アネモネは植えっぱなしでも育つの?その他様々なトラブルも解説!

アネモネは植えっぱなしでも育つの?その他様々なトラブルも解説!
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目次

カラフルな花色が印象的なアネモネは、花束やフラワーアレンジメントにもピッタリな植物です。お庭に植えてたくさん増やしたいアネモネですが、植えっぱなしにしても枯れることのない特徴を持っているのでしょうか。植えっぱなしでアネモネを育てるコツがあれば、ぜひ知っておきたいですよね。 そこでこの記事では、
  • アネモネってどんな植物なの?
  • アネモネは植えっぱなしでも大丈夫?
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法①準備
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法②置き場所
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法③水やり
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法④夏越し
  • 地植えのアネモネの管理方法
  • アネモネの育て方をおさらいしておこう
  • アネモネを種から育てて植えっぱなしにしよう
以上のポイントを中心にご紹介していきます。 この記事を読めば、アネモネの基本的な育て方から植えっぱなしにするコツまでひと通りの知識を知ることができるはずです。可愛らしくパッと目を惹くアネモネを植えっぱなしで育ててみたいという方はぜひ、最後まで記事をご覧ください。

アネモネってどんな植物?

まずは、アネモネがどんな植物なのかをご紹介します。球根植物のアネモネは、赤や白、紫、ピンクなど様々な花色が楽しめる魅力があります。カラフルでやわらかい花びらだけでなく、花の中心部も黒や茶色なのでとても目を惹く特徴をもっているのです。アネモネの名前の由来はギリシャ語で「風」と意味します。早春の風に吹かれて儚く揺れるアネモネの様子からイメージされた素敵な名前ですね。

アネモネの基本情報

アネモネの基本情報は以下の通りです。ヨーロッパ原産のアネモネは、耐寒性が高く耐暑性が低い特徴がありますので、育てる環境温度も夏場は特に気を付けて管理してあげましょう。
園芸分類 キンポウゲ科アネモネ属
形態 草花
原産地 ヨーロッパおよび地中海地域
開花時期 2月~5月
耐寒性/耐暑性 耐寒性が高く、耐暑性は弱い

アネモネは初心者でも育てやすい植物

アネモネは球根植物の草花なので、比較的に丈夫で初心者でも育てやすい植物だと言われています。基本的な栽培方法さえ把握しておけば、何年でも花を咲かせてくれるアネモネ。明るい花色は春が楽しみになるワクワク感を与えてくれます。初心者でも育てやすいので、初めてガーデニングに取り入れるのにも適した植物でしょう。

アネモネの花びらに見えている部分は咢(がく)

実は、アネモネのカラフルな花びらは花ではなく咢(がく)だということを知っていましたか。アネモネは花びらがない植物で、ガクの中心にすぐに雄しべやめしべがついた特徴的な姿をしています。アネモネの咢は多様に変化していて、現在では八重のカラフルなガクをもつとても華やかなアネモネも販売されています。

アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」

アネモネには「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」という恋愛に関してはマイナスは花言葉がつけられています。アネモネの花言葉はギリシャ神話からイメージされてつけられているので、悲恋を思わせる言葉が選ばれているのでしょう。アネモネを恋人に贈っても大丈夫なのか心配になる方もいるかもしれませんが、花色によってはポジティブなものもありますので安心してくださいね。

アネモネの人気の品種を紹介

アネモネの基本的な情報がわかったところで、人気の品種を簡単にご紹介しましょう。見た目や花色が様々に異なるアネモネには、たくさんの品種があるのです。

アネモネ・フルゲンス

原種系のアネモネフルゲンスは清楚で可憐な見た目が人気の品種です。メジャーなアネモネよりもワンサイズ小さめなので、植木鉢などで育てやすい品種と言えるでしょう。アネモネ・フルゲンスは花色の豊富さが人気のひとつですので、お庭の雰囲気に合わせて色を選びたい品種ですね。

アネモネ・アンアリス

薄いピンクやベージュなど大人の女性に似合いそうな花色のアネモネ・アンアリス八重の花びらが見事な品種です。花にわずかにグラデーションが入っているので、一輪でも十分に楽しめる豪華さも兼ね備えています。鉢植えにして大切に花を咲かせたい魅力がアネモネ・アンアリスにはあふれていますね。

アネモネ・デカン

一般的に流通しているアネモネの品種の中でも大部分を占めるのが、アネモネ・デカンです。カラフルな花色は一輪でも目を惹きつけて、選びごたえがある魅力を感じさせてくれるアネモネ・デカン。中心部が妖艶にも見えるダークカラーなので、色の対比を楽しみたい方にもおすすめです。

アネモネ・モナリザ

切り花として流通していることの多いアネモネ・モナリザは、10㎝ほどの大きさの花を咲かせる大輪の品種です。モナリザシリーズにもたくさんの花色がありますので、どんなお庭にしたいのかイメージしながら選ぶのも楽しいですね。花が大きいので降雨などで傷まないように鉢植えにして育てるのがおすすめです。

アネモネ・セントブリジット

豪華で華やかなアネモネ・セントブリジットは、幾重にも重なった花びらが特徴的な品種です。たくさんの花びらがついていつつも、整った円形の花姿を崩さないのでフラワーデザイナーなどにも愛される品種と言えるでしょう。アネモネ・セントブリジットは花の豪華さに反して、栽培が簡単なのも人気の理由のひとつでしょう。

アネモネは植えっぱなしでも大丈夫?

では、肝心のアネモネは植えっぱなしで大丈夫なのかについて回答していきましょう。様々な品種がある多年性球根のアネモネは、植え替えをせずに植えっぱなしで育てることができるのでしょうか。

地植えの場合は難しいが、鉢植えの場合は植えっぱなしでも大丈夫

アネモネは地植えでは植えっぱなしにするのは難しいのですが、鉢植えの場合は植えっぱなしでも大丈夫だと考えられています。なぜ地植えでは植えっぱなしが難しいのか解説していきましょう。

地植えでは日本の気候上、球根が腐りやすい

原産地の地域と異なり、日本には梅雨や猛暑など温度変化や環境変化が多い気候の特徴があります。そのため、地植えでは日本の気候上、球根が腐りやすくなってしまうのです。そのまま植えっぱなしにしてしまうと球根が腐って、次の年には咲かなくなってしまう可能性があります。

地植えの場合は植えっぱなしにせず、掘り上げて管理がおすすめ

地植えでアネモネを育てたい場合には、植えっぱなしにはせず花が咲き終わった後に掘り上げて管理するのがおすすめです。球根を掘り上げた後に、風通しが良い半日陰の場所で管理すれば球根が傷むことなく次の年も花を咲かせてくれることでしょう。掘り上げた球根は秋になったら改めて新しい場所に植え替えを行います。

適切な環境下で植えっぱなしで管理することが可能

アネモネを植えっぱなしで育てたいという方は、こちらの記事で紹介する栽培方法をぜひ試してみてください。適切な環境下で植えっぱなしにすれば、枯れることなく毎年花を咲かせてくれるはずです。

アネモネの植えっぱなしでの管理方法や注意点を紹介

では、ここからはアネモネの植えっぱなしでの管理方法や注意点をご紹介していきましょう。それぞれの段階で必要なポイントや管理方法をご紹介していきますので、アネモネを植えっぱなしで育てたいという方は参考にしてみてください。

アネモネの花後から植えっぱなしまで【準備】

まずは、アネモネの花後から植えっぱなしにするまでの準備編を解説していきましょう。

アネモネは大体5月ごろに花が咲き終わる

アネモネは、2月下旬の早春から5月くらいまでの季節に花を咲かせます。5月ごろに花を咲かせた終わった後には、どのような環境で管理していけばよいのでしょうか。地植えにして球根を掘り上げる場合にも、同じような作業を行っておくことをおすすめします。

花後は花を茎の部分からカットする

アネモネがカラフルな花を咲かせた後には、茎の部分からカットしてしまいます。枯れた花や花がらをつけたままにしてしまうとカビや病気の発生源になってしまいますし、見た目もよくありません。種を採取することを目的としないのでしたら、すぐにカットしてすっきりとさせておきましょう。

球根を太らせるために水と肥料を与える

花びらをカットした後には、まだ葉が青々としているはずです。水と肥料を与えて、葉に十分に光合成をしてもらい球根を太らせておきましょう。しっかりとした球根を作ってあげれば、来年も花を咲かせるエネルギーをためこんでくれるはずです。

アネモネの植えっぱなしでの管理方法【置き場所】

次に、アネモネを植えっぱなしで管理するための置き場所についてご紹介します。アネモネは鉢植えでは植えっぱなしが可能だとご紹介しましたので、ここからは鉢植えのアネモネの置き場所について解説しています。

雨の当たらない場所に移動させる

花が咲き終わった後は、アネモネの植えてある鉢を雨の当たらない場所に移動させましょう。球根が腐ってしまうと植えっぱなしにできなくなってしまいますので、なるべく湿度が上がらない場所で管理するのです。特に梅雨の時期には過湿に注意してあげましょう。

風通しの良い場所で鉢ごと乾燥させて管理する

雨の当たらない場所に移動するとご紹介しましたが、物置やまったくの日陰ではいけません。風通しが良く、日陰でありながらも明るい場所で鉢ごと乾燥させて乾燥させるのがアネモネの置き場所として最も重要なポイントなのです。

アネモネの球根が腐ってしまうので多湿には注意

アネモネの球根は腐りやすいので、梅雨の時期の多湿や水のやりすぎには注意が必要です。置き場所によっては湿度が高い可能性もありますので、風通しと湿度には注意してアネモネの球根が腐らないように気を付けましょう。

アネモネの植えっぱなしでの管理方法【水やり】

アネモネを植えっぱなしにするための置き場所がわかったところで、次にどのような水やりを行っていけばよいのかについて解説します。乾燥が重要なアネモネには、水やりの必要があるのでしょうか。

花後は葉が枯れて黄色くなるまで水を定期的に与える

春の終わりに花を刈り取った後に、葉が枯れて黄色くなるまでは定期的に水やりを行いましょう。基本的には土の表面が乾いたら水やりのタイミングだと思って良いでしょう。葉が枯れるまでは光合成をしていますので、適切な水やりが必要になるのです。

葉が枯れ始めたら水やりを止めて土を乾燥させる

葉が黄色くなってから茶色く枯れ始めたら、水やりを止めて土を乾燥させるようにしましょう。土を乾燥させることによって、その中の球根も乾きますので十分に乾かしたらそのまま風通しの良い半日陰で管理しましょう。

気温が下がる10月ごろに水やりを再開する

水やりを止めたまま、春の終わりから夏の間は鉢植えを管理します。その後、気温が下がる10月ごろになったら、球根も成長を始めますのでまた水やりを再開させましょう。この時も、せっかく乾いた球根を腐らせないように土の表面がしっかりと乾いてから水やりを行います。

アネモネの植えっぱなしでの管理方法【夏越し】

アネモネの植えっぱなしでの管理方法として、夏越しの方法について解説していきましょう。耐暑性の低いアネモネは、どのように夏越しをするかによって植えっぱなしにできるかどうかが決まってくるのです。

アネモネは寒さには比較的強いが暑さに弱い

アネモネは耐寒温度があるので寒さには強いのですが、暑さに弱い特徴があります。日本の気候では夏に高温多湿になることが多いので、どのように夏越しをするかがとても重要になってくるのです。

土を湿らせないように注意する

夏越しの大きなポイントとして、土を湿らせないように注意することが挙げられます。水やりを行わないようにするとともに、湿度が高い場所に鉢植えを置かないように気を付けましょう。

半日陰で乾燥させて夏越しさせる

夏越しにおいて重要なポイントの二つ目として、半日陰で乾燥させて管理することが挙げられます。置き場所の項目でも解説したように、風通しの良い半日陰の場所で乾燥気味に夏越しをさせましょう。

アネモネの地植えの場合の管理方法

アネモネを地植えにした場合には植えっぱなしでは育てられませんが、夏越しを上手にさせることによってまた来年の花を咲かせることもできます。この項目では、アネモネの地植えでの管理方法について解説していきましょう。

地植えの場合は球根を掘り起こして管理して方が良い

基本的に、地植えの場合には球根を掘り起こして管理するのがおすすめです。土の中に球根を植えっぱなしにしたままよりも掘り起こした方が管理しやすく、乾燥もしやすいので腐ることが少なくなるでしょう。

掘り上げのタイミング

では、地植えのアネモネの球根をどのタイミングで掘り起こすべきなのでしょうか。適度に葉に光合成をさせながら、十分に栄養を貯め込ませた後に球根を掘り上げることにようにしましょう。

晴天が続き、土が乾燥している

アネモネの花が咲き終わった後にカットして、水やりを行い葉を充分に光合成させましょう。葉が黄色くなった後に水やりをストップさせ、土を乾燥させます。球根を掘り上げるタイミングは晴天が続き、土が乾燥しているタイミングを選びましょう。

高温多湿になる梅雨前までがおすすめ

球根の掘り上げは、高温多湿になる梅雨の前までに終わらせましょう。梅雨に入ってしまうと湿度が上がり、土や球根が乾燥しなくなってしまいますので春の終わりの晴天の日には掘り上げの作業を行いましょう。

葉が1/3〜2/3ほど枯れた段階

球根の掘り上げには、梅雨の前の晴天の日に行うのがおすすめとご紹介しましたが他にも目安として葉が1/3~2/3ほど枯れた段階を選ぶようにしましょう。完全に枯れる前に掘り上げて、葉を球根のつけ根からカットしても大丈夫です。

アネモネの球根を掘り上げたらすること

アネモネの球根を掘り上げたら、土を払い落して枯れた葉を取り除き十分に乾燥させましょう。球根を濡らさないためにも、水で洗ったりはしないように気を付けます。乾燥させた球根は、半日陰の風通しの良い場所でネットなどに入れて植え付け時期を待ちましょう。

掘り上げた球根の植え付け方法

掘り上げた球根は、10月以降の寒さが増してきた季節を目安に植え付けを行います。地温が高い9月以前に球根を植え付けると腐ってしまうことがあるので、秋になってからのタイミングを目安としましょう。また、霜が降りる地方や深く凍る地域では、なるべく深めに球根を植え付けるのがポイントです。アネモネの球根は尖ったほうが下側なので、植え付ける時に間違えないようにしましょう。

【基本】アネモネの育て方

アネモネの植えっぱなしの方法がわかったところで、基本的な育て方についてもご紹介しておきましょう。アネモネは初心者にもおすすめの育てやすい植物なので、ぜひ鉢植えで育ててみてくださいね。

置き場所

まずは、アネモネの基本的な置き場所や植え場所についてご紹介します。ポイントとして、風通しや日当たりの良い湿度が高すぎない場所を選びましょう。

鉢植えの場合

鉢植えでアネモネを育てている場合には置き場所を動かすことができるので、季節や気温に応じて適切な場所を選んで移動させましょう。夏場に球根を植えっぱなしにさせた鉢植えは、前述したように半日陰の風通しの良い場所に移動させます。冬場には暖かい日が降り注ぐ明るい場所を選んで管理しましょう。

地植えの場合

地植えの場合には、夏には球根を掘り上げますので秋から春にかけての植えつけ場所に気を付けてあげましょう。たくさんの光が降り注ぐ、湿度が高くない場所を選んで植えつけをすると良いですね。できるだけ霜に当たりすぎないように、樹木や軒下の明るい場所が適しています。適度に乾燥するように日当たりが良い場所を選びましょう。

水やり

アネモネは過湿を嫌うので、頻繁な水やりを必要としない植物です。そのため、水やりも過剰にならないように気を付けて行いましょう。また、水やりを行う時は繊細な花にかからないように注意しながら行うのがポイントです。

鉢植えの場合

鉢植えの場合には、地上部がなくなる夏越しの時期をのぞいては土の表面が乾いたら水やりを行いながら管理しましょう。しっかりと土が乾いてから水やりを行うのが、球根を腐らせない水やりのポイントです。

地植えの場合

地植えの場合には基本的には水やりの必要はありません。降雨だけで追加の水やりは不要ですので、過湿にならないように気を付けながら管理しましょう。

土壌環境

アネモネは乾燥気味に育てるのに適した植物ですが、土壌環境はどのようなものを好むのでしょうか。

鉢植えの場合

アネモネは有機質に富んだ土壌を好みますので、鉢植えの場合にも市販の培養土のような栄養分が補充されたものを選ぶようにしましょう。病気にかかりにくいアネモネですが、鉢植えで使う用土は毎年、新しいものを使うのがポイントです。市販の培養土は水はけも良く配合されていますので、乾燥を好むアネモネにも適した環境を作ることができます。

地植えの場合

地植えの場合も、鉢植えと同じように有機質に富んだ水はけの良い場所が適しています。腐葉土やたい肥を混ぜ込んで土を肥やすとともに、中性~アルカリ性のPHを好むアネモネのために植え付ける前に苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。

肥料

アネモネはたくさんの肥料を必要としない植物ですが、鉢植えの場合などは定期的に肥料を与えることによって花付きが良くなり、球根が太って良い株になります。

鉢植えの場合

鉢植えの場合には、球根から葉が出始めたら肥料を与える合図となります。緩効性の化成肥料を与えるとともに、花の蕾が見えたら速効性のある液肥を与えましょう。過剰になってはいけませんので、規定の容量をしっかり守るのがポイントです。

地植えの場合

地植えの場合には、植えつけ時に有機質をしっかりと混ぜ込んであれば特に追肥を与える必要はありません。ただし、花付きを良くしたい場合などは開花時期の少し前になったらリン酸が多めの液肥を与えましょう。

花がら摘み

花がら摘みは、アネモネの球根を健全に成長させるために欠かせない作業です。花をつけたままでは、見た目も良くないですし病気やカビが発生してしまうのでこまめに手入れをしてあげるようにしましょう。また、枯れた花をすぐに摘むことで新しい花茎の育成を促進することができるので長くたくさんの花を楽しめるメリットもあります。

枯れてきた花はすぐに取り除くことで負担を減らす

枯れてきた花をすぐに取り除くことによって、余計な負担を減らすことができますので球根がしっかりと太って来年のための栄養を蓄えることができます。

花がらが落ちる前に花茎ごとカットするのもおすすめ

花がらがバラバラと落ちやすいアネモネは、しっかりと枯れるまで花がら摘みを待っていると根元も汚れてしまいます。そのため、花がら摘みをする時のポイントは枯れ始めたら少し早めに花茎ごとカットするのがおすすめです。

アネモネの汁で皮膚がかぶれることがあるため手袋をする

アネモネは、茎や葉のカットした部分から樹液のような汁がでる植物です。この汁は肌の弱い方やアレルギー体質の方が触れるとかぶれることがあるので注意しましょう。園芸用手袋をつけてカットの作業をすると安心ですね。

【応用編】アネモネを種から育ててみよう

最後に応用編として、アネモネを種から育てる方法について解説します。アネモネは基本的には球根で育てる多年草ですが、種でも販売されていますのでたくさんのアネモネを育てたい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

種をまいてから開花までは数年かかる

アネモネは発芽率も低くない植物ですが、種をまいてからちゃんと花が咲くまで数年はかかることを覚えておきましょう。次の年にすぐに花を見たいという方は、球根を購入するのが無難ですよ。

アネモネの種まきの適期は9月〜10月

アネモネの種まきの適期は9月~10月です。春の開花時期の後に種を採取して保管しておいても良いですし、ホームセンターや園芸店で販売されている種を秋のタイミングに合わせて購入しても良いですね。

アネモネの種まきの方法

では、アネモネの種まきの方法を簡単にご紹介します。種を花の後に採取する場合は、綿毛の状態になるまで花をつけたままにして採取しましょう。種まきをするときは、綿毛をカットして種を取り扱います。
  1. 育苗トレーや鉢に種まき用土を入れたあとに水を吸水させます
  2. 種を入れる穴を割りばしなどであけましょう
  3. ピンセットで種を丁寧につかみながら数粒ずつ入れていきます
  4. 用土をそっとかぶせて発芽を待ちましょう。低温が深まってきたら発芽します。
  5. 発芽したアネモネは少しずつ球根として成長していくはずです
  6. 地上の芽が枯れても球根は生きていることもありますので、気長に育てましょう

【まとめ】アネモネは植えっぱなしでも育つの?その他様々なトラブルも解説!

いかがだったでしょうか。 アネモネの植えっぱなしでの育て方をご紹介させていただきました。アネモネは鉢植えであれば植えっぱなしで育てることができますので、何年もアネモネを楽しみたい方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • アネモネは地中海地方が原産の球根植物で耐寒性が高く耐暑性が低い
  • アネモネは植えっぱなしでも鉢植えで育てれば問題ない
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法①準備として、花が終わったらすぐにカットして葉が枯れるまでは水やりを行って球根を太らせる
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法②置き場所は風通しの良い半日陰を選ぶ
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法③水やりは葉が生きているうちは土の表面が乾いたら行い、夏場は水やりをしない
  • アネモネを植えっぱなしにする管理方法④夏越しとして、水やりを行わず風通しの良い場所で乾燥させながら球根を管理する
  • 地植えのアネモネの管理方法は、花後に球根を掘り上げて乾燥させながら保管する
  • アネモネの育て方のポイントとして、定期的な水やりと施肥、有機質に富んだ土壌環境を心がける
  • アネモネを種から育てる場合は花が咲くまで数年かかる
アネモネを植えっぱなしで育てるポイントは球根の休眠期の管理にあります。水を必要としない夏の休眠期は球根をしっかりと乾燥させて、風通しの良い場所で管理してあげましょう。根腐れや球根が腐ることに注意すれば、初心者でもアネモネを植えっぱなしで育てることができるはずです。鮮やかで可愛らしい花を春に先駆けて咲かせるアネモネをぜひ、育ててみてはいかがでしょうか。 最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。