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サンスベリアの肥料はどうしたらいいの?与え方やおすすめの肥料を徹底紹介

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まっすぐ立つ葉っぱが印象的なサンスベリアは、観葉植物初心者でも手を出しやすく、手間いらずな観葉植物として有名ですね。サイズが大きくなりすぎないのも人気の理由の一つと言えるでしょう。

簡単そうだからサンスベリアを育ててみたい。でも、一番の不安はやはり肥料のこと!
水やりはなんとなくタイミングが分かっても、肥料については、いつ、何を、どれぐらい、どうすれば良いのか全く分からない!というのが本音なのではないでしょうか。

そこで今回は、サンスベリアのケア方法について、特に肥料のことに焦点を当てて解説していきます。

  • 肥料の種類
  • サンスベリアの基本情報
  • サンスベリアと肥料
  • サンスベリアのケア方法

以上のことが本記事を読むとよく分かります。

記事後半では、サンスベリアの肥料に関するよくある質問を集めています。ぜひ、最後まで読んでサンスベリアを育てる参考にしてみて下さい。

目次
  1. まずは肥料について詳しくなる!
    1. 観葉植物にとって欠かせない3大要素
    2. 肥料の原料の違いで2種類に分けることができる
    3. 形状の違いで2種類に分けることができる
    4. 肥料を与えるタイミングで2種類に分けることができる
  2. サンスベリアについて知っておくといいことたくさん!
    1. サンスベリアは乾燥地帯原産の観葉植物
    2. サンスベリアは空気清浄効果がある
    3. サンスベリアはある程度の乾燥には耐えることができる
  3. サンスベリアに肥料を与える基本的な考え方
    1. 最初の段階で土に粒肥料を混ぜ込んでおく(元肥)
    2. サンスベリアが成長する時期で追肥を行う
  4. サンスベリアの季節ごとの肥料の与え方
    1. 春の肥料の与え方
    2. 夏の肥料の与え方
    3. 秋の肥料の与え方
    4. 冬の肥料の与え方
  5. サンスベリアに肥料を与える際に注意すること
    1. 肥料の与えすぎは逆効果
    2. 2種類以上の肥料を混ぜて与えるのはNG!
  6. 元肥・追肥におすすめの肥料を紹介!
    1. 花ごころ まくだけ!花と野菜の肥料
    2. ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒
    3. グリーンそだちEX IBのチカラ
  7. サンスベリアにおすすめの液体肥料を紹介
    1. ハイポネックスジャパン 液体肥料 ハイポネックス
    2. 住友化学園芸 肥料 マイガーデン液体肥料
    3. タクト 有機肥料 バイオゴールドオリジナル
  8. 【超基本】サンスベリアの基本的なケア方法
    1. 日当たりと風通しがいいところに置く
    2. 土が乾いてから水やりを行う
    3. 植え替えや剪定を定期的に行う
  9. サンスベリアの肥料に関してよくある質問
    1. Q, サンスベリアの肥料は100均でも購入することができますか?
    2. Q, ハイドロカルチャーで育てているサンスベリアの肥料はどのように与えたらよろしいですか?
    3. Q, コーヒーのカスがサンスベリアの肥料になると聞いたのですが、本当なんですか?
  10. サンスベリアの肥料はどうしたらいいの?与え方やおすすめの肥料を徹底紹介のまとめ

まずは肥料について詳しくなる!

サンスベリアの肥料について学ぶ前に、まず肥料そのものについて詳しくなりましょう。

観葉植物にとって欠かせない3大要素

肥料の中でも欠かせない、最も重要な要素が3つあります。それぞれ、窒素リン酸カリウムで、これをまとめて肥料の三大要素などということがあります。

窒素

窒素は植物の草や葉の成長をサポートする要素で、「葉肥え」と呼ばれています。茎や葉が良く伸びる時期に与えると効果的ですが、与え過ぎは葉っぱや茎の弱体化を招く恐れがあるので気を付けなければいけません。

リン酸

リン酸は植物の実や花の付きをサポートする要素で、「実肥え」、「花肥え」とも呼ばれています。花が沢山付き、実も豊富に生る時はリン酸が十分に足りている時で、逆に花も付かない、実も付かない状態の時はリン酸不足ということになります。

カリウム

カリウムは植物の根の発達をサポートする要素で、「根肥え」と呼ばれています。カリウムは元素でお馴染みのK(カリウム)のことですが、肥料としてのカリウムはカリ(加里)と呼ばれることが多いです。カリウムが不足すると根の元気が無くなり、果ては光合成が上手くできない状態になってしまいます。このように弱った状態の植物は病気や害虫の餌食になってしまうので、カリウム不足にならないよう気を付けなくてはいけません。

肥料の原料の違いで2種類に分けることができる

肥料は動植物由来の有機物を原料としたものかそうでないものかで、有機肥料と化成肥料に分けることができます。

有機肥料(有機質肥料)

有機肥料は動植物由来の有機物が原料となった肥料のことを言います。例えば、牛糞堆肥や骨粉、油粕などの有機物が土に含まれており、これを土中の微生物が分解し、窒素やリン酸カリウムなどが作り出されます。肥料の三大要素である窒素、リン酸、カリウムは植物の根を通して吸収されます。

有機物から肥料の三大要素になるまでの過程に時間がかかるため、有機質肥料に即効性はありませんが、持続性は期待できます

化成肥料(無機質肥料)

化成肥料には動植物由来の有機物は含まれていません。化成肥料はそもそも化学的に構造されており、ケイ酸、カルシウム、リン酸、尿素、窒素、カリウムなどが豊富に含まれています。

有機肥料とは異なり、土中でも最初から窒素やリン酸、カリウムの状態であるため、すぐに栄養素として植物の根から吸収されます。その点で即効性はありますが、持続力はあまりありません。

また、有機肥料のように動物性の有機質を土に含んでいないので、独特の臭いがなく、ほぼ無臭というのも特徴です。

形状の違いで2種類に分けることができる

肥料と一口に言ってもそも形状は色々ですが、固形状のものと液体状のものに大きく分けることができます。

固形肥料

粉状や粒状の固形の肥料のことを言います。置き肥料と呼ばれることもあり、鉢土の上に置いて施します。固形肥料の多くは緩効性のもので、即効性はないものの持続性が高いです。

液体肥料

液体肥料は液体の肥料で、水で希釈して用いるものがほとんどです。液体肥料は栄養ドリンクのような役割を果たすので、即効性は高いものの持続性はないです。

肥料を与えるタイミングで2種類に分けることができる

肥料を与えるタイミングによって元肥といったり、追肥といったりします。

元肥

植え付けるときに植え込み用の用土にあらかじめ混ぜ入れておく方法で、堆肥など有機肥料の場合は、土の団粒化にも効果が期待できます。

追肥

肥料が土の中になくなって、葉の色が悪くなったり、花付きが悪くなったり、全体的に植物の元気さがなくなったり、生育そのものが止まってしまった場合、追肥を行い、肥料を施します。

サンスベリアについて知っておくといいことたくさん!

ここまで肥料について、種類や形状などを見てきました。ここではサンスベリアについてまとめています。

サンスベリアは乾燥地帯原産の観葉植物

サンスベリアはリュウゼツラン科サンセベリア属に属する観葉植物です。和名はアツバチトセラン(厚葉千歳蘭)です。ちなみに、サンスベリアという名称は実は通俗名で、正式名称はサンセベリアだとされていますが、ここではより広く知られている「サンスベリア」の名を使っています。

サンスベリアの特徴は、肉厚で先が尖った葉っぱにあります。葉っぱにしては珍しく、板のようにまっすぐ上に伸びた姿には多くの愛称がつきました。中でも有名なのは「マザー・イン・ロー・ズ・タング(義母の舌)」、「エスパーダ・ジ・サン・ジョルジュ(聖ゲルギウス)の剣」でしょう。剣に似た葉が、毒舌鋭い義母の舌に例えられているのはなかなか興味深いです。

原産地 アフリカ、南アジア
背丈/大きさ 30cm~1m
耐暑性 強い
耐寒性 弱い。生育温度は最低15℃必要で、10℃以下で冬眠状態に入る
耐陰性 普通。直射日光は避け、できれば日当たりの良いところで生育する

サンスベリアは空気清浄効果がある

サンスベリアからは丈夫な繊維が豊富に取れることから、古くは弓の弦や縄の材料に用いられていましたが、近年はエコプラントとしても注目されています。光合成を通じてマイナスイオンを放出すること、空気中の有害化学物質であるホルムアルデヒド、アンモニア、トルエンやベンゼンなどを吸着、無害化することが研究によって明らかにされています。まさに天然の空気清浄機と呼ぶに相応しい植物なのです。

サンスベリアはある程度の乾燥には耐えることができる

サンスベリアはアフリカや南アジアなどの熱帯、亜熱帯地域を原産地としているので、暑さには強く、乾燥にもそれなりに耐性があります。エアコンの風が当たる場所に置いておいても特に問題はありませんが、できれば直接風が当たらない場所に置いておくのが望ましいです。

サンスベリアは、逆に水が多すぎると根腐れを起こしやすいので、水のやり過ぎには注意しましょう。鉢皿に水が溜まっていても根腐れの原因になるので、忘れずに確認するようにしましょう。

サンスベリアに肥料を与える基本的な考え方

サンスベリアの基本情報を知ったところで、今度は詳しくサンスベリアの肥料の与え方について見ていきましょう。

最初の段階で土に粒肥料を混ぜ込んでおく(元肥)

肥料は緩効性のものをあらかじめ用土に混ぜ、元肥とします。生育を見守っていく上で肥料に即効性は必要ないため、ここでは液体の肥料ではなく固形肥料である粒肥料を用います。

サンスベリアが成長する時期で追肥を行う

追肥を行うのはサンスベリアが成長する5月から9月にかけてです。この生育期間中は20日に1回液肥を施すのが良いと言われています。追肥は即効性を重視するので、固形肥料ではなく、液体肥料を用いるようにしてください。

サンスベリアの季節ごとの肥料の与え方

ここまでサンスベリアの肥料の与え方について見てきましたが、ここでは季節ごとの肥料の与え方について説明します。

春の肥料の与え方

春はサンスベリアの生育期に当たるので、2か月に1回のペースで緩効性の肥料を与えるようにしましょう。緩効性肥料がない場合は、液体肥料をあげても大丈夫です。液体肥料をあげる場合、月に2回のペースを目安にしましょう。また、液体肥料と緩効性肥料(固形肥料)を同時に混ぜて与えることだけはしないよう注意してください。

夏の肥料の与え方

春から始まるサンスベリアの生育期は夏までです。夏も春同様2か月に1回のペースで緩効性の肥料を与えるようにしましょう。緩効性の肥料の代わりに液体肥料を月に2回のペースで与えても良いです。ただし、両方の肥料を与えるのは避けましょう。

秋の肥料の与え方

初秋の生育期は、春、夏と同様、緩効性肥料であれば2か月1回のペースで、液体肥料であれば月に2度のペースで追肥します。生育期を過ぎたら追肥はしません

冬の肥料の与え方

冬の追肥はありません。冬は基本的に休眠期に入るので、肥料も水も必要とされません。

サンスベリアに肥料を与える際に注意すること

生育期の追肥が重要だということが分かりましたが、逆に肥料を与え過ぎるとどんな影響が出るのでしょうか。ここれは、サンスベリアに肥料を与え過ぎた時の注意点をまとめています。

肥料の与えすぎは逆効果

何事にも適正量というのは存在し、肥料もその例外ではありません。栄養価が高い肥料は与えれば与えただけ効果が大きいのではないかと考えしまうかもしれません。しかし、人体で考えた場合も同じで、栄養価の高いものだけを食べ続ければ健康に良いのかというとそうではありませんね。何事もバランスと量が肝要なのです。

因みに、肥料を与え過ぎると逆に生育が止まってしまったり、実が付かなくなってしまったりといった問題が起こります。良かれと思ってやった行為が逆に植物を傷つける行為になってしまったのでは元も子もありません。肥料は適切なタイミングに適切な量施すようにしましょう。

2種類以上の肥料を混ぜて与えるのはNG!

肥料は基本的にそれだけで栄養素が足りるよう計算されて作られています。そのため、他の肥料と混ぜることで逆に肥料としての効力を失ってしまうことも少なくないのです。良かれと思って2種類以上の肥料を混ぜ、結果としてすべての栄養素を失ってしまえばただの土と同じです。肥料として用いたいのであれば、絶対に混ぜてはいけません。肥料の袋にも注意書きとして「混ぜてはいけない」旨が明記されています。必ず確認するようにしましょう。

元肥・追肥におすすめの肥料を紹介!

ここまでサンスベリアの肥料について詳しくみてきましたが、実際にどんな肥料があるのか気になる方もいるでしょう。ここでは元肥や追肥におすすめの緩効性肥料を紹介していきます。

花ごころ まくだけ!花と野菜の肥料

「花心まくだけ!花と野菜の肥料」は粒状の肥料で、緩効性の肥料になります。どんな野菜にも花にも使えるというのがポイントで、野菜栽培に使われる方も多いです。天然の腐植に吸着された肥料成分が時間をかけて溶けだすため、植物の根を傷めずに肥料を届けることができるようになっています。カビや害虫の発生も抑えられる工夫がなされているので、室内で用いるのも安心です。

商品名 花ごころ 花と野菜の肥料(1kg)
価格 627円(税込み)
成分 チッソ5:リンサン5:カリ5
肥料の形状 粒状

ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒

ハイポネックスジャパンのマグァンプKは1966年に販売されて以来、50年以上の信頼と実績を積み、植物の育成を支えてきた肥料です。粒タイプのこの製品は、小粒、中粒、大粒に分類されており、果樹や花木には大粒、球根や野菜には中粒、草花には小粒タイプがおすすめされています。持続性に優れ、1回与えれば最長1年の効果が期待できることから人気も高く、愛用者が多いです。

商品名 マグァンプK (中粒)200g
価格 638円(税込)
成分 チッソ6:リンサン40:カリ6:マグネシウム15
肥料の形状 粒状

グリーンそだちEX IBのチカラ

グリーンそだちEXは安心安全な肥料として知られており、白粒の王とも呼ばれています。IB肥料という、イソブチルアルデヒド縮合尿素を配合しており、世界で効果が認められた優れた肥料でもあります。通常の肥料よりもより緩やかに水に溶けだすことで根への負担を軽減し、さらに根が最も吸収しやすい形で栄養素を与えられることから、野菜栽培に使う方は多いです。

商品名 グリーンそだちEX 500g
価格 523円(税込)
成分 チッソ10:リンサン10:カリ10:マグネシウム1
肥料の形状 粒状

サンスベリアにおすすめの液体肥料を紹介

ここでは、サンスベリアの生育期に使いたい液体肥料を紹介していきます。

ハイポネックスジャパン 液体肥料 ハイポネックス

ハイポネックスジャパン社が誇る液体肥料であり、数ある液体肥料の中の王道ともいえるのが「ハイポネックス原液」です。水で薄めて使うタイプの肥料で、追肥用として用います。リン酸成分が多いので、花付きや実付きがよくなり、更に花の色や葉の色も美しくなる効果が期待できます。ハイポネックス元気を薄めずに使うと肥料過多になって植物が枯れてしまうので、くれぐれもそのまま原液で用いないよう注意してください。

商品名 ハイポネックス原液 800ml
価格 1078円(税込)
成分 チッソ6:リンサン10:カリ5
肥料の形状 液体

住友化学園芸 肥料 マイガーデン液体肥料

土が潤うモイスト効果がプラスされた住友化学園芸の「マイガーデン液体肥料」は、保水性と浸透性に優れた液体肥料です。「すべての植物を元気に」をモットーに掲げているこの液肥は野菜はもちろん観葉植物にも難なく使うことができます。この液体肥料も原液になるので、必ず薄めてから使うようにしましょう。

商品名 マイガーデン液体肥料650ml
価格 935円(税込)
成分 チッソ9:リンサン10:カリ5
肥料の形状 液体

 

タクト 有機肥料 バイオゴールドオリジナル

「バイオゴールドオリジナル」は有機肥料を原料とした肥料で、形状は粒状です。置き肥として用いる他、水に溶かすことで液肥としても用いることができます。タクト独自の方法で有機肥料を高温処理し、水をかけることで無臭化することに成功しているので、有機肥料でありながら匂いが気にならず、清潔であるという点が人気の理由にもなっています。肥料の三大要素に加え、豊富なミネラルも含んでいるので、植物の健康が促進されます。

商品名 バイオゴールドオリジナル 900g
価格 1320円(税込)
成分 チッソ3.5:リンサン3.7:カリ3.3
肥料の形状 粒状(水に溶かすことで液肥として用いることができる)

【超基本】サンスベリアの基本的なケア方法

サンスベリアにお勧めの肥料について具体的にみてきましたが、ここではサンスベリアのケア方法について、肥料の与え方はもちろん、置き場所、水やりなど管理全般についてご説明します。

日当たりと風通しがいいところに置く

サンスベリアは日光が大好きです。高温を好むので5月~9月の生育期は屋外の日当たりの良い場所で育てるのも良いでしょう。ただし、直射日光は変色などを招く恐れがあるので、真夏は半日陰で育てるようにしましょう。

また、サンスベリアは元々乾燥した暑い地域で自生していたものなので、乾燥には強いものの湿気には弱いところがあります。6月の雨季はできるだけ風通しの良いところに置き、加湿を防ぐようにするのが望ましいです。

室内で育てる場合は、日当たりが良い窓際を選びましょう。特に冬場は10℃以上の温度を必要とするので、日当たりの良さは重要です。

土が乾いてから水やりを行う

サンスベリアは乾燥に強い観葉植物なので、過度な水やりは必要ありません。猛暑でもない限り、1週間水やりを忘れてしまったとしても大事に至る可能性は高くないです。そういった点でサンスベリアは管理しやすいと言われることが多いです。

サンスベリアの水やりは、基本的に土が乾いたら行います。夏場、室内で育てている場合は1日置きに水やりをする必要が出てきますが、それ以外の季節では3日に1回ぐらいのペースでも大丈夫です。

むしろ、水のやり過ぎには注意が必要で、毎日水やりを続けると根腐れが起きてしまいます。仮に土の表面が乾いていたとしても鉢皿に水が溜まっていては、やはり根腐れの原因になってしまいます。根腐れはサンスベリアを枯らせる原因、害虫発生の原因にも繋がります。水分過多にならないよう、十分注意して育てましょう。

植え替えや剪定を定期的に行う

サンスベリアは適度な植え替えと剪定を行うことで、健康で元気な状態を保つことができます。サンスベリアの葉先に元気がない時、水捌けが悪い時、脇芽がいっぱいいっぱいな時は、植え替えや剪定をすべきタイミングにあると考えましょう。ただし、いつでも植え替えして良いというわけではありません。植え替える時期は生育期に合わせた5月~7月頃で、気温も20℃~30℃ぐらいの日が望ましいです。因みに、植え替えの頻度は2年に1度ぐらいだと考えておくと良いでしょう。

また、サンスベリアは脇芽がいっぱいに、どんどん群生していく多肉植物でもあります。サイズ自体はあまり大きくはなりませんが、横広がりに増えるので、あっという間に鉢がいっぱいになってしまうことも少なくありません。そんな時は株分けをしましょう。

株分けに最適な時期も植え替え時期と同じ5月~7月頃です。鉢から抜いた株の土をよく落とし、根と茎をいくつかに分けます。半日ほど日陰で切り口を乾燥させ、用土に植え付けます。株分けではなく葉挿しで増やすこともできますが、ちょっと上級者向けなので、まずは株分け方法でサンスベリアを増やしていってみましょう。

サンスベリアの肥料に関してよくある質問

ここまでサンスベリアの基本情報、ケア方法などを見てきましたが、最後にサンスベリアの肥料に関する質問でとくあるものを集めました。

Q, サンスベリアの肥料は100均でも購入することができますか?

A,できます。

100均でサンスベリアそのもの、赤玉土、鉢、肥料、鉢皿、石など、サンスベリアの生育に必要なものは全て揃います。今回上でご紹介したような肥料はさすがに100均には置いていないようですが、固形型の肥料などは売っているので、十分肥料として用いることができます。

Q, ハイドロカルチャーで育てているサンスベリアの肥料はどのように与えたらよろしいですか?

A,液体肥料を用います。

ハイドロカルチャーには土が存在しないので、固形の肥料はまず使えません。使えるのは水溶性の液体肥料のみになります。
ハイドロカルチャーで液体肥料を用いる場合、土の時の感覚で用いると多過ぎる恐れがあるので、量に気を付けましょう。

Q, コーヒーのカスがサンスベリアの肥料になると聞いたのですが、本当なんですか?

A,なりません。

コーヒーのカス自体は発芽阻害物質を含んでいると言われており、コーヒーのカスそのものを肥料に混ぜただけでは生育に効果がないばかりかむしろ生育を阻む原因になってしまいます。コーヒーのカスをただ肥料に混ぜて、もしくは土の上にただ載せているだけという場合は、早急に取り除くことをおすすめします。

ところで、有機肥料にコーヒーのカスを混ぜ、発酵させて肥料化させる方法はあります。しかしこの方法は時間もかかり、それなりの知識と技術が要されるので、初心者にはおすすめできません。

サンスベリアの肥料はどうしたらいいの?与え方やおすすめの肥料を徹底紹介のまとめ

今回はサンスベリアの肥料について、肥料にはどんな種類のものがあるのか、サンスベリアの肥料はどのようにあげれば良いのかについてみてきました。サンスベリアは管理しやすい植物で、基本的には特別なケアは必要としません。

しかし、長く健康的にサンスベリアを育てようと思った時に、肥料の存在は重要です。

  • サンスベリアの生育環境作り
  • サンスベリアの追肥時期
  • サンスベリアの植え替えと株分け

この3点はサンスベリアをしっかり育てていく上で外せないポイントでした。肥料の種類についても詳しくまとめているので、サンスベリアの生育をしていく上で肥料に関して何か疑問点がでてきた是非本記事を読み返し、参考にしてみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

執筆者Profile

長岡孝樹

社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)デザイナー。「お花や観葉植物で日常を彩る」を実現するためにWebメディアTOKYO KOTOBUKIENを運営中。メディア運営だけでなく、Amazonや楽天にも自社商品を出店。フラワーデザイナーの知識を活かし自社商品の提案など幅広く行う。