。

ココヤシの育て方のポイント①:置き場所

ココヤシを育てる上で一番のポイントになってくるのが置き場所です。寒さに弱く、暖かい場所を好むココヤシにとって栽培環境はとても大事です。

日当たりの良い室内の場所で育てる

ココヤシは日当たりの良い場所が大好きです。とにかく日光がよく入る、日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。ただし、夏場の直射日光は葉焼けを起こすことがあるので、避けるようにしましょう。

15℃以上の場所で育てる

ココヤシは最低温度は10℃まで耐えられると言われていますが、枯れる原因を避けて育てたいのであれば、ココヤシの生育環境温度は15℃以上を保ちましょう。寒さには弱いですが耐暑性は非常に優れているので、温度高い分には問題ありません。

ココヤシの育て方のポイント②:水やり

ココヤシが枯れる原因を鑑みても、やはり水やりがポイントになっていることがよく分かりますね。正しいタイミングで正しい量の水を与えることが、ココヤシを枯らさずに育てるコツにも繋がるのです

春から秋は水やりはたっぷりと

春から秋にかかえての生育期は、鉢土が乾いたら水をたっぷり与えて下さい。だいたい2週間に1回ペースです。もし乾燥が気になるようであれば、適宜葉水を与えるようにしましょう。 夏は水分の減りが早くなるので、1週間に1回ペースになります。真夏日は3日に1度ぐらいのペースになると覚えておくと良いでしょう。

冬は2~3週に一回の水やりで十分

秋に入ったら、水は控え気味にします。そして、冬はほとんど水やりは必要ありません。ペースとしては1か月に1回ぐらいです。ただし、葉水は毎日か2日置きに行って下さい。葉水はハダニ対策にもなるので、積極的に行いましょう。

ココヤシの育て方のポイント③:土

ココヤシを育てる時には土にも気を配ってみましょう。保水性の高い土では根腐れを起こしかねないので、選ばないようにして下さい。

水はけと通気性のいい土で育てる

根腐れを避けるためにも、土は水はけ、通気性のどちらにも優れたものを選ぶようにします。どんなに水やりを適切に行っていても、土そのものが保水性の高い粘土気質だったりすると根腐れが助長されてしまいます。気を付けましょう。

市販の観葉植物用の土でも大丈夫

ココヤシの用土は市販の観葉植物用のもので大丈夫です。ただし、中には「保水性あり」というものもあるので、間違って選ばないよう注意して下さい。

ココヤシの育て方のポイント④:肥料・殺虫剤

ココヤシは、肥料が大好きな観葉植物です。肥料が足りない時は葉の色が悪くなってしまうので、肥料切れにも注意したいところです。

2か月に1回程度肥料を与える

ココヤシに肥料を与えるのは2か月に1回程度です。ただし冬場は休眠期で根も大して活動しないので肥料は控えるようにしましょう。冬場に肥料を与え過ぎてしまうと今度は肥料焼けを起こし、ココヤシが枯れる原因となってしまいます。生育期は肥料を与え、冬場は肥料は控えるということは覚えておきましょう。

ハダニを防ぐために殺虫剤をかける

一度ハダニが発生している株は再度ハダニが発生する可能性が高いです。ハダニが付く前に殺虫剤を撒き、ハダニ予防を施しましょう。殺虫剤はちょっとという方は、こまめに葉水を行い、葉の表面を乾燥させないようにして下さい。

ココヤシは風水のパワーもある

ココヤシは南国気分を味わせてくれるエキゾチックなインテリアグリーンですが、実は風水パワーにも秀でた素晴らしい観葉植物なのです。

風水では、観葉植物は悪い運気を祓う重要アイテム

土からエネルギーをもらって、葉から水分や酸素を放出する観葉植物は、風水の中でも重要なアイテムとして扱われています。特に、悪い気を祓う効果に長けていると考えられています。そこから玄関などに観葉植物を置いて悪い気を家の中に入れさせないようにと、玄関周りに観葉植物を置く方が多いのです。

風水では、ココヤシはやる気を高めて気持ちを活発にしてくれる効果がある

風水上、上に葉を伸ばす植物は陽の気を持つものと捉えられます。そこから、上昇運を招きやすいと考えられており、ココヤシの場合は仕事運や健康運の上昇などが期待できるとされています。自分の気持ちを高めてくれる効果も期待できるので、書斎なのに置くとより効果が感じられるそうです。

【まとめ】ココヤシが枯れるときはどうすればいい?原因と対処法を徹底解説!

いかがでしたでしょうか?ココヤシが枯れる原因、復活方法、そもそもココヤシが枯れる原因を作らない上手な育て方について詳しく解説してきました。ココヤシはいったん枯れると復活させるのはなかなか難しいということも分かりましたね。できるだけココヤシが枯れる原因を作らないように育てるのが、ココヤシを枯れる現象から救う最も良い方法だと言えそうです。 一度おさらいしておくと、ココヤシが枯れる原因は
  • ココヤシが枯れる原因①根腐れ
  • ココヤシが枯れる原因②日光不足/暖かさ不足
  • ココヤシが枯れる原因③ハダニ
この3つが主なものでした。この3点に気を付けて、ココヤシを上手に育てていきましょう。 上手に育てるコツは
  • ココヤシは15℃以上の場所で管理する
  • 日光には十分当ててあげる
  • 水やり頻度に注意
  • 葉水で乾燥とハダニ防止
  • 土は水はけのよいもの
  • 肥料は2か月に1度ペースで、肥料切れを起こさないようにする
です。 ぜひ、本記事を参考にココヤシ育成にチャレンジしてみて下さい。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、併せてご覧ください。