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ツバキの剪定方法を解説!花つきを良くする方法や低くする方法まで

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椿は日陰でもよく育ち、鉢植えでも楽しむことができる植物です。また、庭に生垣として植えることもできるのでとても人気のある植物でしょう。

椿はゆっくり育ってくるので気が付いたらすごく大きくなっているかもしれません。そんな椿を美しく保つために剪定が必要になってきます。

そこで今回は、椿の剪定について詳しく解説していきたいと思います!剪定を行う時期や、剪定の作業の仕方などについても合わせてご紹介していきます!ぜひ最後までご覧ください!

目次
  1. 椿の剪定を行って栽培を効率的に行おう
    1. 植物の剪定とは庭木の枝を切るお手入れ
    2. 椿を剪定するメリット
    3. 椿の剪定をしないデメリット
  2. 椿の剪定はいつ行うのか
    1. 椿の剪定に適した時期は春
    2. 剪定を秋に行う場合は9月から10月に頂点の整理を意識する
    3. 品種によっては、剪定時期が異なる
  3. 庭木・鉢植えの椿を自分で剪定する方法
    1. 強剪定(切り戻し剪定):枝を途中から切って、樹形をコントロールする
    2. 透かし剪定:不要な枝を付け根から切って、大木の椿を低くする
    3. 椿の剪定は、この二つの剪定を行うのが一般的
  4. 椿の剪定はどこを切る?切るべき枝の種類
    1. チャドクガの卵がついた葉っぱの枝
    2. 徒長枝:ほかの枝より長く伸びている枝
    3. 混みあった枝
  5. 椿の強剪定のやり方
    1. 準備するもの
    2. 強剪定の仕方
  6. 透かし剪定のやり方
    1. 準備するものは強剪定と同様
    2. 透かし剪定の仕方
  7. 生垣にした椿の選定方法
    1. 垣根を電動バリカンを使って剪定する
    2. 手順①:太めの枝を剪定バサミで切っておく
    3. 手順②:垣根の側面を株本から上へなでるようにバリカンを滑らせる
    4. 手順③:側面を削り終わったら高さをそろえる
  8. 実際に椿の剪定をするときに注意すること
    1. 花芽を切らないこと
    2. 剪定後に肥料を与える
  9. 【まとめ】ツバキの剪定方法を解説!花つきを良くする方法や低くする方法まで

椿の剪定を行って栽培を効率的に行おう

椿の剪定

椿のみならず、似たような山茶花など植物全体含めても剪定を行うことで栽培の効率がよくなったり、美しさを保つことができるようになります。その剪定を行うメリット・デメリットについても紹介していきましょう。

植物の剪定とは庭木の枝を切るお手入れ

そもそも、植物の剪定っていったいどんな作業なのというガーデニング初心者の方もいらっしゃるかと思います。剪定とは、庭木の不要な枝や葉っぱを切り落とし、樹形を整えたり、風通しを良くして健康に保つことを目的としています。また、お手入れをすることで長く植物を楽しむことも可能になります。椿と似ている山茶花なども剪定をしてあげると同じように健康になります。

椿を剪定するメリット

では、椿を剪定するメリットについて詳しくみていきましょう。

①風通しがよくなる

まず、上記の植物の剪定のところでも説明した通り、風通しが良くなると、椿は健康を保つことができます。風通しが良くなれば枯れ枝も少なくなり、花付きがよくなるでしょう。

②樹形を保つ

剪定を行うことで、椿の樹形をきれいに保つことができます。枝や葉っぱが伸び放題だったりすると見た目も悪いですし、樹形も崩れてしまい、美しくなりません。お手入れしてきれいな椿を鑑賞したいならしっかりと剪定しましょう。

椿の剪定をしないデメリット

続いて、椿を剪定しないデメリットについて説明していきます。

①虫や病気の発生原因になる

椿を剪定しなかったら、虫や病気が発生しやすい原因を作ることになります。枝葉が伸び放題だと、チャドクガという虫がつきやすくなります。

②椿が傷んでしまう可能性がある

また、枝葉が多くなってしまい、通気性が悪くなると蒸れてしまうようになります。それを放置すれば虫や病気になるのはもちろん、さらに放置すれば椿が傷んできます。そうなると健康状態も悪くなるので、しっかりと剪定を行いましょう。

③栄養が行き届かず成長の妨げとなる

剪定を行わないと、椿は大きくなり続けます。放置しすぎて、あまりにも大木になりすぎると、均等に栄養が行き渡らなくなってしまい、成長が阻害され花付きが悪くなってしまいます。椿を長く楽しみたいなら、しっかりと剪定を行ってあげて、大木になるのを防いであげるのも大事ですよ。

椿の剪定はいつ行うのか

剪定はいつ行うのか

椿の剪定のメリット・デメリットについて解説したところで、次は椿の剪定はいつ行えばいいのか。解説していきたいと思います。

椿の剪定に適した時期は春

椿の剪定に適した時期はいったいいつなのか?説明していきます。

花が咲き終わった4から5月ごろに行う!

椿の花は4月~5月の春になってきたら徐々に枯れ始めてきます。そのため、咲き終わる春の時期に行うのが良いとされています。暖かくなってきて新しい花が減ってきたころになると、剪定の際に切るべき枝がわかりやすくなり、作業が効率よく進められるでしょう。

椿は、2月から4月の開花し、次の年の新芽が6月頃に出始める

品種にもよりけりですが、椿の開花時期は2月~4月ごろとなっています。そして、花が枯れてくる4~5月が過ぎて、6月になってくると翌年に咲くための新芽が出始めてきます。そのため、6月ごろに剪定するときはこの新芽を切らないよう意識します。

剪定を秋に行う場合は9月から10月に頂点の整理を意識する

春の花の咲き終わりに剪定をし忘れても、椿の剪定は9月~10月の秋ごろに行っても問題はありません。ただし、秋に剪定を行う場合は、頂点を整理することを意識して行いましょう。円錐状になって伸びた芽を中心に切り落としますよ。

品種によっては、剪定時期が異なる

ただし、椿の品種によっては剪定時期が変わってくることも。品種の違う椿の剪定時期について説明しましょう。

夏椿は、11月から2月が剪定時期

椿の品種である夏椿の剪定時期は、11月~2月の冬の時期となっています。夏椿は剪定が得意ではなく、間違った時期に剪定を行ってしまうと枯れてしまうことに繋がりますので注意しましょう。

夏椿は冬が休眠期(落葉期)となっており、剪定で受けるダメージを抑えることができる

では、どうしてその時期に行うのか。夏椿の休眠期は冬となっていて、その時期に行えば剪定で受けるダメージを抑えることができます。それに、剪定が苦手ですので、軽く間引く感じで剪定をするくらいで大丈夫です。

庭木・鉢植えの椿を自分で剪定する方法

椿の剪定する

さて、椿の剪定を庭師の人に頼まず、自分で剪定したい!と考えている方もいるでしょう。ここからは、自分で椿の剪定をする方法について説明していきます。

強剪定(切り戻し剪定):枝を途中から切って、樹形をコントロールする

強剪定(切り戻し剪定)とは、伸びすぎた枝や茎を途中から切り落とし、枝を短くして樹形を整える方法となります。強剪定を行うと、新芽などに栄養が行き渡りやすくなり、風通しもよくすることができます。

透かし剪定:不要な枝を付け根から切って、大木の椿を低くする

透かし剪定とは、枝や葉っぱが生い茂っている部分、伸びている不要な枝を付け根からカットし、大きくなっていく椿のボリュームを低くする方法のことです。不要な枝などを落とすことで風通しがよくなり、病気や虫がつきにくくなります。

椿の剪定は、この二つの剪定を行うのが一般的

他にも、刈り込み剪定という方法もありますが、椿の剪定は基本的にこの二種類が一般的と言えます。自分がイメージする椿の樹形に合う方法で剪定を行いましょう。

もし、仕上がりの美しさを重視するなら、透かし剪定で仕上げてみましょう。低くすることもできますし、小さくすることもできる方法ですよ。

椿の剪定はどこを切る?切るべき枝の種類

剪定場所

さて、剪定を行いたいと思っても、椿のどこを切るとよいかわからないと思います。そこで、ここからは剪定でどこを切るべきなのか解説していきましょう。

チャドクガの卵がついた葉っぱの枝

まず、最優先に切るべき枝は、チャドクガの卵が付いた葉っぱの枝となります。説明していきます。

害虫チャドクガは、有毒で危険

そもそも、チャドクガとは何?と思う方もいらっしゃるでしょう。チャドクガとは、椿が大好物で葉っぱをバリバリ食べていきます。そのチャドクガの幼虫には「毒針毛」という細かくて軽い毛を持っていて、刺激を与えたりするとこの毛を飛ばしてきます。この毛が肌に刺さると炎症を起こし、赤い発疹が広範囲に広がっていく猛毒を持っています。もし、この毛が刺さってしまったら、テープなどで取り除き、すぐに流水で洗い流しましょう。その後、皮膚科などにかかるようにしましょう。

黄色い卵のうちについた葉っぱの枝ごと切り戻し剪定を行う

そんなチャドクガの卵は葉っぱの裏についていたりします。もし、見つけた場合はその枝ごと切り戻し剪定を行いましょう。ただし、卵にも毒針毛がついていますので、切り落とすときはしっかりと注意しておきましょう。

徒長枝:ほかの枝より長く伸びている枝

次に切るべき枝は、徒長枝という他の枝より長く伸びている枝のことです。

これは分かれた枝が無く、1本だけ主幹の下の方から他の枝よりも長く伸びた枝

徒長枝とは、樹木の途中から上向きに生えてくる枝となります。分かれた枝もなく、その1本のまま他の枝よりも長く生長していくため、この枝を剪定しないとどうなるかというと、養分が多く消費されてしまいます。無駄に養分を取ってしまうため、花付きが悪くなるので、積極的に剪定する必要がある枝といえます。

バランスをよくするために剪定を行う

また、徒長枝には花芽も付かないので、場合によってはただ樹形を崩すだけの不要な枝となります。ですので、徒長枝は剪定でしっかりと落とすようにしましょう。

混みあった枝

次に切っておくとよい枝は、混み合っている枝でしょう。

木の内側にあり、切っても木の大きさ自体には影響しない

混み合っている枝自体は木の内側にあったりします。そのため、切り落としたとしても大きさ自体は影響がないので安心して剪定しましょう。

放っておくと風通しが悪いことで枯れ枝になり、病害虫の発生原因になることも

ただし、剪定しないとどうなるかというと、風通しが悪くなり、その枝が枯れ枝となってしまい、病原虫が発生する原因に繋がります。剪定するときにしっかりと切り取っておくことが大事です。

椿の強剪定のやり方

椿 強剪定

では、強剪定のやり方について説明していきましょう。

準備するもの

まずは、剪定を行う際に準備しておくものを紹介しておきましょう。

剪定バサミ

椿の枝はとても硬いので、剪定バサミが必要となります。使用する頻度が一番のため、自分の手になじみやすい鋭利なものを用意しておきましょう。

植木バサミ

剪定バサミで作業しづらくなる細かい場所には、植木バサミがあると作業しやすくなるでしょう。植木バサミもできるだけ切りやすい鋭利なものを用意しましょう。

手袋

怪我を防止するために、軍手などの手袋を用意しておきましょう。滑り止めがついている軍手なら剪定がしやすくなりますよ。

強剪定の仕方

必要な道具が準備できたら、次は強剪定の仕方について説明します。

他の枝より太い枝を輪郭より2-3節やや内側で切る

まずは、他の枝より太い枝を、輪郭より2~3節ほど内側で切り落とします。この強剪定を行うことで、樹形をコントロールしやすくなります。

太い枝を切るときは他の枝との分岐の上1〜2cmのところで切る

さらに太い枝を切るときは、他の枝と分岐している部分から1~2cmほどのところで切りましょう。ただ、切り戻し剪定は枝を大きくカットするため、樹木へのダメージが大きめです。

透かし剪定のやり方

椿の透かし剪定

続いて、透かし剪定のやり方について説明していきましょう。

準備するものは強剪定と同様

準備する道具は、強剪定で説明したものと同じです。清潔で鋭利なハサミ、滑り止めのついている軍手を準備しておきましょう。

透かし剪定の仕方

では、透かし剪定の仕方について説明していきましょう。

成長に必要のない枝、邪魔な枝を根元からカットする

透かし剪定とは、成長に不要な枝、邪魔な枝を根元からカットする方法で、風通しを良くするために行います。通気性が良くなれば、木が健康になり、また、木全体のボリュームもこの剪定で均一にすることができます。

こまめに全体を見てバランスを調整し、木が小さくなり、透けるように剪定する

ただし、調子に乗って切っていくと、知らない間に木が小さくなりすぎてしまったり、残しておかないといけない枝も切り落としてしまうこともあります。こまめに全体を見ながらバランスを整えておき、内側に日光が当たるように、まさに透けるように剪定していくことが大事ですよ。

生垣にした椿の選定方法

生垣の椿の剪定

では、椿を生垣にしているときの剪定方法はどのような方法があるのでしょうか?解説していきましょう!

垣根を電動バリカンを使って剪定する

生垣にした椿の樹形をきれいに整えるには、電動バリカンを使用します。ただし、電動バリカンを使用する前に、太めの枝を剪定しておかないと、電動バリカンが刃こぼれしてしまうので、最初は剪定バサミで切り落としてから、バリカンで整えていきますよ!

手順①:太めの枝を剪定バサミで切っておく

まずは、バリカンを使う前に、太めの枝を剪定バサミでカットしておきましょう。電動バリカンでは切り落とすことができず、刃こぼれすることもあり、ケガする恐れがあります。

手順②:垣根の側面を株本から上へなでるようにバリカンを滑らせる

太い枝を切り落としたら、電動バリカンの出番です。電動バリカンで樹形を整えるには、まずは生垣の側面からスタートし、垣根の株元からなでていくように上にバリカンを滑らせていきます。このとき、中へ入りこまないように注意しながら表面だけを刈り取っていきましょう。

手順③:側面を削り終わったら高さをそろえる

そのように側面が削り終わったら、次は垣根の高さを整えていきます。目印として、糸などを用意しておくと、高さの目安がわかりやすくなりきれいに仕上げることができるでしょう。

実際に椿の剪定をするときに注意すること

注意

では、実際に椿に剪定を行う際に、注意すべきことは何でしょうか?解説していきましょう。

花芽を切らないこと

まずは、間違っても花芽を切り落としてはいけないことでしょう。説明していきます。

花芽を切ると、翌年の花が少ない原因となる

もし、間違って花芽を切り落とすと、翌年の花が少なくなることになります。花芽と切り落としても大丈夫な葉芽と見分けて切り落とすことが大事となってきます。

丸くなっている芽は葉芽ではなく花芽の可能性が高い

では、花芽と葉芽の違いを見極めるにはどこを見ればよいのでしょうか。どちらかの芽を見分けるには、形に注目してみましょう。花芽の場合は、丸くなってぷっくりと膨らんだ楕円形のような実となっていますが、葉芽は細長くて尖った形となっています。

ただし、この形になるには8月~9月ごろと少し遅く、6月~7月に芽が出始めたころはどちらも同じ見た目をしています。もし見分けられない場合は、芽が少し成長するまで待ってみましょう。見分けることができるのであれば、丸くある花芽が付いた枝を残して剪定してみましょう!

剪定後に肥料を与える

椿を剪定した後は、水やりや肥料などの基本的なお世話やお手入れも必要になります。水やりも大事ですが、肥料は特に大事に与えてあげましょう。もし、庭植えに植えているなら2月に「有機肥料」を、鉢植えの場合は3月に「化成肥料」を株元へ与えます。もし、すでに花が咲いているなら、花が咲き終わったときに追肥しましょう。

【まとめ】ツバキの剪定方法を解説!花つきを良くする方法や低くする方法まで

今回は、椿の剪定について解説してきました。椿は庭植え・鉢植え、また生垣でも育てやすい植物であり、剪定さえしっかりとしておけば、いつまでも美しく健康でいられる植物でしょう。

ただし、あまりにも剪定をしないで放置しておくと、風通しが悪くなり、病気になったりチャドクガのような病害虫がついたりととても残念なことになってしまう恐れもあります。

椿を長く楽しむためにも、一番重要な剪定という作業をしっかりと行うようにしましょう。もし、自分でするのが大変ならば、業者に頼むことでも解決できるでしょう。

ぜひ、椿を楽しむために剪定を覚えてみてはいかがでしょうか!

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。

 

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。