切り花のカーネーションを長持ちさせる方法や選び方について徹底解説!

切り花のカーネーションを長持ちさせる方法や選び方について徹底解説!
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みなさんはカーネーションというお花をご存じですか?母の日にプレゼントするお花としてとても有名なため、お花に詳しくない方でも見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。または、カーネーションのお花をプレゼントとしてもらったことがあるという方も多いでしょう。 もしもカーネーションをプレゼントなどでもらったら長持ちさせ、長くたのしみたいですよね。しかし、切り花であるカーネーションは管理の方法によってはすぐに見ごろを終えてしまいます。 今回は、
  • カーネーションとはどのような植物なのか
  • そもそも切り花とはどのようなものなのか
  • 切り花としてのカーネーションはどのようなものか
  • 切り花のカーネーションの寿命を延ばしてより楽しむための方法
  • 鉢植えのカーネーションの育て方
について解説いたします。 カーネーションの切り花や花束をもらった方や、プレゼントしたいと考えている方。カーネーションのお花が好きな方には特に役に立つ記事でしょう。プレゼントの際には気になる切り花の値段についても解説いたします。カーネーションの切り花について詳しく知りたい方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

カーネーションとはどんな花?

はじめに、カーネーションとはどのような植物なのかについて解説いたします。切り花としてのカーネーションについては知っていても、意外とどのような植物なのかを知らない方も多いのではないでしょうか。

カーネーションはナデシコ科ナデシコ属のお花

カーネーションはナデシコ科ナデシコ属に分類されている植物です。ナデシコ科に分類されている植物には他にヤマトナデシコなどが有名ですね。ナデシコという名前は秋の七草にも含まれているためなじみ深いと思います。カーネーションは地中海沿岸や南ヨーロッパを中心にナデシコに改良を加えて生まれたものと言われています。

国内生産量はキク、バラに次いで第3位のメジャーなお花

日本国内においてカーネーションはとてもメジャーなお花としても知られています。切り花の国内生産量はキク、バラに続いてカーネーションは第3位です。キクはお墓参りやお仏壇へのお花として、バラはプロポーズやギフトに、そしてカーネーションは母の日のプレゼントとしての側面が強いようです。それ以外にもカーネーションは華やかなお花のため花束やフラワーアレンジメントでも使用されることもあります。 スプレー咲きやスタンダード咲きなど種類も多く、日本中の様々な場面で贈り物などとしてカーネーションはお届けされています。

母の日のプレゼントとしてよく選ばれる

母の日のプレゼントといえばカーネーションを想像する方も多いのではないでしょうか。そんな母の日の代名詞としても有名なカーネーションは今日でも5月頃になるとお花屋さんや園芸店で多く見かけるようになります。色もピンクや赤だけでなく白やマーブルなど様々な種類があるため好みのものを選んでみましょう。しかし、カーネーションの色によってはあまりプレゼントとして好ましくない場合があるため確認しておくようにしましょう。

咲き方にも種類がある

カーネーションと一口に言っても実は様々な種類があります。その中でも見た目に直結するお花の咲き方について解説いたします。品種ごとに異なるカーネーションの咲き方の特徴を知ることでよりお花を楽しむことができるようになるはずですよ。

剣弁咲き

剣弁咲きは、最もメジャーなカーネーションの咲き方です。花弁の縁がギザギザとしており多くの方が想像するようなカーネーションといえるでしょう。ポピュラーな咲き方のため流通量も多く比較的簡単に手に入れることができるはずですよ。

丸弁咲き

丸弁咲きは、剣弁咲きとは異なり花弁の縁が丸みを帯びていてギザギザとしていないお花を咲かせるカーネーションを指します。剣弁咲きと比べるとより柔らかく優しそうな雰囲気があるため母の日のプレゼントなどに贈るのもおすすめです。

スター咲き

スター咲き極剣弁咲きとも呼ばれ、剣弁咲きよりもさらに細かく切れ込みが入るお花を咲かせるカーネーションを指します。切れ込みがたくさん入ることでより豪華かつ印象深いお花のように感じられます。

一重咲き

一重咲き花びらが重ならないようにお花を咲かせるタイプのカーネーションを指します。通常のカーネーションよりもサイズが小さめで素朴な雰囲気でかわいらしいお花で人気が高い咲き方となっています。ナデシコとよく似たお花のためどこか趣深さも感じられますよ。

様々な品種があり、それぞれに魅力がある

カーネーションには様々な品種が存在し、咲き方や花の色、花の数などがそれぞれ異なり魅力を持っています。そのため、お気に入りのカーネーションを見つける楽しみもあります。

そもそも切り花とは?

それでは、続いて切り花について解説いたします。切り花という言葉自体は聞いたことがあっても、実際にどのようなものなのかを詳しく知っている方は多くないかもしれません。しかし、切り花とはどのようなものなのかについて知っておくことでよりカーネーションの切り花を楽しむことができるはずですよ。

枝や茎を付けたまま、蕾や咲きはじめの花を切り取ったもの

そもそも切り花とは、枝や茎を付けたまま、蕾や咲き始めの花を切り取ったものを指します。蕾や開きかけのお花をお家に飾ることで徐々に華が開く様子を楽しむことができる上長く楽しむことができるため、完全に花が咲いたものは通常あまり販売されることはありません。

姿や形を整えて水を張った花器のこと

また、姿や形に特徴がある水を張った花器を総称して花瓶といいます。材質やデザイン、形が大きく異なる用品で、お花に似合った組み合わせを探すのも楽しみの一つです。また、お花や花瓶のデザインによっては花瓶に剣山などを入れて躍動感をつけて飾る場合もあります。

切り花は長持ちしないので挿し木などで増やすことも考えよう

基本的に切り花は長持ちせず、いずれは花が終わってしまいます。特にあたたかい時期や暖房の効いた部屋などではすぐに花が散ってしまうため長く楽しみたい場合は涼しい場所に置き、こまめに水を換えましょう。 また、植物によっては挿し木によって増やすことができるものがあります。代表的なものはグリーンの用途としてアレンジメントに使われることの多いアイビー(ヘデラ)でしょう。アイビーは生命力が強く、水に浸けておくだけで発根し土に植えると観葉植物として育て続けることができる場合があります。ぜひ調べて切り花からの挿し木に挑戦してみてくださいね。

切り花としてのカーネーション

切り花としてのカーネーションはどのような特徴があるのかについて解説いたします。切り花のカーネーションをプレゼントとして贈りたい方やお家に飾りたいと考えている方はぜひ読んでみてくださいね。

切り花としてのカーネーションは比較的日持ちする

カーネーションは条件を整えれば切り花の中でも比較的日持ちしやすいお花として有名です。かわいらしく華やかな見た目の上に日持ちもすることがカーネーションの切り花が人気の理由なのかもしれませんね。

夏場は7日程度持つ

夏場の場合、切り花のカーネーションは適切な管理をすることで7日程度楽しむことができると言われています。夏場は気温が高く水の中にバクテリアが繁殖しやすい条件のため、こまめに水を換えるだけでなく、茎や花瓶についたヌメリも取り除くようにしましょう。

冬場の寿命は14日程度もある

冬場は、夏場よりも寿命が倍程度伸び14日程度楽しむことができると言われています。特に玄関など涼しい場所に飾ることでカーネーションはとても長く楽しむことができるためおすすめですよ。夏場よりもバクテリアの繁殖は少ないもののこまめにお手入れすることが長持ちのポイントです。

つぼみの状態でも流通している

また、カーネーションの切り花はつぼみの状態でも流通しています。特にスプレー咲きのもの花がたくさんついているためより順番に花が咲いていく様子を楽しめます。蕾の状態から花を咲かせるまでとても長い間綺麗なお花を楽しむことができるため、特に自宅に飾って楽しみたいという方におすすめです。お花は暖かい場所では早く咲くため、早く咲かせたい場合はリビングなどに置くと良いでしょう。

コロンビア産の高品質なものが多く流通している

また、現在日本に流通しているカーネーションは7割がコロンビア産です。コロンビアはカーネーションの栽培に適した気候となっており、高品質かつ安価に生産できるためカーネーションの一大産地として有名な国です。

カーネーションの旬の時期

お花にはそれぞれ開花期があります。チューリップは春のお花、ヒマワリは夏のお花といったように四季によって異なるお花が咲きますよね。それはお花屋さんのお花でも同じで、切り花にも在庫が多くなる旬と呼ばれる時期があります。ここではカーネーションの時期について解説いたします。注文に適した時期についても解説いたします。

基本的に一年中流通している

カーネーションは基本的に一年中流通しています。この理由は先ほど解説したカーネーションを生産している国であるコロンビアの気候に関係があります。コロンビアは四季がほとんどなく、一年を通して春のような気候となっています。そのため日本のように季節によって開花期が変化することがなくカーネーションを生産することができます。

母の日の季節によく見かける

しかし、カーネーションは母の日の季節である4月~5月頃によく見かけるようになります。非常に大量のカーネーションがお店に並ぶため、その時期であればほぼカーネーションを手に入れることができるでしょう。在庫も多いため注文や発送も春頃がおすすめです。

切り花を長く楽しむためのカーネーションの選び方

切り花のカーネーションを購入するのであれば、できるだけ長く楽しみたいですよね。そのためには新鮮なカーネーションを選ぶことが大切です。ここではカーネーションの選び方について解説いたします。

花色や花びらの状態では新鮮なものを見極めるのは難しい

カーネーションの鮮度は花色や花びらの状態で見分けることが難しいです。極端に古くなっている者でなければ花びらに傷みが現れないため、正しい見分け方を知っておくことがポイントとなります。

ガクの状態を確かめれば見分けられる

カーネーションの鮮度を見分ける際にはガクと呼ばれる花の付け根の部分を観察してみましょう。

古いものは色が茶色かったり水分がなかったりする

カーネーションが古くなっている場合、ガクの色が茶色くなっていたり、カサカサと水分が抜けてしまっていたりしているものが多いです。初めてお花を買う方の場合は近くにあるカーネーションを数本見比べてみて違いを観察してみてくださいね。

先端まで緑色で、張りのあるものを選ぼう

新鮮なカーネーションのガクは先端まで緑色で、かつ張りがあります。そのようなカーネーションであれば長持ちすることが多いため、お花屋さんで購入する際には選んでみてくださいね。

新鮮なカーネーションを選んで切り花を長期間保存しよう

新鮮なカーネーションを選ぶことで長くお花を楽しむことができます。せっかく買うのであればより長く楽しみたいですよね。古いカーネーションはすぐに枯れる場合があるため新鮮なカーネーションの見分け方を覚えて長期保存しましょう。 なお、通販サイトなどで購入する場合は実物を見ることができません。そのため、通販サイトのレビューなどを確認して購入することをおすすめします。配送時のトラブルが起きていないかなどをレビューを見ることで確認できます。切り花のカーネーションはほとんどがキャンセル対象外です。キャンセル対象外なものだからこそ、配送時のトラブルに対する補償などを調べておくことが大切です。

カーネーションの切り花を長持ちさせるお手入れ方法

新鮮なカーネーションの切り花を買ってきたとしても、お手入れの方法によってはすぐに枯れてしまいます。ここでは長持ちさせるためのお届け後の下準備や水の量などといったカーネーションのお手入れ方法について解説いたします。

不要な葉っぱを取り除く

まずは不要な葉っぱを取り除きましょう。花瓶に水を張った際に葉っぱに水が浸かっているとバクテリアが繁殖しやすくなります。また、葉っぱが多いと蒸散量が増え水切れを起こしやすくなります。

節が折れることが多いので気を付けて扱う

カーネーションは節の部分で折れることが多いため気を付けて扱うようにしましょう。もしも発送中や下準備中に茎が折れることがあればそのままにするのではなく、清潔なカッターやハサミで切り口を更新しましょう

カットする際は節の上でカットする

カットする際は節の上でカットするのがポイントです。カーネーションが水を吸収しやすくするため必ず節と節の間でカットするようにしましょう。

水の量は5cm以下にする

水をあまりに多く張ると茎が腐りやすくなります。しかし、少なすぎても今度は水切れを起こしやすくなるため水の量を5cmを目安にそれよりも多くならないようにしましょう

茎を斜めにカットして水切りをする

茎を切る際には切り口が斜めになるようにしてカットすることで表面積が増え、カーネーションがよく水を吸うようになります。長さを整える時などには斜めにカットしてあげましょう。また、茎を切る時にはバケツに水を張りその中で茎をカットする水切りを行いましょう。空気が茎に入らず吸水が良くなります。

カットの際は清潔なハサミを使うようにする

カットするときには必ず清潔な鋏を使うようにしてください。汚染されたハサミを使用すると切り口からウイルスや細菌が入り込んですぐに枯れてしまうことがあります。ライターなどで炙ると手軽に消毒できますよ。

花瓶の水を毎日替えて切り戻しを行う

花瓶の水は毎日取り換えましょう。また、元気がなくなってきたら水の中で茎を切り戻して切り口を更新することでまた水を吸収するようになる場合があります。こまめなお手入れによってとても長い間お花を楽しむことができるためぜひ試してみてくださいね。

切り花のカーネーションの値段は?

切り花のカーネーションの値段はいくらくらいなのでしょうか。地域や時期によって変動するものの1本あたりの目安の価格を解説いたします。

一本当たり150円~300円程度で購入可能

カーネーションの切り花は地域や時期によって多少の変動があるものの、基本的には1本当たり150円~300円程度の価格で購入できます。珍しい花の咲き方をしたものや色のもの、サイズの大きなもの、花数が多く質の良いものは高価になる傾向があります。 通販サイトで購入する場合は会員登録やまとめ買いをすることで送料が無料になったり、数%~5%程度1本あたりの価格が安くなることがあります。会員登録自体は無料でできる場合も多く、5%程度の割引がされることもあるためお気に入りのショップがある場合は会員登録をするのがおすすめですよ。

安くて手に入れやすいので非常に人気

カーネーションは切り花の中でも安く、年中を通して販売されているため手に入れやすいお花です。そのため非常に人気の高いお花です。お花屋さんでカーネーションを見つけたらぜひ購入してみてくださいね。

長持ちするカーネーションの育て方のポイントを解説

カーネーションは切り花だけでなく鉢植えで販売されることもあります。そのような鉢植えのカーネーションを育てる方法について解説いたします。

カーネーションは鉢植えの方が長持ちする

カーネーションは基本的には切り花よりも鉢植えの方が長持ちします。より長く楽しみたいと考えている方は鉢植えのカーネーションを選んでみてはいかがでしょうか。鉢や土などの用品をそろえることで育てることができますよ。

夏に枯れることが多いので夏越しを意識する

カーネーションは暑さに弱く、夏越しが難しい植物です。そのため、夏越しを意識した栽培が重要となります。涼しい場所や風通しの良い場所で育てる夏に枯れることが少なくなります。

小さなスカスカのつぼみは花が咲かないことがあるので取り除く

鉢植えの場合、小さなスカスカのつぼみが付くことがあるものの花が咲かないことがあるため取り除いておきましょう。咲かないつぼみは手で簡単に摘み取ることができますよ。

風通しが良く日当たりのいい場所に置く

カーネーションは風通しが良く日当たりの良い場所を好む植物です。風通しが悪いと蒸れてしまい枯れやすくなり、日当たりが悪い場所では花付きが悪くなってしまいます。

土が乾いたら水はたっぷりとやる

カーネーションの水やりは基本的な植物と変わらず土が乾燥したのを確認してから、鉢底から水が流れ出すまでたっぷりと水を与えましょう。土が湿っている状態で水やりをすると根腐れを起こしてしまうことがあるため、メリハリのある水やりがポイントです。

切り花のカーネーションを長持ちさせる方法や選び方について徹底解説!のまとめ

今回は切り花のカーネーションの管理方法や選び方のポイント、鉢植えのカーネーションの育て方について解説いたしました。カーネーションの切り花について基本的な知識を得ることができましたか? この記事のポイントは、
  • カーネーションの切り花は一年を通して販売されている
  • カーネーションはこまめなお手入れで長期保存ができる
  • カーネーションの切り花はガクをみて鮮度を知ることができる
  • カーネーションは鉢植えでも育てることができる
です。 切り花として非常に人気の高いカーネーションはお花屋さんでもよく見かけることの多いお花です。カーネーションをプレゼントとして贈ろうと考えている方、お家で楽しみたいと考えている方はこの記事を参考にしてカーネーションを楽しんでみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園ではお花に関する記事を多く掲載しています。お花だけでなく観葉植物やガーデニングに関する記事も掲載しているため、植物が好きな方はぜひほかの記事も読んでみてくださいね。