7/22から9/22の2ヶ月間、取引先であるGreen Walkさんに研修に行かせていただきました。Green Walkさんは、ハイドロカルチャーの観葉植物を生産されている農家さんです。これまで私は、生産者さんの仕事を体験することがなくとても貴重な経験ができた2ヶ月間でした。この2ヶ月間の1日のスケジュール・印象深いことを書こうと思います。
私が経験したGreen Walkさんでの1日
私が実際に経験した1日を紹介します。
8:55〜9:00 ラジオ体操
8:55になると社員さん・パートさんみんなさんで集まり、ラジオ体操をしました。高校の運動会以来ラジオ体操していなかったのでとても懐かしいと思いながら毎日一緒にしていました。農家の仕事はとても体を使うので、自分の体の状態を理解でき、良い準備運動になりました。
9:00〜12:00 出荷する植物の準備
小売のお店や市場から注文が入るのでオーダーシート通りに植物をカートに乗せていきます。やはり植物なので、元気のない植物・虫がついている植物・根っこの成長が遅い植物など同じ品種でもそれぞれ形も違えば、状態も違います。このようなことを1つ1つチェックし出荷できる植物を選んで行く作業です。言葉だけ見るとすぐに終わりそうな作業に感じると思いますが、思ってる2倍時間がかかります笑
この2ヶ月間でパートさん方が何回も言われていた言葉がとても印象的でした。「自分の娘をお嫁に行かせる気分だよ」と皆さん言われており、とても胸を打たれたことを鮮明に覚えています。
13:00〜15:00 商品を梱包
午前中に苗から鉢植えまで完了しています。次は、ダンボールに綺麗に梱包していきます。ただ、商品をダンボールに梱包するだけではありません。
- 割れないように緩衝材を2重にする
- 気温が高いからダンボールの上は開ける
- ダンボールで植物が潰れないように背丈を合わせる
- 植物が枯れていないかの確認
- 虫やカビはついていないか
などもっとたくさんあります。この作業を決められた時間の中でしました。初めて梱包を体験しましたが、とても繊細な作業なので疲れました。
研修で印象深かったこと
農家で研修させていただき印象深かったことを3つ挙げます。
ハウス内の温度35℃〜40℃での作業
観葉植物の成長の適温に合わせてますのでとても湿度も高いですし、気温も高いです。私が研修行った時期は真夏でした。なので外も暑いです。ですが、外より暑いテント内で作業しました。ほんとにこれまで体験したことのない暑さで、最初は言葉を失いました。この環境で作業している従業員さんに尊敬しかありませんでした。
研修行く前に、Green Walkの青山さんから「栽培ハウスより、外の方が涼しいから!」と笑いながら言われました。最初は「そんなわけないだろ(笑)」と思っていました。実際体験すると、外の方が涼しんです。初めて、真夏の日本の屋外を「涼しい」と感じました(笑)
私はとても暑さに強くなったと思います!!
植物は1つ1つ違う!人間と同じ!
「植物は人間と同じ」ということ学びました。人間でも、身長も体重も髪質など異なるように、同じガジュマルでも形も成長スピードも葉っぱの生え方も全く違います。
研修中にアンスリウムの小さい苗が300個届きました。300個全て同じかと思いきや、元々元気がないアンスリウム、とても元気なアンスリウム、病気で枯れてしまうアンスリウム、成長が早いアンスリウム、成長が遅いアンスリウムなど同じ品種の植物でもそれぞれ個性があることを知りました。
置き場所や気温、育て方を変えるだけでも違った表情をしてくれるということを知りとても植物の奥深さを痛感しました。
自分の会社の発注の準備が1番大変
私たちは、1回の発注で約500鉢ぐらい注文しています。その度に、従業員の方が苗をピックアップして、水洗いをして、手動で鉢に植えていきます。約500鉢を3時間で出荷できるようにします。この素早さと団結力にとてもびっくりしました。
初めは、全て手動でしていることに疑問に思いました。自分が作業をしてみると、あえて手動にしている理由がわかりました。大きさは大丈なのか・葉っぱが変色してないか・根っこは生えているかなど、人の目で確認をするためでした。なので、商品を出荷するまでに最低5人がチェックしています。この丁寧で、完璧な作業がとても印象に残っています。
まとめ
2ヶ月終えて振り返ると、もっと植物が好きになった2ヶ月、自分の人生の中で貴重な経験ができた2ヶ月、暑さに耐えた2ヶ月、と様々なことを思い出します。このような場を作ってくださったGreen Walkの皆様に感謝を申し上げます。
2ヶ月間で学んだこと・経験したことをonepenで生かして、もっと様々な人に植物を手に取ってもらえるように頑張ります。短い間でしたが、ありがとうございました。今度とも、よろしくお願いいたします。