アルテシマが枝分かれしない!枝分かれさせる剪定方法と育て方を紹介

アルテシマが枝分かれしない!枝分かれさせる剪定方法と育て方を紹介
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目次

枝分かれしている姿がかっこいい、フィカス・アルテシマ。斑入りの葉が爽やかな観葉植物です。しかし、通常通りに育てても枝分かれしないことが多いため、枝分かれさせる方法が気になりませんか。 そこでこちらの記事では
  • フィカス・アルテシマはどんな植物なのか
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマの枝分かれさせる方法
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマの剪定の注意点
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマの剪定後の育て方
について解説しています。 この記事を読んでいただければ、フィカス・アルテシマが枝分かれしないときの対処法や知識が身に付きます。迷うことなく剪定できるようになるでしょう。最後には業者に枝分かれしないフィカス・アルテシマの剪定依頼について紹介しているので、ぜひご覧ください。

そもそもフィカス・アルテシマとはどんな植物?

「フィカス・アルテシマ」と呼ばれる観葉植物を聞いたり見たりしたことはあるでしょうか。観葉植物が好きな方はわかるかもしれませんが、そうでない方はどんな植物かわからない方が多いと思います。フィカス・アルテシマが、どんな植物なのか解説します。

東南アジアを原産地とするゴムの木の一種

フィカス・アルテシマは東南アジアに自生している人気のゴムの木の一種です。フィカスとはクワ科フィカス属の属名であり、日本語ではイチジク属とも言います。つまり、イチジクもゴムの木の仲間です。アルテシマは、ラテン語で「最も背が高い」の意味があります。自生地のインドや東南アジアでは樹高が非常に高くなる樹木として有名です。鉢植えでも3m以上になることも多いので、育てる際には剪定を施して高さを調節しましょう。

明るいグリーンの葉に黄色い斑のある模様が特徴的

フィカス・アルテシマは明るいグリーンの葉に黄色い斑のある模様が特徴的な植物です。葉は丸みを帯びた卵型であり、優しい印象をしています。品種改良によって、斑入りの色合いが異なる種類もあるので、お気に入りの可愛いフィカス・アルテシマをグリーンインテリアとして見つけるとよいでしょう。

比較的育てやすいので、観葉植物として人気がある

フィカス・アルテシマは比較的育てやすいので、初心者にもおすすめの人気観葉植物の種類です。耐陰性もあるので、明るい室内であれば簡単に育てることができるでしょう。ただし、日差しも入らない場所では、耐陰性があっても枯れるので注意してください。乾燥にも比較的強いですが、土を乾燥させすぎると葉が落ちる原因になるので、適切な水やりを心がけましょう。

アルテシマは普通に育てていても枝分かれしない

園芸店やホームセンターで販売されているフィカス・アルテシマは枝分かれをして、ボリュームがあり見栄えが良いことが多いです。枝分かれしないアルテシマを枝分かれさせる方法を解説します。

普通に栽培しているとアルテシマは枝分かれしない

普通に栽培しているとアルテシマは枝分かれしないことが多いです。枝分かれしていると、かっこいい姿になりますが、購入したまま育てても、枝分かれしないでしょう。

ゴムの木は基本的に枝分かれしない植物

ゴムの木は基本的に枝分かれしない植物です。多くの植物は、幹が伸びて枝を出し新芽が生えます。しかし、ゴムの木の多くは、幹となる枝がひたすらにまっすぐ伸び続ける傾向が強いです。幹に直接葉が生えます。

アルテシマを枝分かれさせたいときは?

枝分かれしないフィカス・アルテシマを枝分かれさせたい時の方法を解説します。

アルテシマを枝分かれさせたいなら剪定が必要!

枝分かれしないフィカス・アルテシマを枝分かれさせたいなら剪定が必要です。剪定とは幹や枝を切ること。幹を切ることで、先端を伸ばすために溜まっていた栄養は、剪定した部分に溜まります。剪定された部分で植物活性が起こり、成長点が刺激され、新しい枝が1本~3本ほど出てきます。そのため、枝分かれさせたい場合は、剪定を行ってください。

アルテシマを枝分かれさせるために必要な剪定について徹底解説

枝分かれしないフィカス・アルテシマを枝分かれさせるために必要な剪定は、葉のある上部分で切ること。剪定した場所から、枯れ込むことも考えて、葉の付け根部分から5㎝~10㎝上で剪定するとよいです。葉の付け根部分の成長点から新しい枝が出てきます。株の先端に溜まるべき栄養が剪定することで、下部の幹にも溜まります。結果的に、下部の成長点が刺激され、枝が複数出てくるわけです。

アルテシマを枝分かれさせるための剪定の時期

枝分かれしないフィカス・アルテシマを枝分かれさせるための剪定の時期を見ていきましょう。

アルテシマは4~10月の暖かい時期に剪定する

フィカス・アルテシマは4月~10月の暖かい時期に剪定します。4月~10月は成長期であるため、生育が活発です。そのため、剪定すると、すぐ新芽が出てきて枝となります。剪定の傷みからも回復しやすいです。ただし真夏の8月~9月の猛暑日は剪定を避けてください。8月~9月の気温が高い時期は生育が緩慢になりやすいためです。

4~10月でも枝葉に勢いのない状態なら剪定をしない

もし4月~10月でも枝葉に勢いのない状態なら剪定しない方が良いです。根傷みや根腐れ、葉焼けなどによってフィカス・アルテシマが元気がない状態で、剪定すると枯れる恐れがあります。状態を悪い部分を切る程度であれば問題ないですが、枝を出すために健康的な幹を切らないようにしてください。

気温が低い状態で剪定すると枯れる可能性があるので冬の時期の剪定は注意が必要

枝分かれしないフィカス・アルテシマを気温が低い状態で剪定すると枯れる可能性があるので、冬の時期の剪定は注意が必要です。基本的には、冬は剪定しません。秋以降は成長が緩慢になるので、剪定を控えてください。冬に剪定すると、気温が低いため新芽は出てこず、そのまま枯れ込む可能性があります。冬に剪定したい場合は、冬の間は暖房によって常に15℃~20℃を維持できる環境を整えてください。

どこを切る?アルテシマの剪定で切る場所と残す場所

アルテシマの剪定と言っても、「どこで切ればいいのか」迷うかもしれません。基本的には、先述した通り葉の上5㎝~10㎝で切れば問題ありませんが、もう少し踏み込んで解説します。

基本的には枝分かれさせたい場所を切れば大丈夫

枝分かれしないフィカス・アルテシマは基本的には枝分かれさせたい場所を切れば大丈夫です。安心してください。剪定が浅く、上の部分で切ると、上部分から枝分かれしてバランスが悪くなります。かといって、根元から切ると、新芽が出にくいので気を付けてください。バランスがよさそうな場所で剪定すれば、剪定した場所の下部分から新芽が伸びて枝分かれします。切り落とした枝は挿し木で増やすこともできるので、ぜひチャレンジしてみてください。

葉の付け根の5mm〜1cm上で切ると良い

剪定は葉の付け根の5㎜~1㎝上で切るとよいとされています。しかし、それは見た目の問題であり、ぎりぎりで剪定すると、剪定部分からの枯れ込みによって、葉の付け根の成長点まで枯れる恐れが高いです。剪定部分からの枯れ込みを考えて余白を持たせるように5㎝上で切ると安心です。

車枝や下り枝など見栄えや生育を阻害する枝は切り落とす

剪定する際は、車枝(くるまえだ)や下り枝(くだりえだ)などの見栄えや生育を阻害する枝葉切り落としてください。車枝とは、枝や幹の1か所からくるっと1周するように4本~5本ほどの枝が伸びて車輪ように見える枝です。栄養が分散するだけでなく、風通しや見栄えが悪くなるので、1本だけ枝を残してすべて剪定しましょう。下り枝とは、下に向かって伸びる枝です。枝は通称上に向かって伸びますが、下に向かって伸びるので、フィカス・アルテシマの見栄えが悪くなります。下り枝は伸ばしていても形が悪くなるだけなので、根元から剪定して取り除いてください。車枝や下り枝でも挿し木はできるので、余分な葉は挿し木で増やしてみてはいかがでしょうか。

アルテシマの剪定に必要な道具と剪定の手順

フィカス・アルテシマの剪定に必要な道具と剪定の手順を解説します。

ゴムの木の剪定に必要な道具

フィカス・アルテシマをはじめ、ゴムの木の剪定に必要な道具を見ていきましょう。

剪定バサミ

専用の剪定バサミを準備してください。フィカス・アルテシマをはじめ、ゴムの木の枝や幹は太く硬いです。通常の髪を切るようなハサミでは切れません。園芸用のしっかりして切れ味の良い剪定バサミを準備しましょう。

切り口から出てくる汁に手が触れないようにするための手袋

ゴムの木を剪定すると、切り口から乳白色の樹液が出てきます。切り口から出てくる汁に手が触れないようにするための手袋を準備してください。ゴムの木の仲間なので、樹液にはラテックスと呼ばれるゴムの主成分が含まれています。樹液に触れてしまうと、肌が弱い方は皮膚が荒れてしまうかもしれません。特に、ラテックスアレルギーの方は症状が重い場合があります。そのため、樹液に触れないように手袋をはめて剪定をしてください。

切った枝をまとめる新聞紙

剪定することによって、切った枝をまとめる新聞紙も準備しておくとよいでしょう。切った枝の切り口からも樹液は出るので、置いた床が汚れないように新聞紙やごみ箱などを準備しておくと、作業がしやすいです。

ティッシュペーパーなど樹液をふけるもの

ティッシュペーパーや布巾など樹液をふけるものを準備してください。樹液は剪定後も、切り口が乾くまで流れ続けます。こぼれた樹液で幹や葉が汚れると見栄えが悪くなります。また、床にこぼれると汚れてしまうので、注意してください。ゴムの木の樹液は取れにくいので、こぼさないように剪定後はティッシュペーパーや布巾を切り口にかぶせておくとよいでしょう。

アルテシマの剪定の手順

フィカス・アルテシマの剪定の手順を解説します。

剪定後の枝分かれしたアルテシマの樹形を想像する

まずは剪定後の枝分かれしたフィカス・アルテシマの樹形を想像してください。「剪定後にどのように枝が伸びてほしいか」を想像することで、どの部分を切ればよいかわかりやすくなるためです。

傷んだ枝や徒長し伸びすぎている枝、枯れた葉などを切り落とす

もしフィカス・アルテシマに傷んだ枝や徒長して伸びすぎている枝、枯れた枝などがあれば切り落としてください。それらの枝は、今後伸びてくる新しい枝の邪魔になります。また、風通しを悪くして病害虫発生の原因にもなるので注意しましょう。

節が残るように剪定する

剪定は、節が残るように切ってください。節とは植物の葉が生えた後であり、成長点が存在する場所です。葉が変えている場所には、まだ節ができていない場合もありますが、時間が経つと薄く横線が入って節になります。この節の部分から新芽が出てくるので、伸びてほしい部分の節を残さないと、狙った位置から枝は伸びてこないので、気を付けましょう。

想像した枝分かれの姿を思い描きその形に近づける

剪定前に想像した枝分かれの姿を思い描き、その形に近づくように剪定してください。節を確認しながら剪定を行えば、理想の形に剪定できるかもしれません。

アルテシマを剪定する際の注意点

剪定を失敗すると、その後の成長に大きく影響します。フィカス・アルテシマを剪定する際の注意点を見ていきましょう。

切り口から出る白い液が肌に触れないようにする

切り口から出る白い液が肌に触れないようにしてください。ゴムの成分であるラテックスはアレルギー症状を引き起こします。ラテックスアレルギーの方は注意してください。また、アレルギーを持っていなくても、肌が弱い方は肌荒れを起こす可能性があります。剪定の際には手袋をしましょう。

失敗におびえず思い切って剪定する

失敗におびえずに思い切って剪定してください。剪定を失敗するのが怖くて、剪定しないままだと、どんどん樹高が伸びて形が悪くなります。枝を出してかっこよくしたい場合は、失敗を恐れずに思い切って剪定することが重要です。

雨の日は避けて晴れの日に行う

剪定は雨の日は避けて晴れの日に行いましょう。雨の日は湿度が高くなります。湿度が高いと、空気中に細菌が舞いやすく切断面に細菌が付着しやすいです。付着すると切断面から細菌が侵入して枯れ込む恐れがあります。また、雨の日は切断面が乾きにくいので、樹液が止まらなかったり、細菌付着の恐れが高かったりするので、気を付けてください。梅雨前の5月~6月には剪定しておくと安心です。

剪定の数日前から水やりを控える

剪定の数日前から水やりを控えるとよいでしょう。剪定前にたっぷりと水を与えると、フィカス・アルテシマの体内に水分が多く含まれていることになるので、剪定がしにくくなります。枝や幹が膨らむためです。また、樹液の量も増えるので、剪定する日を決めたら、乾燥気味に管理しておくと剪定がしやすいです。

剪定したその後のアルテシマの手入れ法

フィカス・アルテシマの剪定ができたら、その後のお手入れが気になりませんか。せっかく剪定したのに、管理が悪いと枯れる可能性があります。お手入れ方法を見ていきましょう。

風通しの良く日光がよくあたる場所に置く

枝分かれさせるために剪定した後は、風通しと日当たりがよい場所に置いてください。ただし、日当たりと言っても真夏の直射日光には当てないようにしましょう。剪定で、幹が傷んでいるので、室内の窓際の近くがベストです。強い直射日光や西日に当てると葉焼けする可能性があります。

土の表面が乾いたら水やりを行う

土の表面が乾いたら水やりしてください。枝葉を剪定しているので、剪定前よりも水分の吸収が遅い可能性が高いです。そのため、通常通りに水やりするとやりすぎて根腐れになるかもしれません。水やりは土の乾燥具合を確認してたっぷりと与えてください。多湿環境を好む植物なので、水やりとい一緒に霧吹きをしてあげると、葉がイキイキとします。冬に霧吹きする場合は、暖房で温度がしっかり上がったタイミングで行いましょう。

真夏の暑い時期は朝や夕方など涼しい時間帯に水やりを行う

真夏の暑い時期は朝や夕方など涼しい時間帯に水やりします。真夏のお昼の時間は気温が高すぎます。この時間帯に水やりすると、土の中で根が蒸れて腐ってしまう可能性があるので気を付けてください。気温が低く涼しい朝や夕方に水やりします。土の乾きが早い場合は、朝と夕方2回水やりしてください。

1~2年に1度5月~7月に植え替えを行う

フィカス・アルテシマは1年~2年に1度5月~7月に植え替えを行いましょう。植え替えは、剪定と同時に行うとよいです。成長期に、枝葉と根を整えて植え替えることで、今後の生育が良くなるでしょう。グリーンインテリアとして育てている場合も、植え替えは必要です。剪定だけでなく植え替えも行ってください。植え替えのタイミングで対に肥料を混ぜ込んでおくと、新しい根が伸びた時に効率よく肥料分を吸収できます。

不安だったら業者に依頼する選択肢もある

剪定が不安だったら業者に依頼する選択肢もあります。業者に依頼する選択肢について解説します。

業者ならきれいに剪定をしてくれる

剪定で失敗したくない場合は、業者なら綺麗に剪定してくれます。ただし、依頼者が望むイメージをしっかり伝えていないと、業者がイメージした樹形で剪定されるので、その点には注意してください。剪定自体は綺麗にしてくれて、その後のアフターフォローもしっかりしてくれるので安心して任せることができます。

きれいに剪定できればきれいな枝分かれが作れる

フィカス・アルテシマを綺麗に剪定できれば、綺麗な枝分かれが作れます。自分で切って綺麗に剪定できないと、枝分かれが綺麗にできないことも。それも楽しみ方の一つではありますが、常にフィカス・アルテシマを格好良くしておきたい場合は、ぜひ業者に頼んでみましょう。

【まとめ】アルテシマが枝分かれしない!枝分かれさせる剪定方法と育て方を紹介

ここまで枝分かれしないフィカス・アルテシマの解決ついて解説してきましたがいかがでしょうか。 この記事のポイントは
  • フィカス・アルテシマはクワ科フィカス属の植物でありゴムの木の仲間で、原産地はインドや東南アジア
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマ枝分かれさせるための方法は、「剪定」
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマを剪定する時の注意点は「樹液に触れない」「思い切って剪定する」「晴れの日に行う」「剪定前は水やりを控える」
  • 枝分かれしないフィカス・アルテシマ剪定後の育て方は「日当たりの良い場所に置く」「土の表面が乾いたら水やりする」「夏は涼しい時間帯に水やりする」「1年~2年に1度5月~7月で植え替えする」
です。 枝分かれしないフィカス・アルテシマについて詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、フィカス・アルテシマを剪定して育ててみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。