ココスヤシで後悔してしまう3つの原因とは?予防法や対処法を解説!

ココスヤシで後悔してしまう3つの原因とは?予防法や対処法を解説!
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ココスヤシという植物を聞いたことはあるでしょうか?国内では公園や街路樹などでよく見かけていて、外構工事してる場面を見たこともあるかもしれません。その中でもココスヤシは小さめの品種で、庭に植えるだけで南国のような雰囲気を出すこともできますし、鉢植えで育てればインテリアとして飾ることも可能となります。 日本の風土にも合う品種で、初心者の方でも育てやすいココスヤシですが、施工する前にスペースがないと植栽できなかったり、しっかり育てないと枯れてしまったり虫に悩まされてしまうなど、後悔してしまうことも多々あります。 そこで、この記事では「ココスヤシを植えて後悔しないためにどうすればいいか」を説明していこうと思います!ぜひ最後までご覧ください!

そもそもココスヤシってどんな植物?

でも、そもそもココスヤシってどんな植物?という方も多いと思います。そこでまずは、ココスヤシのことについて説明していきましょう!

南米原産のヤシ科のブティア属の植物

ココスヤシの原産地は、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイなどの南米です。ヤシ科のブティア属の植物で、旧名はココス属というらしいです。 ヤシの木となると、ココヤシという名前がよく思い浮かべると思いますが、実はココヤシとココスヤシは種類が違います。ココヤシはヤシ科ヤシ属の分類なので、属がそもそも違うのです。ココヤシは30mほどの大きさまで育ちますが、ココスヤシは5~10mほどしか育ちません。

掌を広げたような大きな葉が特徴で、先端は緩やかに垂れ下がる

ココスヤシの葉っぱは特徴があり、とてもきれいな緑色に大きく手を広げたかのような大きな葉っぱ、そして先端は緩やかに垂れ下がっています。ココスヤシの葉っぱは「羽状複葉」とも呼ばれていて、常緑ですので冬でも葉っぱが落ちないため、冬でも楽しむことができます。 見た目を美しく保つためにも、剪定はしてあげましょう。あまりに葉っぱがぼさぼさに生えていると、外観と合わないデザインとなる可能性もありますから、葉っぱをばっさばっさと切ってあげて外観を整えてあげましょう。

羽状ヤシの中でもっとも耐寒性が高い

ココスヤシは南米の植物だから、寒い冬には枯れるんじゃないの?と思うかもしれませんが、実はアルゼンチンやブラジルの国境付近の気候は亜熱帯性となっており、年間の平均気温はおよそ17~25℃です。夏は40℃を超える日もありますが、冬は雪が積もるほど気温が下がる地域でもあるのです! この寒暖差のおかげか、ココスヤシは耐暑性はもちろん、耐寒性にも強い特徴があり、他の羽状ヤシに比べると最も強いと言えるでしょう。

シンボルツリーとして人気がある

ココスヤシはその見た目から、シンボルツリーとしても人気が出てきた植物です。 施工事例としてアーカイブがある業者さんもいますし、その事例を参考に自宅に植栽するかたも増えていることがわかりますね!土間コンクリートとアメリカンフェンスを組み合わせた庭とかも作られたりしています。また、エクステリアやリゾート感を演出しやすいので、スペースさえあれば植えてみてもいいかもしれませんね。

後悔してしまう原因①:ココスヤシが枯れる

シンボルツリーとして、自宅に植栽することも増えてきたココスヤシ。ですが、ココスヤシを植えて後悔してしまうことも多いようです。では、どうして植えたいと思って植えたのに後悔してしまうのか?その原因を見ていきたいと思います。まずは、ココスヤシが枯れてしまって後悔するパターンです、

水不足により葉先や新芽が枯れる

ココスヤシは、季節によってメリハリのある水やりの仕方があります。また、庭植えの場合は乾燥していなければ水を与える必要はないのですが、鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたらたっぷりと水やりをしてあげる必要があります。 水不足になってしまうと葉っぱの先や新芽が枯れてしまい茶色くなってくるので、これを目安に水やりをするとよいでしょう。このまま放置してしまうと普通に枯れてしまいますので、後悔しないように注意しましょう。 また、葉っぱが黄色くなっていると見た目が悪くなるので、剪定してあげることも必要です。

根詰まり、または根腐れを起こしている

鉢植えで育てていて、水やりもしたからオッケー!と思っていても、その受け皿の水を捨てずに放置していると根腐れの原因になります。また、鉢植えで育てていると、どうしても根っこがいっぱいになってしまい、水分や養分を吸い取れなくなり、根詰まりを起こすこともあります。 ココスヤシも成長はゆっくりですが、しっかりと根っこは張ってくる植物なので、枯れて後悔したくなければしっかりと植え替えや水を放置せず捨てたりすることを心がけましょう。

植え替えの際に根を切りすぎてしまう

植え替えをする際、根っこをある程度切り落とすほうがよいと言われていますが、実はこれは間違いであまりにも多く切りすぎてしまうと、枯れる原因となります。ココスヤシの場合は、ほぐす程度にして植え替えることがよいでしょう。あまりにも根っこを刈り取ってしまうと成長しなくなったり、枯れるのでオススメはできません。

後悔してしまう原因②:葉の棘が鋭く危険

ココスヤシを植えて後悔するパターン、2つ目は「トゲが鋭くて危険」です。

ココスヤシの葉元付近には鋭い棘がある

実はココスヤシの葉元付近をよく見てみると、鋭いトゲがたくさんあります。このトゲはとても堅く、普通に誰が触っても怪我してしまうレベルの鋭さです。見た目がおしゃれであると言っても、危険なこともあるということですね。

小さな子供がいる場合には怪我をしてしまう可能性がある

特に小さいお子さんがいる家庭の場合、リゾートガーデンを目指して庭に植える場合は注意しておかないとお子さんが怪我をしてしまうことがあるかもしれません。触るにしても手袋をしておかないと後悔するかもしれませんので、注意しておきましょう。

後悔してしまう原因③:花や実が虫や異臭の原因となる

ココスヤシを植えて後悔するパターン、3つ目は「花や実が虫や異臭の原因になる」ということです。

ココスヤシの実が熟すと蜂やコバエが集まる原因となる

ココスヤシはオレンジ色をしたきれいな実をつけます。しかし、この実が熟してきたら、たくさんの虫が集まってくる原因となります。虫が平気な人なら問題ないでしょうが、嫌いな人からすれば最悪の状態となってしまうのです。それに、寄ってくる虫はハチやコバエ、場合によってはスズメバチも寄ってくることも!実は食べることができますので、虫が寄ってきて後悔したくないのであれば、実は熟す前に処理しておく方法も考えておくことが大事となります。

ココスヤシの実を放置すると腐敗して異臭が起こる

また、完熟した身を放置しておくと、だんだん腐っていき異臭が起きます。これに誘導されるかのようにコバエが大量にわいてきます。この場合も、完熟する前にしっかりと処理しておきましょう。放置すればするほど後悔することになりますよ!

ココスヤシで後悔しない基本の育て方

そんなココスヤシを後悔せず育てたい方のために、ここからはココスヤシの基本的な育て方を紹介していきましょう。ぜひ後悔しないようにしっかりと育てる方法を見ていきましょう。

置き場所

ココスヤシはある程度耐陰性のある植物ですが、南米で育つ植物でもあるので、日差しは大好きです。ですので、なるべく1年中日差しが当たるところを確保しましょう。地植えの場合は、真夏の酷暑に注意して植える必要もありますので、後悔しないよう場所は考えましょう。

日当たりが良く風通しの良い環境が適している

ココスヤシは年間を通して「日当たりがよく風通しの良い環境」が良いでしょう。もし室内で育てていて、葉っぱの先が黄色くなったり茶色くなっていたら日照不足の可能性がありますから、その時は明るい窓辺などに置いてあげてください。 あまり日が当たらないと、幹が細くなってひょろひょろになったり弱弱しい感じになってしまうので、時々は明るい場所に出してあげることも必要ですよ!

室内に置く場合はエアコンの風が当たる場所は避ける

室内で育てるときは、エアコンの風が直接当たらないようなところで管理するようにしましょう。ココスヤシは湿潤な環境が好みですから、乾燥したエアコンの風は好みではないです。温度管理には十分注意して、枯れて後悔しないようにしましょう。

水やり

ココスヤシの水やりは生育期と休眠期でメリハリある水やりをしてあげる必要があります。枯れて後悔しないようにしましょう。

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする

鉢植えで育てている場合は、他の観葉植物と同じように土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをしてあげましょう。受け皿があふれるくらいあげてもよいですが、受け皿の水は捨てておかないと根腐れを起こし、後悔する可能性もあります。 休眠期に入る前には、徐々に水やりをする回数を減らしていきます。冬の時に水やりはほぼ必要ありませんが、葉っぱの状態を見ながら霧吹きなどで葉水をしてあげましょう。

春~秋の生長期間は1日1回を目安に水やりをする

春~秋(6月~9月)ごろはココスヤシの生長期となります。土の表面が乾いていることを確認しながら1日1回を目安に水やりしてあげましょう。生育期はココスヤシもよく育つ時期ですから、ここでしっかり水やりを怠らないようにしましょう。

土・肥料

ココスヤシに適した土、また、肥料をあげるタイミングはいつなのでしょう?見ていきましょう。

水はけのよい土を好む

ココスヤシの条件として、「日あたり・水はけ・風通し」の三つが必要と言われています。地植えして育てる場合、排水性がしっかりしている所に植えてあげるだけで問題なく生長してくれます。まだ小さいものを植える場合は、腐葉土と有機肥料を混ぜてあげて生長を促します。 鉢植えで育てる場合は、市販で売られている観葉植物用の用土を用意しましょう。配合する場合は、赤玉土(小)4:鹿沼土3:腐葉土3で配合しましょう。水はけを良くするために軽石を混ぜるのもよいですよ。 また、大きいココスヤシを植えるのなら、赤玉土(小)7:腐葉土3でも十分です。しっかり準備して後悔しないようにしましょう。

春~秋の成長期間に2か月に1度を目安に緩効性肥料を施す

鉢植え・地植えで栽培する場合も、春~秋の成長期間に効果が長く持つ緩効性肥料を2か月に1度でよいので肥料をまきましょう。ココスヤシは成長が遅い植物ですので、しっかりと栄養を取ってもらうことが必要です。置き肥する場合は、株元から離して置きます。 肥料は毎回必要となるわけではありません。ただ、鉢植えで育てるときはどうしても鉢の中の栄養は有限となるので、植物の様子を確認しながら与えるかどうか判断してください。

冬の休眠期間には肥料を与えない

間違っても冬の休眠期には肥料を与えないでください!根っこが傷み、肥料やけを起こすこともあります。場合によっては枯れてしまい、後悔に繋がることも。適切なタイミングでのみ肥料を与えることがココスヤシを育てるのに重要となります。

植え替え

インテリアとして優秀なココスヤシは植え替えをしてあげることも大事ですよ。元気に育てるには、植物に合わせて植え替えることも必要ですので、説明していきましょう。

地植えの場合は植え替えの必要が無い

地植えで育てていた場合は植え替える必要はありません。ただし、地植えで育てるには、それなりのスペースがないといけませんし、コンクリートがあったりすると外構工事が必要になったりと植え替えがいらないといっても植栽するのに時間がかかることもあります。後悔しないためにも計画を立ててから地植えしましょう。

鉢植えの場合は2~3年に1度を目安に一回り大きな鉢植えに植え替える

鉢植えでの場合は、鉢の底から根っこが出てきていると根詰まりを起こす可能性があります。そうならないためには、2~3年に1度の頻度で1回り大きな鉢植えに植え替えてあげる必要があります。 ココスヤシの根っこについた土を少しだけ落としてから植え替えましょう。植え替えた後は、たっぷりと水やりをしてあげ、2~3週間は直射日光には当てないで、半日陰で管理してあげます。

植え替えに適した時期は成長期間である5~9月

植え替えに適した時期は成長期でもある5~9月にしましょう。ただ、暑いときに植え替えをしてしまうと、植え付け後の回復が遅れてしまうので、猛暑日だった場合は避けましょう。ここ近年は猛暑日が多くなっていますので、梅雨時期までに行っておくとよいかもしれません。 植え替え直後のココスヤシの株はダメージを受けています。このときに肥料を与えてしまうと、栄養を吸収できず「肥料やけ」を起こしてしまい枯れる原因となるので、肥料は与えないようにします。

ココスヤシ以外で人気のヤシの木の品種を紹介

ココスヤシを植えるときに後悔しないような原因はわかっていただけましたか?では、最後にココスヤシ以外で人気のあるヤシの木の品種を紹介していきたいと思います!

カナリーヤシ

カナリーヤシとは、とても存在感のあるヤシの木で、日本では「フェニックス」と呼ばれたりします。また、宮崎県の県木にも指定されていますよ。リゾートの雰囲気あふれるエクステリアやガーデンを作るのには最適な樹木と言えるでしょう。ただし、とても大型の樹木なので、広いスペースがないと植えることは難しいので、そのような設置できる場所がある場合のみ植えてみることをオススメします。

ソテツ

ソテツは沖縄に自生する5mほどの高さとなる常緑樹木となります。ビーチや駐車場でもよく見かけたりし、また南国の雰囲気を演出するには最適でしょう。生長スピードも比較的ゆっくりで大きくなるには時間を要する植物で、小さいときは盆栽や観葉植物として楽しみ、大きくなってきたら地植えして育てるなど、たくさんの楽しみ方ができる樹木です。 また、ソテツは裸子植物ですが、ヤシの木は被子植物なので全く別の種類となります。

フェニックス・ロベレニー

フェニックス・ロベレニーは別名「シンノウヤシ」と言われています。よく鉢植えで利用されることが多く、太い1本の幹先にツヤのある緑の葉っぱを放射状に広げている植物です。生長スピードはゆっくりですが、幹を切って高さ調整ができない植物なので、ある程度の置くスペースは確保しておきましょう。

アレカヤシ

アレカヤシと名前を聞いてもピンとこない方でも、ホテルのロビーやレストラン入口で設置している背の高い放射状の葉っぱをつけている植物、と言ったら思い出す方もいるかもしれません。リゾート感をデザインできる植物でもあるでしょう。 ただ、耐寒性がないので日本では屋外では沖縄以外で育てることができないので、基本的には鉢植えで楽しむのが一般的です。

ワシントンヤシ

ワシントンヤシはアメリが南西部に自生するヤシの仲間です。非常に大型のヤシで、条件が良ければ25mの高さにも達します!庭に植えてもフェンスを軽々と越えてしまう可能性もありますので注意!基本的には屋外で育てるほうが管理しやすいです。

シュロ

シュロは九州より南に自生していて、比較的寒さにも強い樹木です。庭園でよく利用される樹木ですが、樹皮の繊維は厚くなっており、シュロ縄として古くから利用されていますよ。葉っぱはうちわのようなデザインをしており、大きいもので直径50cmほどになります。また、トゲもあるので何かに利用するときは手袋を着用してください。

ニオイシュロラン

ニオイシュロランと聞いてもピンとこないかもしれませんが、ドラセナと聞くとわかる方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、ニオイシュロランはニュージーランドを原産とし、ドラセナは熱帯アジアやアフリカなどに分布しているので、種類が違うのです。 ニオイシュロランは乾燥にも寒さにも強く、日本では関東周辺以外では屋外でも冬越し出来る品種となります。高さは20mほどになったりしますが、国内では約7~8mほどにしかならず、スペースさえあれば庭でも植えることが可能です。南国風情を楽しむことができるのでおしゃれに着飾ってくれますよ。

【まとめ】ココスヤシで後悔してしまう3つの原因とは?予防法や対処法を解説!

ココスヤシは自宅を南国風な雰囲気にしてくれたり、リゾート感を醸し出してくれるなど、植えるだけでおしゃれにしてくれる植物ではあります。 ただ、そのようないい話ばかりではなく、庭にスペースが必要だったり、せっかく植えても枯れてしまったり、怪我をするかもしれないなど、植えて後悔する方もいらっしゃるかもしれません。 後悔をしないように、まずはココスヤシについてある程度知っておいて、しっかりと管理してあげればココスヤシは期待に応えてくれるでしょう。ぜひココスヤスを植栽して自宅をおしゃれにしてみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。