パキラが猫と一緒の空間に置くことできる?食べてしまった時の対処法

パキラが猫と一緒の空間に置くことできる?食べてしまった時の対処法
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目次

パキラは「商売繁盛の木」として親しまれており、育てやすいことからも人気のある観葉植物です。 部屋にパキラを飾ってみたいけど、うちには猫がいるから何か悪影響がないか心配…そんな不安を抱えていませんか? 実は猫を飼っているご家庭でも、パキラは比較的安心して育てることができる観葉植物なんです。 この記事では猫がいるご家庭でも、安心してパキラを置いていただけるよう次のような内容をご案内いたします。
  • 猫とパキラが共存する上で気をつけたいこと
  • 思わぬ事故から猫を守るための対策
  • 猫がいるご家庭で注意するべき観葉植物
  • 万が一、観葉植物を口にしてしまった場合の対処法
この記事を読むことで、猫がいるご家庭でも安心して観葉植物を育てていただけることと思います。 どうぞ最後までお読みいただき、癒しの空間づくりの一助となれば幸いです。

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まずは観葉植物のパキラを詳しく知ろう

パキラはアオイ科の植物です。 比較的育てやすい観葉植物で、多くの方から親しまれています。 ホームセンターや100均などの店でも販売されているので、入手が容易なのもパキラが人気である理由のひとつでしょう。 インテリアとしても相性がよく、樹のボリュームをコントロールしやすいので、お部屋の環境に合わせて育てることもできます。 発財樹とも呼ばれていて、風水的にも金運や仕事運アップに良いと言われているため、開店祝いや新築祝いに贈ることもあるようです。

パキラの基本データ

原産地 中南米
大きさ 観葉植物のパキラは10~200cm(本来は高さ20mにもなる高木)
耐暑性 暑さには強いですが、強すぎる直射日光は葉焼けを起こすことがあるので注意が必要です。
耐寒性 寒さにはやや弱いので、10℃以下の環境は避けた方が良いでしょう。
耐陰性 日陰でも育ちますが、長時間日陰に置いたままだと軟弱になり、枝葉が折れやすくなります。しっかりとした株に育てるには、なるべく日光に当ててあげた方が良いでしょう。

猫がパキラの葉っぱを食べてはいけないの?

パキラの葉っぱには猫に対する毒はありませんが、なるべくなら食べさせないほうが無難です。 なぜなら、個体差やその時の体調によってはお腹をこわしたり、中毒症状が現れる可能性もあるからです。 もし、パキラの葉っぱに害虫がいたり、薬剤散布をしていた場合は特に、猫にとって好ましくないでしょう。 猫がパキラの葉っぱを口にした場合は念のため、注意深く様子を見守ってください。 せっかくのパキラがボロボロになってしまうのも悲しいので、なるべく猫がパキラの葉っぱを口にしない環境づくりを心がけましょう。

パキラのどこに毒があるの?

パキラに毒性があるのはです。 少量ですが、ジャガイモの発芽部分と同じ毒素があります。 とはいえ、日本で出回っているパキラに種がつくことは滅多にありません。 万が一見つけた場合は、速やかに取り除きましょう。

パキラと猫の関係とは?

パキラは猫を飼っているご家庭でも比較的安全な観葉植物です。 葉や幹には毒がありませんし、唯一毒となり得る種は滅多につくことはないからです。 パキラは10数cm程度の小さいものから、人の背丈を超える高さのものまでボリュームは様々です。 その中でも大きなパキラは幹がしっかりしているため、猫が爪とぎをしたり、高さのある木に飛び乗ろうとしたりと、猫が興味を示す対象となることもあります。 猫がパキラにじゃれて鉢を倒し、ケガをする恐れもあるので、比較的安全な観葉植物とはいえ、置き場所には注意が必要でしょう。

猫が噛むと危険な可能性がある観葉植物一覧

観葉植物の中には、猫が食べたり触れたりすると有害なものがたくさんあります。 猫を飼われている方であればご存じの方も多いかもしれませんが、猫にとって危険な観葉植物の一覧を紹介します。

ユリ科の植物

ユリ科の植物(カサブランカ、テッポウユリ、チューリップ、ローズリリー、ヒヤシンス等)は猫にとって猛毒なので、絶対に猫のまわりに置いてはいけません。 たとえ少量でも、葉や茎、花をかじってしまうと命に関わる危険があります。 また、水差しに活けている場合、その水にも要注意です。 もし猫がその水を飲んでしまった場合、腎臓へ毒がまわり、急性腎障害を引き起こし、死に至ることもあります。 大切な愛猫の命を守るためにも、絶対にユリ科の植物は置かないでください。 ススキノ科の植物(キスゲ等)も同様です。

サトイモ科の植物

サトイモ科の植物(ポトス、カラジューム、ディフェンバキア、モンステラ等)の葉や根茎にはシュウ酸カルシウムが結晶状態で多く含まれています。 猫がこれを摂取してしまうと、口腔内にチクチク刺さり、炎症や痛みを引き起こし、嘔吐することがあります。 猫がかわいそうなので、これも絶対に猫がいる場所に置いてはいけません。

ドラセナ(幸福の木)

葉に強い毒性があり、猫が噛むと嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺などを引き起こします。 最悪の場合、死に至るケースもあるので、絶対に置かないようにしましょう。

多肉植物

アロエやサボテンなどの多肉植物も猫にとっては有害です。 アロエの皮や葉にはバーバロインという成分があり、口にしてしまうと下痢や腎炎を引き起こします。 またサボテンのようにトゲのある植物も多く、触れたり口にしようとして、手足や口を傷つけてしまいます。 上記で挙げた4種類以外にも、まだまだ猫にとって危険な植物があります。
  • ヒガンバナ
  • アサガオ
  • アジサイ
  • パンジー
  • ツツジ科
  • ナス科 等
こうして見ると猫に害のある植物って多いですね。 大切な猫の命や健康を守るためにも、猫がいるご家庭ではこれらの植物を置かないように注意しましょう。

猫が危険な観葉植物を食べてしまった場合の症状と対処法

猫が観葉植物を食べてしまったとき、とても心配ですよね。症状と対処を解説していきます。

主に【嘔吐】【下痢】【ヨダレ】の症状が出る

猫にとって危険な植物を食べてしまった場合、様々な症状が現れます。 主な症状として、嘔吐、下痢、ヨダレが出るといったものがあり、他にも知覚障害、中枢神経マヒ、反射低下、運動失調などを引き起こすこともあります。 大切な愛猫を守るために、観葉植物を置く際には猫にとって有害なのかを必ず調べましょう。

もしも猫がパキラを食べた時の対処法

まずは、猫が有毒な植物を摂取したことに、飼い主さんがいち早く気づくことです。 そして、下痢や嘔吐などの中毒症状が出る前に動物病院へ連れていき、獣医さんに診てもらいましょう。 嘔吐や下痢などの症状が出ている場合、むやみに薬で止めてしまうのは危険です。 なぜなら、毒物を体外に排出しようとしているからです。 素人がむやみに吐き出させようとするのもやめましょう。 大事なことは、摂取した観葉植物の種類、摂取してからの時間経過、量などをメモして、いち早く獣医さんに診てもらうことです。

未然に猫と観葉植物の事故を防ぐことが重要

たとえ猫にとって安全な観葉植物であっても、じゃれたり飛びついたりして観葉植物を倒してしまったり、その際に鉢が割れ、その破片でケガをしてしまっては大変です。 せっかくの観葉植物がボロボロになってしまうのも悲しいですよね? そこで、猫と観葉植物の事故を防ぐための対策方法をいくつか紹介します。

猫が触らない安全なところに置く

小さな鉢植えであれば天井から吊るすなど、猫の手が届かない場所に飾るのがいいでしょう。 ただし、近くに足場があると飛び乗ろうとすることもあるので、配置には注意が必要です。 天井から吊るせなかったり、大変な場合は柵で囲うのも手ですね。

観葉植物カバーを設置する

猫がいたずらして鉢の土を掘り返したり、鉢を倒したりすると、部屋に土が散乱してしまって大変ですよね? そんな時にオススメなのはプランターカバーです。 鉢より大きく重さのあるプランターカバーであれば、鉢の安定性が増して倒れにくくなります。 中にはインテリアとしても栄えるプランターカバーもあるので、お部屋に合わせて選ぶのも楽しみが広がるでしょう。 土の上に大きめのウッドチップを被せるのも掘り返し予防に効果的です。 どちらもホームセンターやインターネットで販売しています。

木酢液を使って猫を観葉植物に近づけさせない

猫は柑橘系や酢の匂いが嫌いです。 そこで役立つのが木酢液。 木酢液は植物の病気や害虫予防に効果がある液体ですが、猫に害はありません。 観葉植物の病気や害虫を防ぎながら、猫のいたずらも防げて一石二鳥です。 ご使用の際は必ず説明書をよく読み、適切な使用方法を心がけましょう。

【これで安心】そもそもの猫の特徴を知る!

猫の習性や特徴を知ることで、猫が観葉植物にいたずらするのを未然に防ぐことができます。 猫と観葉植物がうまく共生するために、猫の気持ちを理解して対策をしてみましょう。

溜まった毛玉を出すために草を食べる

そもそも、猫は肉食動物なのになぜ草を食べたりするのでしょうか? 猫のお腹には、毛づくろいをした際に飲み込んでしまった毛が、毛玉となって溜まってしまっています。 草を食べることで胃を刺激し、溜まった毛玉を吐き出そうとしているのです。 一説ではストレス解消のためや、食感を楽しむために葉を噛むことがあるとも言われていますが、実際の所は明らかになっていないようです。 いずれにしても、せっかく育てた観葉植物の葉が猫に食べられてボロボロになってしまうのは悲しいですよね? そこで、部屋の中に猫草(エン麦の一種)を置いて、観葉植物から気を逸らすのも有効な手でしょう。

猫は幹や枝で【爪とぎ】をしたい

しっかりした幹のある大型の観葉植物があると、猫はそれを爪とぎのようにして表面をひっかいてしまいます。 パキラも大型でしっかりしたものだと、やはり爪とぎにされてしまうようです。 それが原因で枯れることはありませんが、跡が残ってしまうので、やはり猫が近づけないように工夫するのが良いでしょう。 猫が好むお気に入りの爪とぎを用意するのもいいですね。

葉や枝などの【風で揺れる】ものが気になる

猫は動くものが大好きです。 葉が風でゆらゆらと動いていると、どうしても気になってじゃれたくなります。 猫の興味を引かないためにも、窓からの風やエアコンの風で葉が揺れないようにするのがベターでしょう。 特にエアコンの風はパキラにとっても悪影響となります。

パキラなどの【背の高い】植物に上りたがる

高いところに上りたがるのも猫の本能です。 背の高いパキラなどの観葉植物や、吊るして飾っている観葉植物などを見ると飛び乗りたくなってしまうようです。 近くに棚などの飛び移れそうな足場がある場所に観葉植物を飾るのは避けた方がいいでしょう。

パキラと猫によくある質問にお答えします

読者の皆様からよくある質問についてお答えします。

Q. 猫がパキラを食べても大丈夫という記事も目にしますが、実際のところどうなんでしょうか?

パキラの葉には猫に対する毒性はほとんどありません。 しかし、個体差や体調などの影響で必ずしも安全とは言えないので、万が一症状がでたり、猫の様子がおかしいと思ったら、必ず獣医に相談してください。

Q. パキラは他の動物には影響はないですか?

犬や鳥がパキラの葉を食べてしまったという報告を見ましたが、影響はなかったようです。 パキラの葉に毒性がないとはいえ、全ての動物が大丈夫とは言い切れないので、ペットが口にしてしまった場合は念のため注意深く様子を見てください。

Q. パキラを食べましたが、特に症状がありません。経過観察で大丈夫ですか?

特に気になるところがなければ、経過観察で大丈夫でしょう。 気になることがあったり、やはり心配という場合は迷わず獣医に相談しましょう。

猫と観葉植物が仲良く暮らすためのまとめ

ここまで解説してきたように、パキラは猫にとって害の少ない植物です。 その上で猫と観葉植物が仲良く暮らすためのポイントは次の通りです。
  • パキラ自体は無毒でも、木を倒したりなど思わぬ事故に繋がる場合がある。
  • 事故を防ぐには、猫を近づけさせない、プランターカバーなどで覆う。
  • ユリ科、サトイモ科、ドラセナ、多肉植物等は猫にとって大変危険なので、部屋には置かないこと。
  • 万が一、観葉植物を口にしてしまった場合、いち早くそれに気づき、動物病院で診てもらうこと。むやみに薬を与えたり、無理やり吐き出させるのはNG!
上記の点に気を付ければ、猫を飼っているご家庭でも観葉植物を置くことは可能です。 特にパキラは育てやすく、風水的に見ても金運や仕事運が向上すると言われています。 猫と観葉植物が共存する、癒される空間づくりにパキラはいかがでしょうか? この記事を読んでいただいたことで、猫を飼いながら安心して観葉植物を置いていただき、日常の癒しになることを願っています。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。