シンゴニウムの育て方を紹介!剪定やお手入れ方法から人気品種まで

シンゴニウムの育て方を紹介!剪定やお手入れ方法から人気品種まで
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目次

成長するにつれて葉がハート型に変化するシンゴニウム。品種によってピンクや白色の斑入りのものがあり、さまざまな表情を楽しむことができます。おしゃれで可愛らしい雰囲気のシンゴニウムを、お家で育てたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし性質や正しい育て方が分からないと、うまく育てられるか不安ですよね。 シンゴニウムはどのような特徴を持つ植物で、育て方のポイントには何があるのでしょうか。 そこでこの記事では、
  • シンゴニウムの特徴
  • シンゴニウムの育て方
  • シンゴニウムの増やし方
  • シンゴニウムに必要なお手入れ
  • シンゴニウムの人気品種
上記について詳しく解説していきます。 この記事を最後まで読んで頂ければ、シンゴニウムの正しい育て方や、お手入れ方法が分かります。またシンゴニウムの人気品種についてもご紹介していきます。これからシンゴニウムを栽培しようと考えている人も、現在育て方にに困っている人も是非参考にしてくださいね。

そもそもシンゴニウムってどんな観葉植物?

育て方を解説する前に、シンゴニウムはどのような特徴を持った植物なのかをご紹介していきます。

熱帯アメリカを原産とするサトイモ科シンゴニウム属の常緑多年草

シンゴニウムは、熱帯アメリカ原産のサトイモ科シンゴニウム属の常緑多年草です。原産地ではジャングルに自生し、つるを上に向かってどんどん伸ばし最大数メートルにも及ぶ巨大な葉に育つことも珍しくありません。

緑色の葉や赤色の葉、斑入りの葉など多くの品種がある

品種によってさまざまな色の葉を楽しむことができます。緑色の葉以外にも赤色の葉や、白い班入りの葉を付けるものもあり同じシンゴニウムでも雰囲気が異なります。育て方に大きな違いはなく、飾る場所や好みに合わせて選ぶことができる観葉植物です。

矢じり型の葉が特徴で成長すると先端に切れ込みが入る

シンゴニウムは矢じり型の個性的な葉が最大の特徴です。成長するにつれて葉が大きくなると、先端に切れ込みが入りハート型のような形になります。花だけでなく、可愛らしい葉の鑑賞も通年楽しむことができます。

育て方が簡単で初心者でも育てやすい

熱帯地域で自生するシンゴニウムはとても丈夫な性質を持っています。基本的に生育が旺盛で、栽培環境や育て方にそれほどこだわらなくても元気に成長します。そのため、園芸初心者でも育てやすくおすすめの植物と言えます。

「金運」の上昇や「調和」の風水効果を持つ

シンゴニウムが上に向かってぐんぐんとツルを伸ばして成長する姿から、風水の観点からは「金運」を上げる効果があるとされています。また、葉が丸い形をしていることから気を「調和」すると言われておりリラックス効果が期待できるとされています。

シンゴニウムの育て方のポイント①置き場所

シンゴニウムの特徴が分かったところで、ここからは育て方のポイント、置き場所について説明していきます。適切な環境に置くことで植物を健康的に育てることができます。

日当たりのよい環境を好む

シンゴニウムは日当たりのよい環境を好みます。ある程度の耐陰性は持ち合わせていますが、暗すぎるような場所ではうまく育ちません。健康的に育てるには明るい場所に置くことが最も重要です。

葉焼けの原因になるので直射日光が当たる場所は避ける

日当たりを好む反面、直射日光に弱い性質を持っています。特に真夏の強い日差しに当たり続けると、葉焼けを起こして枯れてしまう恐れがあります。そのため、直射日光の当たらない明るい日陰に置くのがベストです。

徒長や株の軟弱化につながるので室内では明るい窓際に置く

シンゴニウムを室内で育てる場合は、日光不足にならないように注意が必要です。日当たりが少ないと徒長を起こしやすくなります。徒長はバランスが悪くなるだけでなく、株が軟弱化する原因になるため、室内では明るい窓際に置くようにしましょう。

乾燥の原因になるのでエアコンの風が直接当たる場所は避ける

耐寒性が低いので、温度が最低10℃以上の環境で管理する必要があります。冬は窓際に置くと冷えるため、窓から離れた明るい場所を選んで置きます。ただし、エアコンの風が直接当たる場所は株が乾燥して傷んでしまうので気を付けましょう。

葉をピンクにするには十分な日光が必要不可欠

シンゴニウムには葉全体がピンクのものやピンク色の班入りのものが存在し、日光の量によって葉の色味や班の入り方が変わります。日当たりが少ないと発色が悪くなるため、葉をピンクにするためには十分な日光に当てることが必要不可欠です。

シンゴニウムの育て方のポイント②水やり

次にシンゴニウムの育て方のポイント、水やりについて説明していきます。水やりはその植物の特性に合わせて調節することが大切です。

鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをする

シンゴニウムは基本的に乾燥気味で育てます。そのため毎日水やりをする必要はなく、土の表面が乾いたら水を与えるようにます。水やりの際は、鉢の底から水が溢れるくらいを目安にたっぷりの量を株元に注ぎましょう。

春~秋の生育期が土の表面が完全に乾燥したら水やりをする

春~秋の生育期になると、株がたくさんの水を必要とするため土が乾きやすくなります。また気温も高くなる時期なので、春と夏の水やりはしっかりと行う必要があります。土の表面が完全に乾いたタイミングでたっぷりの水を与えましょう。

冬の寒い時期になったら週に1~2回ほどに頻度を減らす

秋~冬にかけては休眠期に入るため、さらに水やりを減らします。生育期と同じように水を与えると、鉢内の湿度が高くなり根腐れを起こしてしまう可能性があるため注意が必要です。週に1~2回ほどの頻度で水を与え、冬も乾燥気味に管理します。

水のやりすぎや受け皿の溜め水に注意する

水のやりすぎや、受け皿に水が溜まったままにしていると株が蒸れて根腐れの原因になります。水やりではたっぷりの量を与える必要がありますが、必ず土の表面が乾いてから行うようにしてください。また受け皿に水が溜まっていたら、その都度捨てるように気を付けましょう。

シンゴニウムの育て方のポイント③土

次にシンゴニウムの育て方のポイント、土について説明していきます。植物を健やかに育てるために土選びはとても重要です。

水はけのよく腐植質の土を好む

シンゴニウムの栽培には水はけの良い腐植質の土が適しています。土が常に湿っていると根腐れを起こしやすいため、排水性と保水性に富んだ腐植質の土壌で栄養分を供給しましょう。

市販の観葉植物用の培養土が便利

一般的な園芸店やホームセンターなどで販売されている、観葉植物用の培養土でも栽培可能です。必要な養分があらかじめ配合されているので、園芸初心者の人でも簡単にシンゴニウムに適した土が準備できて便利です。

赤玉土6:腐葉土3の配合土でも大丈夫

土を自分でブレンドして作る場合は、赤玉土6:腐葉土3の割合で混ぜ合わせたものを準備しましょう。その後生育環境や株の状態に合わせて、必要であれば微調整をしてください。

苔玉にしても育てられる

シンゴニウムはインテリアとして人気の苔玉にしても育てられます。苔玉の場合は、直射日光を避けた明るい日陰で管理します。水やりは苔玉が乾いて軽くなったら、水を張った容器に泡が出なくなるまで沈めてあげましょう。

水栽培

シンゴニウムにどのような土が適しているか分かったところで、水栽培についてもご紹介していきます。

シンゴニウムは水栽培(ハイドロカルチャー)が出来る

シンゴニウムは水栽培で育てることも可能です。成長期には多くの水を必要としますが、水にずっと浸けておく水耕栽培なら比較的簡単に育てることができます。

水栽培に必要なもの

シンゴニウムの水栽培に必要なものは以下の通りです。特別なものは必要なく、手軽に行うことができます。
  • ビンやグラス
  • メネデールなどの植物活性剤

水栽培を行う手順

水栽培を行う手順は以下の通りです。作業の参考にしてください。
  1. 株のサイズに合ったビンなどを用意します
  2. 土や水苔を綺麗に落としたシンゴニウムをビンに入れ、根を水に浸けます
  3. 2~3日に一回程度水を入れ替え、適量の植物活性剤を入れる
  4. 半日陰になるような環境で管理を続けると、2週間程で新しい根が出てくるでしょう

シンゴニウムの育て方のポイント④肥料

次にシンゴニウムの育て方のポイント、肥料について説明していきます。時期や量に気を付けて適切に肥料を施すことで、植物の成長を促します。

生育期にあたる5〜10月(春~秋)の時期に肥料を施す

シンゴニウムはそれほど多くの肥料を必要としませんが、早く大きく成長させたい場合は生育期の5~10月に施します。月に1~2回程度、観葉植物用の液肥を与えるのがおすすめです。

置肥の場合は2か月に1度緩効性肥料を置く

追肥するタイミングは肥料の種類によって異なるため管理が必要です。置肥の場合は2か月に1回程度を目安に緩効性肥料を施します。

体肥の場合は水やり代わりに1週間~10日に1回程度与える

体肥を使用する場合は、1週間~10日に1回程度の頻度で与えます。水やり代わりに施すとちょうど良いでしょう。適度に追肥することでより丈夫な株に育てることができます。

冬の休眠期に肥料を与える必要はない

冬の休眠期は成長が遅くなるため養分を必要としません。肥料焼けをする可能性があるため、秋から冬にかけては肥料は与えないようにしましょう。

肥料の与えすぎに注意する

肥料は多ければ良いというわけではありません。肥料の与えすぎはかえって株を弱らせたり、根を傷めたりするため注意が必要です。追肥は必ず適切な時期に正しい頻度で行いましょう。

シンゴニウムの育て方⑤剪定

次にシンゴニウムの育て方のポイント、剪定について説明していきます。正しく剪定をするための注意点をおさえておきましょう。

5~10月の生育期に剪定を行う

シンゴニウムの剪定は、生育期の5~10月に行うのが適しています。株に勢いがある生育期であれば、切り戻しても負担が少なくて済みます。適期以外の時期に剪定をすると、株を弱らせてしまう恐れがあるため避けます。

痛んだり伸びすぎた葉やツルを剪定する

シンゴニウムは放置していると、ツルが伸びて見栄えが悪くなってしまいます。痛んで変色しているツルや、伸びすぎて株から飛び出しているツルはハサミでカットしましょう。葉が出ているツルであれば、どこで切っても節から新いツルが出てくるので心配いりません。株をよく観察しながらバランスを整えてください。

樹液に触れないように手袋などをするように心がける

シンゴニウムの剪定の際に切り口から出てくる樹液には、毒性のあるシュウ酸カルシウムが含まれています。個人差はありますが、触れるとかゆくなったりかぶれたりする恐れがあるため注意が必要です。作業時には手袋などで肌を保護することをお勧めします。

シンゴニウムの育て方のポイント⑥増やし方

次にシンゴニウムの育て方のポイント、増やし方について説明していきます。シンゴニウムを増やすにはいくつかの方法がありますので、適期や手順についてまとめました。

水差しで増やす方法

水挿しは茎を水に浸けて発根させる方法です。比較的簡単なので、園芸初心者の人でもうまく増やすことができるでしょう。

水挿し時期:5~6月頃

水差しを行う適期は、気温が十分に上がる5~6月頃になります。この時期は株の成長期でもあるため、発根しやすくその後の経過が順調です。

水挿しに必要なもの

  • ツルを挿すコップなどの容器
  • 剪定バサミ
  • 育苗ポット
  • 用土

水挿しの手順

水差しの手順は以下の通りです。
  1. 水を入れたコップなどの容器に切り取ったツルを浸けます。
  2. 1週間ほどで根が出てくるので、土に植え替えをします。
  3. 育苗ポットに丁寧に植え替え、土が乾かないようにするため毎日水やりが必要です。
  4. 1週間程管理を続け根が十分に出たら、鉢に植え替え育てます。

挿し木で増やす方法

挿し木は切り取った茎を土に植えて発根させる方法です。シンゴニウムを増やす場合によく用いられています。

挿し木時期:4〜10月

挿し木の適期は、暖かくなる4月~10月になります。株の勢いが最も旺盛な時期なので、うまく増やすことができるでしょう。

挿し木に必要なもの

  • ツルを浸けるコップなどの容器
  • 剪定バサミ
  • 育苗ポットまたは鉢
  • 用土

挿し木の手順

挿し木の手順は以下の通りです。
  1. シンゴニウムのツルを先端から10cm程度の長さに切り取ります。
  2. 水を効率よく吸い上げることができるように、ツルの切り口をV字型に切り直します。
  3. 余分な葉からの蒸散を防ぐために先端の葉を2~3枚残し、下の葉はすべて取り除きましょう。
  4. 水を入れたコップにツルを浸けて2時間ほど吸水させます
  5. ツルが十分に水分を含んだら、丁寧に土に植え付けます。
  6. 土が乾かないように水やりを続けると、2週間程で発根し新しい芽が出てきます。

株分けで増やす方法

株分けは根や株を切り分け、それぞれを新しい苗として育てる方法です。既に根が付いている状態なので、早く増やしたい場合に向いています。

株分け時期:4〜10月

株分けの適期は挿し木同様、4~10月になります。株分けは植物に負担がかかりやすい方法なので必ず適期に行いましょう。

株分けに必要なもの

  • 園芸用スコップ
  • 清潔なナイフ
  • 用土

株分けの手順

株分けの手順は以下の通りです。
  1. 株分けをする親株は、作業前に水やりを控えて土を乾燥させておきます。
  2. 株を掘り起こし、根に付いた土を落としながら古い根や傷んだ根を取り除きます
  3. 根を軽くほぐして、ナイフなどで切れ目を入れ株を2つに分けます。
  4. それぞれを土に植え付けて、土が乾かないように水やりを続けましょう。
  5. 1~2週間ほどで根が定着するので、その後は通常の苗として育てます。

シンゴニウムのお手入れ

ここまでシンゴニウムの基本的な育て方について解説してきました。植物をより長く健康的に育てるには、状態や成長に合わせたお手入れが必要です。ここからは、シンゴニウムのお手入れやその方法について説明していきます。

植え替え

シンゴニウムは根が伸びやすい性質を持っているため、定期的に植え替えをする必要があります。

5~10月の生育期に植え替えを行う

生育期は株だけでなく根の成長も旺盛になります。暖かくなる5~10月の時期に根詰まりを起こさないように植え替えを行いましょう。また、生育期であれば植え替え作業による株の負担が少なくて済みます。

1年に1~2回ほどのペースで行う

適切な頻度で植え替えをしないと、鉢の中で伸びすぎた根が詰まってしまいます。根詰まりを起こすと根が傷んで、最悪の場合枯れてしまうこともあるので注意が必要です。シンゴニウムの植え替えは、1年に1~2回のペースで行うことをおすすめします。

植え替えの際は腐った根や古い土を取り払う

病害虫の被害にあわないためにも植え替えの際には、傷んだり腐ったりしている根があれば取り除きます。同時に古い土も取り払って、元肥を混ぜた新しい土に植え成長を促しましょう。

冬越し

熱帯アメリカ原産のシンゴニウムは、冬の寒さが苦手です。主に栽培環境や水の与え方に注意して冬越しをしましょう。

気温は15℃以上を保てるようにする

シンゴニウムは暑さに強い反面、寒さには弱い性質を持っています。秋になり肌寒くなってきたら、室内に移動させましょう。冬場は気温15℃以上を目安に管理すると問題なく育ってくれます。

水やりの際には霧吹きで葉水を行う

もともと乾燥気味で育てますが、冬場は休眠期に入るため水やりをさらに控えめにします。必要以上に水を与えると枯れてしまうこともあるため、霧吹きで葉水を行う程度に留めましょう。

葉水を行う場合は夜間ではなく日中に行う

日差しの無い時間帯に水を与えると、徒長の原因になったり株を弱らせたりする可能性があります。そのため葉水を行う場合は、夜間ではなく日当たりの良い日中に行うようにしてください。

病気

植物が病気にかかると株が弱り、さまざまな悪影響を及ぼすため早めの対処が必要です。シンゴニウムを育てるうえで注意するべき病気と対処法についてご紹介します。

斑点病

斑点病にかかると葉に褐色の小斑点が多く現れ、次第に生育不良を起こし葉が落ちてしまいます。雨風によって飛散して拡大していくため、発症してしまったら罹病した部位を取り除き薬剤を散布して防除します。

炭疽病

炭疽病はカビが原因で発症し、黒褐色の小斑点が次第に大きくなっていきます。最終的には葉に穴が開いたり葉先から枯れたりします。斑点病同様、雨風で伝染するため見つけ次第早めに罹患した部分を取り除き薬剤を散布します。

害虫

次にシンゴニウムによく見られる害虫と対処法についてご紹介していきます。害虫によって植物の成長が阻害されるため、見つけたら早めに対処しましょう。

カイガラムシ

カイガラムシは茎や葉に寄生し、植物の養分を吸って弱らせます。また、すす病やこうやく病などを誘発します。カイガラムシの幼虫は殺虫剤で簡単に駆除できますが、成虫になると殻を被って薬剤が効きにくくなります。そのため、歯ブラシなどでこすり落とす方法が効果的です。

ハダニ

ハダニは葉の裏に寄生して汁を吸い、植物を弱らせます。被害が進行すると葉色が悪くなり、落葉して枯れてしまうこともあります。ハダニは水に弱いため、散水によって数を減らすことはできますが、被害の進行が早いので薬剤を散布して駆除した方が良いでしょう。

アブラムシ

アブラムシは植物の新芽を好んで寄生し、汁液を吸って弱らせます。また、アブラムシの排泄物はすす病を誘発するため、罹病すると葉や茎が真っ黒になることもあります。繁殖力が高く、ウイルスを媒介しやすいので見つけ次第薬剤を使って駆除しましょう。

支柱立て方

シンゴニウムが大きくなると、見栄えが悪くなってしまうことがあります。剪定を繰り返さずに美しく育てたい場合は、支柱を立てる方法があります。

支柱を使うことで垂れるのを防ぎスッキリとした見た目にする

シンゴニウムは半ツル性の植物なので、自然に任せているとツルを横に伸ばして広がって成長します。ハンギングバスケットなどで垂らして育てることもできますが、スッキリとした株姿を楽しみたいのであればプラヘゴなどの支柱を使うことをおすすめします。

支柱を立てるのに必要なもの

支柱を立てる際に必要なものを以下にまとめました。プラヘゴは、プラスチック製の支柱で一般的な園芸店で購入できます。
  • シンゴニウム(見栄えを良くするなら3株程が理想)
  • 支柱(プラヘゴ)
  • 園芸用のソフトワイヤー
  • 水はけの良い用土
  • 深さのある鉢
  • 鉢底石

支柱を立てる手順

支柱を立てる手順は以下の通りです。
  1. 鉢に鉢底石を入れ、鉢の中心にプラヘゴを置きます。
  2. 用土を鉢の深さ1/3まで入れてプラヘゴを安定させます。
  3. プラヘゴの周りにバランスを見てシンゴニウムを植え付けましょう。
  4. シンゴニウムのつるをプラヘゴに優しく巻き付けソフトワイヤーで固定します。
  5. 直射日光を避けた明るい場所で、土の表面が乾いたタイミングで水を与え根が張るまで管理します。

シンゴニウムの人気品種を紹介

シンゴニウムにはさまざまな種類があります。最後に人気の品種をご紹介していきますので、理想のシンゴニウムを選ぶ参考にしてください。

シンゴニウム・ピンクスプラッシュ

シンゴニウム・ピンクスプラッシュは、その名の通り水しぶきを吹きかけたようなピンク色のスプラッシュ柄が個性的です。葉によって色の入り方が異なり、さまざまな表情を見せてくれます。シンゴニウム・ピンクスプラッシュは、流通量が少ない希少品種になります。

シンゴニウム・ピンクジュエル

シンゴニウム・ピンクジュエルは、少しちじれたような葉に白とピンクの斑が入っています。温度が高いとピンク色が綺麗に発色します。シンゴニウム・ピンクジュエルもあまり見かけない希少品種となります。

シンゴニウム・ネオン

シンゴニウム・ネオンは、葉の裏表で異なる色を持つ珍しいシンゴニウムです。葉の表側は淡いピンクで、裏側はグリーンがとても鮮やかです。シンゴニウム・ネオンは、その柔らかい色合いが人気の品種です。

シンゴニウム・チョコレート

シンゴニウム・チョコレートは、深い緑色の葉がシックな印象のシンゴニウムです。葉の裏はカカオ色なので、シンゴニウム・チョコレートという名前が付きました。落ち着いた雰囲気で、女性だけでなく男性にも人気のある品種になります。

シンゴニウム・フレンチマーブル

シンゴニウム・フレンチマーブルは、白と緑のマーブル模様が美しく特徴的です。新芽はやや黄色みがかる傾向があります。シンゴニウム・フレンチマーブルは、成長とともに垂れ下がってくるので、ハンギングバスケットなどで楽しむことができます。

シンゴニウム・ミニマ

シンゴニウム・ミニマは、小さな葉がたくさん茂るシンゴニウムです。緑色の葉に白の斑入りで爽やかな印象です。シンゴニウム・ミニマはそのサイズ感からさまざまな場所に飾りやすく、インテリアグリーンとして人気が高い品種です。

シンゴニウム・ホワイトバタフライ

シンゴニウム・ホワイトバタフライは、葉が白と緑の斑入りなのが特徴です。美しい模様が蝶を連想させることから、シンゴニウム・ホワイトバタフライと名づけられました。ハート型の葉が可愛らしく、非常に人気の種類になります。

シンゴニウム・マッキー

シンゴニウム・マッキーは、小さなモコモコとした葉を茂らせるミニサイズのシンゴニウムです。緑とクリーム色の交じる小葉が魅力的で、葉の大きさは親指の先ほどしかありません。シンゴニウム・マッキーは、テーブルなどに飾るのがぴったりのサイズ感です。

シンゴニウム・ミルクコンフェッティ

シンゴニウム・ミルクコンフェッティは、淡いグリーンにピンクの斑入りがおしゃれな雰囲気です。葉の色合いはライムグリーンに近く、お部屋を明るく彩ります。シンゴニウム・ミルクコンフェッティは、大きくなると葉が垂れ下がってくるのでハンギングバスケットなどで楽しむことができます。

シンゴニウム・モヒート

シンゴニウム・モヒートは、落ち着いたグリーンの葉に入った白い班が綺麗なシンゴニウムです。枝葉が垂れ下がるため吊るして飾り、個体差のある斑模様を楽しむことができます。シンゴニウム・モヒートは流通量が少ない希少品種になります。

シンゴニウム・ダズルカラー

シンゴニウム・ダズルカラーは、ピンク色の斑入り模様が可愛らしいシンゴニウムです。日光の量によって色合いが変わり、さまざまな雰囲気を醸し出します。シンゴニウム・ダズルカラーは、比較的新しい品種です。

シンゴニウム・バティック

シンゴニウム・バティックは、葉脈に沿った形で入る白斑とグリーンがシックな印象を与えます。独特な葉模様がインドネシアの染め物、バティックを連想させるためシンゴニウム・バティックと名づけられました。適度に日に当てると葉色が鮮やかに発色します。

シンゴニウム・ブラックベルベット

シンゴニウム・ブラックベルベットは、濃い緑に白い模様が個性的な品種です。その名の通り、葉の質感がベルベットのような優しい手触りです。シンゴニウム・ブラックベルベットは、通常のシンゴニウムよりも葉が長派タイプなのが特徴です。

シンゴニウム・ピクシー

シンゴニウム・ピクシーは、葉に白と緑の斑が入っており可憐な印象を与えます。シンゴニウム・バタフライと色合いは似ていますが、シンゴニウム・ピクシーの方が全体的に小ぶりでより可愛らしい雰囲気です。

【まとめ】シンゴニウムの育て方を紹介!剪定やお手入れ方法から人気品種まで

シンゴニウムの育て方について詳しく解説してきました。 本記事の内容は、
  • 熱帯アメリカ原産のサトイモ科シンゴニウム属の常緑多年草
  • 直射日光を避けて明るい日陰に置き、乾燥気味で管理する
  • 水はけの良い用土で、休眠期以外は肥料を与える
  • 水挿しや挿し木、株分けの方法で増やすことができる
  • 年に1~2回植え替えをして手入れし根腐れを防ぐ
  • シンゴニウム・ピンクスプラッシュやシンゴニウム・ピンクジュエルなどの品種が人気
シンゴニウムは冬の寒さが苦手ですが、基本的には丈夫で育て方が簡単な植物です。冬越しがうまくできれば、こまめな水やりも必要なく育てやすいので園芸初心者にもおすすめです。是非今回解説した育て方を参考にして、健康的で美しいシンゴニウムを育ててくださいね。 東京寿園では、他にも植物に関するたくさんの記事をご用意しております。植物の育て方や気になることがあれば是非参考にしてください。最後までお読みいただきありがとうございました。