後悔しないシンボルツリーの選び方からおすすめの種類まで解説!

後悔しないシンボルツリーの選び方からおすすめの種類まで解説!
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目次

みなさんはお庭にシンボルツリーを植えたいと考えたことはありますか?シマトネリコやジューンベリー、オリーブなどはシンボルツリーとして有名ですよね。お庭のカタログや写真集を見るとシンボルツリーが植えられているものが多いため、あこがれているという方も多いかもしれません。 しかし、シンボルツリーは草花とは異なり一度植えたら植え替えなどが難しく失敗することが多いです。そのため、シンボルツリーを植えつける前にシンボルツリーとして植える植物のことをよく知っておく必要があります。 今回は、
  • シンボルツリーを植えると後悔してしまうのかどうか
  • 後悔しないシンボルツリーの選び方
  • 植える時に注意したいシンボルツリーの種類
  • 管理が簡単でおすすめなシンボルツリーの種類
について解説いたします。 この記事を読むことで、シンボルツリーを植えて後悔や失敗をしないための知識やシンボルツリーを選ぶ際のポイント、おすすめのシンボルツリーについて知ることができます。これからお庭造りを始めていきたいという方や庭にシンボルツリーを植えてみたいものの後悔しないか心配な方はきっと役に立つでしょう。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

シンボルツリーは植えて後悔する?

まず初めに、シンボルツリーを植えると後悔することがあるのでしょうか。結論から申し上げますと、シンボルツリーを植えると後悔する場合があります。しかし、上手にシンボルツリーを選ぶことで後悔することはないでしょう。

シンボルツリーはよく吟味して選ばないと様々なポイントで後悔する

シンボルツリーは樹木です。数十年ほど生き、草花よりも大きく育ちます。また、植え替えや伐採の手間もかかるためよく吟味して選ばないと、様々なポイントで後悔してしまう場合があります

場合によっては伐採や樹木を枯らす可能性もある

植えた当初は小さかったものの、すぐに大きくなりすぎて日光が遮られ、泣く泣く伐採する必要が出てきてしまうのは、シンボルツリーを植えて最も後悔するポイントの一つです。それ以外にも、管理が大変な樹木をシンボルツリーとして植えたことによりすぐに枯れてしまうこともあります。

後悔しないためのシンボルツリーの選び方や品種による後悔点を紹介!

この記事ではよくあるシンボルツリーの後悔する理由と、後悔しないためのシンボルツリーの選び方。注意が必要なシンボルツリーとおすすめしたいシンボルツリーについて解説いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

後悔しないシンボルツリーの選ぶ際のチェックポイント

まずは後悔しないシンボルツリーを選ぶ際のチェックポイントについて解説いたします。お庭の環境やガーデニングにかけられる時間、地域によって同じ植物であっても満足する場合も、後悔する場合もあります。あなたのお庭にぴったりなシンボルツリーを選ぶポイントを知りましょう。

①落葉の時期や量はどの程度か

シンボルツリーの中には落葉するものがあります。落葉樹は季節の移ろいを感じることができるため人気ではあるものの、実は後悔してしまうポイントにもなり得ます。シンボルツリーを選ぶ際には落葉する時期やどれくらいの量落葉するのかを調べておくと良いでしょう。

落葉による掃き掃除の手間

落葉するとお庭に落ち葉が積もります。自然の森の場合は長期間に渡って分解され葉っぱは土となるものの、お庭の場合はそう簡単に分解されることはありません。また、草花が落ち葉の下に埋もれ光合成できなくなってしまったり、病気を起こす原因にもなります。 そのため、落葉樹を育てる場合には掃き掃除が欠かせません。掃き掃除ができそうであれば落葉樹はおすすめなものの、あまり手間をかけたくない方や時間がなく忙しい方の場合落葉しないシンボルツリーがおすすめです。

ご近所に葉が落ちてしまう

また、住宅街に住んでいる方の場合ご近所の庭に落ち葉が落ちてしまうことがあります。多少の量であればお互いさまになるものの、あまりにも大量に落葉してしまうような樹木を植えるとトラブルになりかねません。落葉樹のシンボルツリーを植える場合は敷地の境目には植えない、すぐに掃除をするなどの対策が必要です。

②成長スピードはどうか

シンボルツリーがすくすくと育つと嬉しいものですよね。しかし、あまりにも成長スピードが速いとトラブルに発展してしまうこともあります。そのため、植えつけようと思っているシンボルツリーが自分で管理ができる成長スピードかどうかを調べることをおすすめします。

剪定の手間

成長スピードがあまりにも早い植物は剪定が必要になります。剪定は高所の作業となることも多く非常に手間がかかってしまいます。そのため、あまりガーデニングに時間を費やせないという方は成長がゆっくりで高さが低く、樹形が整いやすいシンボルツリーがおすすめです。

ご近所に枝が伸びていってしまう

成長スピードが速いとその分ご近所のお庭に枝が伸びることも多くなります。こまめに剪定を行いご近所の庭に入らないようにするなどの対策を行い、トラブルを避けるようにしましょう。

③病害虫に侵されやすい木か

病害虫に弱い木の場合、植えつけた後に枯れてしまうことがあります。また、防除のために農薬を撒く必要がある場合もあるでしょう。農薬は無料ではないため費用も掛かります。農薬の散布は手間になるだけでなく、農薬に対して不安を抱く近所の方がいる場合、安全性や使用頻度などについて説明を求められることがあります。

④自分でメンテナンスできるか

剪定や病害虫の防除に関して特に問題がないとしても、シンボルツリーは何年も育てる植物です。そのため自分でメンテナンスできるかどうかが重要となります。

剪定や病害虫の駆除

剪定と病害虫の駆除は定期的に行う必要があります。そのため自分で長期間に渡ってそのようなメンテナンスができるかどうかを考えてから植えつけなければ後悔してしまうことになるでしょう。

業者に頼む場合は有料

メンテナンスを受け持つ業者も存在するものの、有料なことがほとんどです。金銭的に余裕がなく、かつ自分でメンテナンスを行うことが難しい場合はメンテナンスが少なくても育てられるシンボルツリーがおすすめです。ボランティアによって無料で剪定を受け持ってもらえる場合も、何かしらのお礼などを用意した方が良いかもしれません。

⑤建物や外構とデザイン的に合うか

シンボルツリーには様々な見た目の植物が選ばれます。また、植え替えや植えなおしが草花よりも難しいため、建物や外構とデザイン的に合うかどうかを考えなければ後悔してしまうかもしれません。特に外構は外からよく見えるためあまりマッチしない植物を選ぶと気になってしまうかもしれません 植えたいシンボルツリーが明確にある場合は家づくりから見直す必要があるため皿に注意が必要です。

⑥実の量や時期はどうか

シンボルツリーの中には花を咲かせた後に実をつける場合があります。一見かわいらしい果実を楽しむことができたり、植物によっては食べて楽しむことができるものの、よく植物の性質を調べないと後悔することがあります。

実が落ちると掃除の手間に

果実は収穫しないと地面に落ちます。そのままにしておくと腐敗し嫌なにおいを発生させたり虫が発生したりする原因になります。そのため実が落ちるシンボルツリーは掃除の手間になる場合があります

鳥が寄ってきやすい

また、実をつけるシンボルツリーには取りが寄ってきやすいです。かわいらしい鳥を楽しむことができる一方、騒音や糞の被害が発生する場合があります。すでに鳥が多く住んでいるような場所では特に集まりやすいため避けた方が良いかもしれません。

⑥隣の家との距離は近すぎないか

隣の家との距離が近い場所に植えるとすぐに隣の家の敷地に枝が伸びてしまいます。そのためこまめな剪定が必要になったり、落ち葉や実が隣の家のお庭に落ちてしまいます。シンボルツリーを植える時はあまりにも隣家に近いところは避けた方が良いでしょう

人気なシンボルツリーを植えて後悔したポイント

ジューンベリーやレモンなどシンボルツリーとして人気な植物はいくつかあります。しかし、それらの植物をシンボルツリーにすると後悔する場合があります。今回は人気なシンボルツリーを植えて後悔した理由について解説いたします。これらの植物をシンボルツリーとして植えようと考えている方はぜひ確認してみてくださいね。

オリーブ

オリーブは料理やスキンケアに用いられるオリーブオイルを作る植物として有名です。しかし、細いスタイリッシュな葉っぱや美しい樹形からシンボルツリーとしても人気が高いです。特に洋風なお庭ではよくシンボルツリーに選ばれています。

成長が早くこまめな剪定が必要

オリーブは成長が早くこまめな剪定が必要な植物です。そのため、植物のお世話にあまり手間をかけることができない方や剪定を業者に頼むことができない方は植えると後悔してしまうかもしれません。

目隠しには少し足りない葉の量

オリーブの葉っぱは細く美しい形をしています。しかし、葉っぱの面積が小さいためスカスカしており、目隠しにはあまり向きません。目隠しとしてオリーブを選ぶと後悔してしまうかもしれないため、ご注意ください。

レモン

レモンは酸味のある柑橘です。果実が収穫できるシンボルツリーとして人気なレモンは様々な料理に使用できるため、育てたいと考える方も多いかもしれません。

アブラムシ・ガイガラムシ等害虫のリスク

レモンにはアブラムシやカイガラムシなどといった害虫が多く、防除に多くの手間と時間を要します。また、果実を楽しみたい場合農薬などの使用方法についてもよく確認しておく必要があります。害虫によって病気も広まりやすいため育てるのが少し難しいかもしれません。

耐寒性が低く環境管理が重要

また、レモンは耐寒性が低く寒い地域ではシンボルツリーとして育てることができません。暖かい場所でも風が当たるような場所や異常気象によっては環境管理が重要となります。そのような手間がかかるため、シンボルツリーとして植えて後悔する場合があります。

ユーカリ

ユーカリはコアラが食べる植物として有名です。また、エッセンシャルオイルなども販売されており品種によっては香りを楽しむことができます。見た目も良くシンボルツリーとしてよく植えられています。

成長が早くこまめな剪定が必要

ユーカリは非常に成長が早くこまめに剪定を行う必要があります。品種によっては上に枝が伸び高さが出るだけでなく、枝が横に伸びるため隣の家にまで枝が届いてしまう場合があります。コンパクトに育てたり、鉢植えで育てるなどの工夫が必要です。

日当たりが重要

ユーカリは日当たりが良い場所でないと育てることができません。そのため日陰になるような場所やあまり日が入らない庭ではユーカリは枯れてしまいます。育てる場所の環境を調べることが重要です。

アオダモ

アオダモは爽やかでシマトネリコのように美しい樹形を持つことからシンボルツリーとして選ばれることの多い植物です。開花時期になるとフワフワとしたかわいらしい花を楽しむこともできますよ。

落葉樹のため掃除が大変

アオダモは落葉樹です。そのため落葉時期には掃除が大変になってしまうかもしれません。特にご近所さんへ落ち葉が落ちてしまったり、飛んで行ってしまうと迷惑になってしまうためしっかりと管理することが大切です。

それ以外は比較的強い木で育てやすい

しかし、アオダモは落葉樹という点を除けば丈夫で育てやすいシンボルツリーです。こまめな掃除ができる方やご近所との親密な関係ができている方はおすすめしたいシンボルツリーです。

ミモザ

ミモザは黄色い花を咲かせる植物です。黄色いミモザの花はドライフラワーにしても色あせず、とても人気な花材です。そのかわいらしい花を楽しめるためシンボルツリーとして人気です。

成長が早く根を広範囲に張る

ミモザは成長が早く、根を広範囲に張ります。すると、他の植物がなかなか育ちにくくなってしまったり、土が硬くなってしまうことがあります。ほかの植物を育てたいという方は避けた方が良いかもしれません。

剪定や落葉の処理が必要

ミモザは成長が早いため剪定や落葉した葉っぱの処理が必要です。そのため、こまめにお手入れができる方におすすめしたいシンボルツリーです。

アレルギー反応を起こす人もいる

また、ミモザに対してアレルギー反応を起こす人もいます。そのような方が家族にいる場合やご近所にいる場合お庭のミモザによって生活が大変になってしまう場合があるため確認した方が良いでしょう。

ハイノキ

ハイノキは繊細で美しい葉っぱが美しい常緑樹です。また白い花を咲かせるため常緑樹でありながら季節を感じることもできる植物です。樹形も美しく、人気があるシンボルツリーとなっています。

価格が高い

ハイノキは苗がほかの植物よりも若干価格が高いことが多いです。そのため、枯らしてしまった時の金銭的損失が大きく、なかなか手を出しにくいかもしれません。

害虫の被害

ハイノキにはアブラムシやカイガラムシといった害虫が発生することがあります。特に風通しが悪い場所ではよく発生するため、剪定や植えつける場所の環境を整える必要があります。

乾燥に弱く枯れてしまう

また、ハイノキは乾燥に弱く直射日光が沢山降り注ぐような場所では乾燥によって枯れることがあります。夏の日照りにも弱いため水やりが必要となる地域もあります。半日陰の場所を選ぶなどの工夫をしましょう。

後悔しないためのお手入れが楽なシンボルツリー

下記ではお手入れが簡単なおすすめのシンボルツリーについて解説いたします。植物をあまり育てたことがない方でも育てやすい植物のため、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ソヨゴ

ソヨゴ美しい濃い緑の葉っぱと赤い実を楽しむことができる植物です。この実は食用ではないためご注意ください。ソヨゴは自然樹形でも美しい樹形になりやすく、あまり手間がかかりません。剪定をする時間がない方などにおすすめです。

ヤマボウシ

ヤマボウシ白い花を咲かせ、爽やかな樹形が特徴の植物です。シンボルツリーだけでなく街路樹としても愛されており、人気が高いです。ヤマボウシの果実は昔食用にされていたものの現代ではあまり食べられることはありません。しかし、生でも食べることができるため実際に食べて楽しむこともできますよ。

フェイジョア

フェイジョアは最近名前が知られるようになってきた果樹です。濃い緑色の葉っぱが美しいため果樹だけでなく生垣やシンボルツリーとしても人気です。栽培はとても簡単で、無農薬でも果実を収穫できます。フェイジョアはパイナップルやリンゴなどに似たとてもおいしい果実と言われているため、お子さんがいる家庭に特におすすめしたいシンボルツリーです。

後悔しないシンボルツリーの選び方からおすすめの種類まで解説!のまとめ

今回は後悔しないためのシンボルツリーの選び方について解説いたしました。この記事ではシンボルツリーを選ぶ時に注意するべきポイントや後悔してしまう可能性のある人気のシンボルツリー、おすすめのシンボルツリーについて解説しました。 この記事のポイントは、
  • シンボルツリーを選ぶ時には植物の特徴とかけられる手間や時間を知ることが大切
  • シンボルツリーの中には手入れが大変なものや落葉が多いものなど後悔しやすいポイントがある場合がある
  • 育てやすく、樹形の整いやすい植物がシンボルツリー・庭木におすすめ
です。 シンボルツリーを選ぶ際のポイントやおすすめのシンボルツリーについて知ることはできましたか?家づくりの一環としてお庭をデザインしている方や、これから庭に庭木を植えようと考えている方はぜひこちらの記事を参考にして後悔しないようなシンボルツリーを選んでみてくださいね。 最後になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。東京寿園では植物に関する記事を多く掲載しています。ガーデニングに興味がある方はぜひほかの記事も読んでみてくださいね。