【珍しい】斑入りパキラって何?購入方法や増やし方まで解説

【珍しい】斑入りパキラって何?購入方法や増やし方まで解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

部屋のインテリアとして需要のある観葉植物の中でも人気のパキラ。「発財の木」「Money Tree」とも呼ばれ金運を引き寄せる木といわれる縁起の良い木です。 人気のあるパキラですが、白い斑入りの種類があるのはご存知ですか?とても希少なんですが、一般的なパキラとどう違うのか、特徴は違うのかなど気になるところです。 今回はそんな斑入りパキラについて解説します。
  • 斑入りパキラについて
  • 斑入りパキラの育て方
  • どこで買える?購入方法
  • 気になるQ&A
それぞれの項目について詳しく解説していきます。 レアな斑入りパキラの魅力が分かります!ぜひ最後までご覧ください。

斑入りの観葉植物パキラとは?

斑入り」とは、緑色の葉に白い模様があることをいいます。植物では、アイビーやポトスなど多くの植物に見られる現象です。 一般的に斑入りの植物は珍しくありませんが、パキラの場合は別です。 品種改良などで斑入りのパキラを生産できるわけではなく、まだ斑入りパキラが現れるメカニズムは分かっていません。自生する数も少なく出回る数も少ないため、希少な存在なのです。

斑入りパキラはパキラ・ミルキーウェイと言われる種類

斑入りのパキラは「ミルキーウェイ」とも呼ばれることがあり、葉に美しく広がる白い模様が、天の川に見えることが由来となっています。 パキラの斑の入り方はものによって違い、緑の葉に細かく散りばめられたように斑が入るものや、ほぼ白の葉になっているものと様々です。白のポインセチアと似た見た目をしているものもあります。 この斑の入り方が、ミルキーウェイという名前で呼ばれるように魅力的で、その希少性もあることから人気が高いです。

パキラの風水効果

パキラは「幸運をもたらす木」ともいわれ、風水的にも人気があります。ぐんぐん成長することから、生命力の象徴とされ、運気を向上させてくれます。観葉植物はインテリアとしてはもちろん、置くことで風水で良い効果があるといわれています。 リビングに置くと気の流れを良くし、玄関に置くと悪い気を遠ざけてくれます。

【仕事運】【勉強運】があがる

「強い気を発する」といわれるパキラは、必要なエネルギーを与えてくれます。仕事運を上げたい人は仕事場のデスクに、勉強運を上げたい人は勉強机に置くと良いでしょう。

【金運】があがる

「発財の木」「Money tree」と呼ばれるパキラは、財力を高める効果が期待できます。商売繁盛の象徴であり、パキラがぐんぐん成長するお家は金運がアップし、豊かになるといわれます。

斑入りパキラは自生する個体が少なく希少価値が高い

斑入りのパキラは、遺伝子の違いにより現れる説が有力ですが、その具体的な内容は解明できていないため、育種などにより増やすことが難しいです。

種から育てる【実生株】は希少

種から育てたもので斑入りが誕生するのは、斑入りパキラの中でもかなり稀です。突然変異のような現象で、変異種として誕生するのではないかと考えられます。 実生株は、種から育って大きな苗木になるものをいいますが、花が咲いて種が取れるのは実生株のみです。太い幹の根元が膨らんでいるのが特徴です。斑入りパキラの実生株が少ないということは、とれる種の数も少ないため、大変希少です。

挿し木で育ったものがほとんど

実生株から育てたもので、斑入りが誕生するのはかなり稀なため、増やすには、斑入りのパキラの枝を切り分けて、挿し木して成長させたものが大半です。

遺伝子異常でできる=明確な作り方はない

品種改良が盛んに行われる今の時代でも、このパキラの斑入りが現れるメカニズムは分かっていません。遺伝子上の違いで斑入りが発生しているのではないかと言われおり、専門家の研究も発表されていますが、その具体的な内容までは解明されていないのが現状です。このメカニズムが分からないと生産して増やすことができません。 原因としては、葉の白い部分があるということは、そこに葉緑体がないということになります。なぜ葉緑体がない部分が発生するのか、斑入りパキラの葉緑体にまつわる謎が解けると生産に一歩近づけるかもしれません。

斑入りパキラ育て方

斑入りパキラは、通常のパキラの育て方と大きな違いはありません。 ただ、特徴として、斑の白い部分には葉緑体がなく、必要なエネルギーを作るための光合成が行われないため、通常のパキラよりは少し弱りやすく、繊細な面があります。

水やり:時期ごとで分量が違う

時期ごとに水やりの分量を変えるとぐんぐん成長していきます。

夏場の【生育期】:しっかり与えて大丈夫

夏場は土が乾いてるのを確認してからたっぷりと水をあげます。鉢の下から水が出てくるまでやり、受け皿に水は溜めないようにしましょう。 とくに夏はパキラの生長が活発で、水が必要ですが、性質として乾燥に耐えられる耐乾性も備えているので、やりすぎにはくれぐれも注意しましょう。土の乾き具合を確認するのが大切です。 葉に霧吹きで水やりをすることも効果的です。葉に水を与えるのを「葉水」といいます。葉からも水分を吸収し、ほこりも水で流れるのできれいに保てます。葉の裏側や陰になる部分には、虫がつきやすいため、葉の裏にも葉水することで、虫がつくのを予防できます。

冬場の【休眠期】:乾燥させない程度の控えめでOK

冬場は土が乾いてから2~3日程度してから水やりをします。冬場は水をそこまで欲しないことと、水で土、根が冷える可能性があるので、控えめにあげます。 パキラは熱帯地域が原産の植物なため暖かいところは好きですが、寒いところは苦手ですの冷える時間帯の水やりは控えましょう。水をあげる際には、下の根までお水がいくようにしっかり与えて、頻繁にはあげないようにしましょう。少しの量を何回も与えてしまうと、下の根に水がいき届かず、土の上の方が常に湿った状態になり、根に悪影響を及ぼします。地域によって寒さは違うので、管理には注意が必要です。

土壌環境:水はけのいいものを使う

パキラは乾燥に強く、水はけのよい土を好みます。 ホームセンターなどで販売されている観葉植物用の土を使用すると便利です。 土を自作するときの作り方は、赤玉7:3腐葉土の割合で作ります。より水はけの良い土にする場合は、腐葉土の割合を2にし、軽石1をブレンドする作り方もあります。

肥料:時期によって違うので要注意

肥料は、基本的に成長期に入る前の春、成長期の5~9月頃に与えます。成長がとまる冬の時期には与えません。適した時期、量で与えないと、植物を傷めてしまうことがあります。

生長期:希釈した液体肥料を与える

液体肥料は即効性があるため、生長期に与えます。指定された量で希釈で、土に散布します。効果の持続は2週間前後や種類によって異なります。

休眠期:与えなくてもOK。肥料焼けに注意!

冬は植物の生長がお休みする時期なので、肥料は必要ありません。この時期に肥料を与えてしまうと、栄養過多になったり、根が弱ったり悪影響が出る可能性があります。

置き場所:直射日光には要注意

パキラは日光が大好きですが、夏場の強い直射日光で「葉焼け」を起こしてしまいます。とくに斑入りパキラは、葉焼けをおこしやすく、直射日光や刺激に弱いので、日差しが強い時期は半日蔭に置きます。日差しが強くない時期は、室内でレースカーテン越しの日が当たる場所に置きます。 斑入りパキラはとくに日光の当たりすぎ、日照不足どちらにもなりやすいので注意が必要です。

斑入りパキラはどこで買える? 増やせる?

希少なパキラはどこで購入できるのか。お店で探す場合は、タイミングが良くないと出会うのは難しそうです。インターネットで探した方が見つかりやすいかもしれません。

専門店やインターネットなどで購入できる

観葉植物を多く取り扱っている専門店では、取り扱っている可能性はあります。出回りのタイミング、仕入れのタイミングにより、在庫の有り無しはかなりムラがあると考えられます。 インターネットでは、出荷している産地さんが販売をしていたり、植物のネット販売も増えているため見つけやすいかもしれません。インターネットの注文だと時間を気にせず、大きめのものも家に届けられるので便利です。 どちらで購入する場合も、時期は植物の生長期のときがおすすめです。その時期は植物の流通自体が増えるので、種類が多く選びやすくなります。

ダイソーなどの100均で購入できることもある

ダイソーは百円ショップの中でも観葉植物を多く置いているイメージがあります。通常のパキラはダイソーでも販売されていることがありますが、斑入りパキラがいたらかなりラッキーです。即買いをおすすめします。

増やすことができる:挿し木や接ぎ木

挿し木は、斑入りパキラの枝を分けて、土にさして成長させることで増やす方法です株分けという状態です。これは、同じ株の植物を増やすので、親株のクローンを作ることになります。斑入りパキラを増やす方法として一番用いられている方法が挿し木です。 接ぎ木は、元の植物の切断面に接ぎ木したい木の断面を繋ぎ合わせることでひとつの木にする方法です。この場合は、緑葉のパキラの木を台木にして、斑入りのパキラを接ぎ木します。

【斑入りパキラ】のおすすめ購入方法

ネットでも植物を気軽に注文できるようになりました。オンラインショップにより商品の品揃えは違いますが、大手オンラインショップでも植物を取り扱っていたり、植物を専門で扱うオンラインショップもあります。 発送対応も、注文してから発送まで早いショップが多く、送料無料な商品が多いのも嬉しいところ。発送の指定もでき、運ぶのが大変な植物を家まで届けられるのがオンラインショップで買うメリットです。(離島の地域は発送が異なるので、確認しましょう) 斑入りのパキラは特に出回る量が少ないため、秋~冬、春前はとくに商品が少ないことが考えられます。その時期に探してもなかなか見つけられません。植物の生長期に合わせて購入しましょう。 それぞれのオンラインショップの特徴を解説していきます。

Amazon

Amazonでも観葉植物を扱っています。取り扱う種類はあまり多くありませんが、大型のものが出品されていることが多いです。大型のものは価格も高いですが、その分送料無料で利用できます。大きさのあるものは、購入する際、サイズの表記をしっかり確認して部屋に合う大きさか確認して購入しましょう。

楽天

楽天市場では、観葉植物を多く取り扱っており、斑入りのパキラもラインナップしています。価格は実店舗よりも安いことが多く、ショップによっては注文してから発送対応も早いです。植物のサイズの種類が多く、鉢の器についても説明が記載されていたりと商品ページが見やすく記載されています。

農場や花屋などの専門店がやっているサイト

観葉植物などの鉢物を専門で取り扱うオンラインショップや、植物の栽培をしている生産者さんがオンラインで販売するケースもあります。専門的な知識が豊富で、柔軟な対応をしてくれることが多いです。育て方やトラブルについても相談しやすく、サイトのページでの植物についての説明も詳しいのが特徴です。

斑入りパキラの【増やし方】

斑入りのパキラは主に挿し木によって増やされています。増やし方は2種類。挿し木と接ぎ木です。その手順についてご紹介します。

挿し木で増やす手順

  1. 挿し木する枝を切る なるべく固めの枝の部分が良いです。葉は多いとそれだけ水分を吸収して挿し木したあとに負担が大きくなるため、葉は5枚ワンセットで残します。
  2. 土にさす 土を入れた鉢を用意します。観葉植物の土です。そこに根が生えることをイメージしてぐっと差し込み、お水をたっぷりとあげます。
  3. 発芽まで見守る 挿し木してから根が生えてくるまでは、2週間以上かかります。直射日光に当てず、半日蔭の場所で様子を見ましょう。
挿し木も接ぎ木も暖かい時期に行いましょう。より適しているのは5月~6月です。より多くの根っこを張って冬を迎えられるからです。そして、湿気のある梅雨の時期は挿し木に向いています。さした後は根が張っているか気になりますが、引っこ抜かないように注意してくださいね。

接ぎ木で増やす手順

  1. 台木を決める 接ぎ木する際の土台となる木です。台木はなるべくしっかりとした丈夫なものが良いです。
  2. 穂木を決める 穂木は接ぎ木する際に上にくっつける木です。
  3. 台木と穂木を密着させて繋げる 接ぎ木用テープで、台木と穂木の切断面をピタッと密着させ、テープでしっかり固定します。水など入らないようにその部分を密閉します。繋げた部分の茎の組織が貫通し、穂木が水分や栄養を吸収できるようになります。
その後は、挿し木と同様に管理します。接ぎ木したあとはしばらくテープはそのままで穂木の部分が成長してきてテープが邪魔になりそうなときに剥がすくらいで大丈夫です。

斑入りパキラに関するよくある質問

斑入りのパキラは数が少ないことから、その育て方にも疑問がでてきます。斑入りのパキラを育ててる中での疑問や、特徴について解説します。

Q. 夏にパキラの斑の部分が消えてました。消えるのは自然消滅ですか?何か原因がありますか?

A,パキラの斑の部分が消える原因は2つ考えられます。 1つ目は、日光が不足していること。 斑入りの白い部分には、光合成してエネルギーを作る葉緑体がありません。そのため、斑入りの植物は、葉の緑色の部分に葉緑体があり、必要なエネルギーを作り出しています。日光が不足してしまうと、現状の葉緑体では足りず、斑の白い部分にも葉緑体が及び、斑の部分が消えると考えられます。 斑の部分がなくなってしまうのは、日光不足であることが多いです。 2つ目は先祖返り。 パキラは元々、斑入りの植物ではないため、生き物の特性上変化することがあります。人間でいえば、隔世遺伝のようなものです。パキラがもつ本来の特性がでて、斑の部分がなくなってしまうと考えられます。 斑入りの植物の斑の部分が消えてしまった場合、復活させることはできません。パキラはとくに、斑入りの遺伝は劣勢のものと考えられているため、緑の葉に変化したものは戻りません。 対策としては、日照不足にならないように気をつけること。斑がなくなっている葉を見つけたら切り落とすことで、斑入りの新芽が出てくるかもしれません。早めに対応しましょう。

Q. 斑入りパキラが誕生する確率を上げる方法ってありますか?

A,現状確率を上げる方法はありません。世の中の斑入りパキラの多くが挿し木などによって増やされたもので、実性から斑入りパキラが誕生する可能性はさらに低くなります。変異種なので、偶然にしか現れることがありません。確率を上げるのは難しいでしょう。

Q. パキラ・バリエガータというのは、斑入りパキラのことですか?

A,そうです。斑入りのことをバリエガータといい、他の植物でも斑入りのものをバリエガータと呼ぶものがあります。斑入りパキラの「ミルキーウェイ」と同じ種類です。

【珍しい】斑入りパキラって何?購入方法や増やし方まで解説のまとめ

レアな植物、斑入りパキラについて解説しました。魅力は伝わったでしょうか。
  • 斑入りパキラは偶然生まれる希少なものであること
  • 斑入りパキラの育て方、繊細な面があること
  • 購入方法のポイント
  • 挿し木や接ぎ木で増やす事ができること
斑入りパキラの誕生のメカニズムが分かっていないことで、その希少性が魅力にもなり、愛好家に愛されるものになっています。 ぜひ植物の魅力や面白さを知って、生活に取り入れ健やかな毎日を過ごしましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。